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彼の為に決断する元娘と、彼女を決して逃さない元義父のお話【ハッピーエンドルート】
2.欲情のままに *
しおりを挟む「……ゼノ……?」
……その眼光は、何度も身に覚えがある。
彼が夜、私を抱く時に見せる“男性”の熱い眼差しで――
けれど、待って。今……朝だけど!?
お日様完全に空まで昇ってるけど!?
何でそんな視線を私に向けてるの!?
な、何か危険な予感がする……! 逃げた方がいい気がする……っ。
「……あ、えっと……。じゃ――じゃあ、急いで朝ご飯作っちゃうね? ゼノはそこで座って少し待ってて――」
私は慌てて首を戻して目を伏せると、ゼノの腕から急いで離れようとしたけれど……。
不意にクルリと身体の向きを変えられ彼に向き合う形になった私は、そのまま顎に指を掛けられたと同時に唇を奪われてしまっていた。
「んっ……!」
突然の出来事に私は頭を振って逃れようとしたけれど、顎に掛けられてる指がそれを許してくれず――
全体の歯肉をゾロリとなぞられ、逃げていた私の舌を引っ張り出して絡み取られ、濃厚な口付けが始まってしまった。
湿った音が響き、私の唾液をゼノが躊躇なく呑み込んでいく。
その間に、彼の手が私のスカートの中に入り、お尻の方から下着の中へと手を潜り込ませてきた。
私の身体がビクリと大きく震えたけど彼は構わず、お尻の割れ目から指を滑り込ませ、秘所にある割れ目に指を這わせる。
(……駄目、そこは……っ)
脚をギュッと閉じたけど、長い二本の指が無理矢理奥にねじ込んできて、隠れていた小さな芽を摘んで何度も擦り上げてきた。
「……っ!!」
ビクビクと私の身体が跳ねる。そこが濡れてきたのを確認したゼノは、すぐに下着の中から指を抜くと、その下着を乱暴に下ろし、私の片膝の裏に手を回してスカートごとグイッと持ち上げた。
そしていつの間にかズボンから出していた、大きく硬く反り勃った自身の男根を、私の秘所に充てて一気に貫いてきて……!?
「~~~っっ!!」
あまりの衝撃に飛び出した私の悲鳴は、ゼノの口の中で消えていく。
……本当に、あっという間の出来事だった。その間、彼は私の唇を離さず、ずっと口内を貪っていたから。
ゼノはお互いの舌を絡み付かせたまま、腰の抽送を開始した。腰を打たれる度、子宮の奥まで衝動が響き、知らずに私の目尻に涙が浮かぶ。
彼のもう片方の空いた手は、私の胸元から服の中に手を滑り込ませ、胸を形が変わるくらい激しく揉みしだいて……。
ゼノが一層強く腰を打った時、子宮内に温かいモノが一杯に満ちていくのを感じた。中にいる彼の男根が、ビクビクと痙攣しているのが分かる。
(……出した……の……?)
ゼノはまだ私の唇を塞いだままだ。射精したはずなのに、彼は一向に抜こうとしない。
私の胸にある手は、妖しく動いたままで……。
(……まさか)
ゼノはようやく唇を離すと、今度は私の首筋に顔を埋め、そこにチクチクと痕を付け始めて……?
「――ぜ、ゼノっ!?」
「……あぁ、悪ぃ……ユティ。お前が可愛過ぎてガマン出来なかった。上目遣いは反則だろーが……。理性ブッ飛ぶに決まってんだろ……? ――あと二、三回だけ……な? 今度はちゃんとお前も気持ち良くさせるから……」
耳元で欲情に満ちた低い声音で囁かれ、無意識に身体がゾクリと震える。
二、三回“だけ”!? 一回じゃなくて!? 朝から!? い、今までそんなことなかったのに……!
ゼノ、『乱れた私が見たい』って隠してた思いを口にして以降吹っ切れたのか、遠慮が全く無くなってきてる!!
……そして私は、半ば無理矢理ゼノの寝室に連れて行かれて問答無用で脱がされ、三回きっちりと乱されて泣かされたのだった……。
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