上 下
15 / 55
言いつけを破った元娘にお仕置きをする元義父のお話

7.『反撃』開始 *

しおりを挟む



「……やだっ! ぜ、ゼノ、もうやだっ! もう、もう止めて……っ!!」
「……んでだよ? コレ、すっげぇ気持ち良いんだろ? こんなにビショビショに濡らしてさぁ」
「っ、ぜ……ゼノがいい! こんな石じゃなくて、ゼノがいいっ! ゼノにしてもらうのがいいの……っ!」


 私の心からの叫びに、石の振動がピタリと止まった。それから逃れられて安心した私は、無意識に止めていた息を大きく吐き出し、ベッドに身体を沈ませる。


「……オレがいい、か……? ふ――はははっ。あー、そっかそっか。可愛い可愛いユティの願いには答えてやらなきゃなぁ。指か口か、どっちか選べよ。どちらがお好みだ? ――あぁ、両方ってのもアリだぜ。心ゆくまで気持ち良くさせてやるよ」
「……口がいい……」

 どこか上機嫌に言葉を紡ぐゼノに、私は頭が朦朧とする中、無意識にそう答えていた。五本もある指より、一つしかない口の方が刺激が少ないだろうと直感的に思ったのだ。

 ……両方……? そんなの絶対に選ばない。

「口だけ、か? ――なぁユティ、正直に言えよ。オレに遠慮なんて必要ないぜ?」
「……してない……。それだけがいい……」
「……フッ、分かったよ。ま、オレもお前を味わいたかったし、口は丁度良かったな」

 機嫌良さそうに笑いを含んだ声が聞こえたと同時に、秘所に熱い息が吹きかけられ、愛液で濡れそぼつ割れ目をネットリと舐められる。
 そのまま舌を差し込まれ、その中に溜まっていた愛液を音を立てながら舐め取っていく。

 私はその生々しい舌の感触に目をギュッと瞑り、声を出さないように必死に耐えていた。
 しかしゼノは、そんな私を嘲笑うかのように、苛められ過ぎてプックリと赤く膨れているであろう芽を躊躇なく口に含んできた。それを何度も甘咬みされ、強く吸われる。


「~~~っっ!!」


 声にならない嬌声が私の唇から漏れた。
 駄目だ、口だけでも十分刺激が強過ぎる……っ!

 程なくして、私はゼノの口と舌で達してしまって……。


「――あぁ、相変わらずお前のは美味いな。何でこんなに甘いんだろうな……」
「っ! もう駄目……っ!!」


 イッた後もしつこく私の秘所を舐めてくるゼノの頭をグイグイと下に押し、私はガバリと上半身を起き上がらせる。
 そして、何事かと身体を起こした彼の勃ち上がっているソレを素早く両手で掴んだ。


「おいユティ!? 何を――」


 ……何よ、“悪い子”、『お仕置き』って!
 私に“父さん”って言われるの嫌うくせに、自分だって私を“子供”扱いしてるじゃない!
 私はもう“子供”なんかじゃない! ゼノのコレだって平気で全然舐められるんだから……!!
 私のが甘いなら、ゼノのだってきっと甘いでしょ!?


 私は心の中で一気にまくし立てる。
 そして勢いのままに大きく口を開け、太くカチカチになっているソレの先っぽを咥えた。
 やっぱり口の中に全部は入らない……。先っぽが精一杯だ。

「ユティ……っ!」

 ゼノの驚き戸惑う声が頭上から飛んできたけど、構わずソレを両手で支えながら先っぽを懸命にしゃぶり、舌を出して先端を舐める。そこから何か苦い液体のようなものが滲み出てくるけど、全然甘くない……。
 

「……くっ、ダメだユティッ! 離れろっ!」


 ゼノの焦った叫びが聞こえたかと思うと、私の口の中に大量の精液が飛び込んできた。

「――かはっ、ケホッケホッ!」

 突然過ぎて思わずむせてしまったが、大半の精液はゴクリと呑み込んだ。
 ……うぅっ、とっても苦い……。何かドロリとしてるし、やっぱり全然甘くない……。ゼノの嘘つき……。


「……悪ぃ、ユティ……。お前がオレのを咥えて一生懸命舐めてるのを見て、どうしても我慢出来なかった……。お前……飲んじまったのか? オレは飲んでくれて嬉しいが、苦いだろソレ……? 吐き出しても良かったんだぜ? 大丈夫か……?」
「……うん、大丈夫……。けどすごく苦い……」
「はは、だよなぁ。オレはすっげー気持ち良かったけどさ」


 私の頭を優しく撫で、申し訳無さそうに謝るゼノは、先程の意地悪さがスッポリと抜けているようだった。
 そして、頭を上げた私の顔を見るとすごく驚いた表情を見せ、次に顔全体を一気に赤くさせた。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

クソつよ性欲隠して結婚したら草食系旦那が巨根で絶倫だった

山吹花月
恋愛
『穢れを知らぬ清廉な乙女』と『王子系聖人君子』 色欲とは無縁と思われている夫婦は互いに欲望を隠していた。 ◇ムーンライトノベルズ様へも掲載しております。

[R18] 18禁ゲームの世界に御招待! 王子とヤらなきゃゲームが進まない。そんなのお断りします。

ピエール
恋愛
R18 がっつりエロです。ご注意下さい えーー!! 転生したら、いきなり推しと リアルセッ○スの真っ最中!!! ここって、もしかしたら??? 18禁PCゲーム ラブキャッスル[愛と欲望の宮廷]の世界 私って悪役令嬢のカトリーヌに転生しちゃってるの??? カトリーヌって•••、あの、淫乱の••• マズイ、非常にマズイ、貞操の危機だ!!! 私、確か、彼氏とドライブ中に事故に遭い•••• 異世界転生って事は、絶対彼氏も転生しているはず! だって[ラノベ]ではそれがお約束! 彼を探して、一緒に こんな世界から逃げ出してやる! カトリーヌの身体に、男達のイヤラシイ魔の手が伸びる。 果たして、主人公は、数々のエロイベントを乗り切る事が出来るのか? ゲームはエンディングを迎える事が出来るのか? そして、彼氏の行方は••• 攻略対象別 オムニバスエロです。 完結しておりますので最後までお楽しみいただけます。 (攻略対象に変態もいます。ご注意下さい)   

迷い込んだ先で獣人公爵の愛玩動物になりました(R18)

るーろ
恋愛
気がついたら知らない場所にた早川なつほ。異世界人として捕えられ愛玩動物として売られるところを公爵家のエレナ・メルストに買われた。 エレナは兄であるノアへのプレゼンとして_ 発情/甘々?/若干無理矢理/

絶倫彼は私を離さない~あぁ、私は貴方の虜で快楽に堕ちる~

一ノ瀬 彩音
恋愛
私の彼氏は絶倫で、毎日愛されていく私は、すっかり彼の虜になってしまうのですが そんな彼が大好きなのです。 今日も可愛がられている私は、意地悪な彼氏に愛され続けていき、 次第に染め上げられてしまうのですが……!? ※この物語はフィクションです。 R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。

淫らなお姫様とイケメン騎士達のエロスな夜伽物語

瀬能なつ
恋愛
17才になった皇女サーシャは、国のしきたりに従い、6人の騎士たちを従えて、遥か彼方の霊峰へと旅立ちます。 長い道中、姫を警護する騎士たちの体力を回復する方法は、ズバリ、キスとH! 途中、魔物に襲われたり、姫の寵愛を競い合う騎士たちの様々な恋の駆け引きもあったりと、お姫様の旅はなかなか困難なのです?!

男友達を家に入れたら催眠術とおもちゃで責められ調教されちゃう話

mian
恋愛
気づいたら両手両足を固定されている。 クリトリスにはローター、膣には20センチ弱はある薄ピンクの鉤型が入っている。 友達だと思ってたのに、催眠術をかけられ体が敏感になって容赦なく何度もイかされる。気づけば彼なしではイけない体に作り変えられる。SM調教物語。

【R18】国王陛下はずっとご執心です〜我慢して何も得られないのなら、どんな手を使ってでも愛する人を手に入れよう〜

まさかの
恋愛
濃厚な甘々えっちシーンばかりですので閲覧注意してください! 題名の☆マークがえっちシーンありです。 王位を内乱勝ち取った国王ジルダールは護衛騎士のクラリスのことを愛していた。 しかし彼女はその気持ちに気付きながらも、自分にはその資格が無いとジルダールの愛を拒み続ける。 肌を重ねても去ってしまう彼女の居ない日々を過ごしていたが、実の兄のクーデターによって命の危険に晒される。 彼はやっと理解した。 我慢した先に何もないことを。 ジルダールは彼女の愛を手に入れるために我慢しないことにした。 小説家になろう、アルファポリスで投稿しています。

【R18】いくらチートな魔法騎士様だからって、時間停止中に××するのは反則です!

おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
 寡黙で無愛想だと思いきや実はヤンデレな幼馴染?帝国魔法騎士団団長オズワルドに、女上司から嫌がらせを受けていた落ちこぼれ魔術師文官エリーが秘書官に抜擢されたかと思いきや、時間停止の魔法をかけられて、タイムストップ中にエッチなことをされたりする話。 ※ムーンライトノベルズで1万字数で完結の作品。 ※ヒーローについて、時間停止中の自慰行為があったり、本人の合意なく暴走するので、無理な人はブラウザバック推奨。

処理中です...