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34.熱情の愛撫再び ※
しおりを挟む……あぁ、駄目だこれは……。
ゲームでいうと、「いいえ」が選べないイベントだ……。
むしろ「はい」を選ばなくても勝手に話が「はい」の方向へ進んでる!
強制イベント発生っ!?
イシュリーズさんが、こんな私に欲情してくれるのが分かって、女としてすごく嬉しいのですが……、まだ私の心の内を彼に話していないし、それ以前に、私達は恋人同士じゃありません。だからこういうことは駄目です絶対!
……とか言って、いつも流されてしまう私……。本当に馬鹿馬鹿ダメ人間っ!!
何とか断る口実を――って、直接の先っぽクニクニは止めてーーっ! ヘンな気持ちになるからっ。
「……柚月の匂い……いつまでもずっと嗅いでいたい……」
イシュリーズさんは私の首に顔を埋めながら、恍惚な表情でとんでもないことを呟きました!?
その言葉に固まってしまった私の首筋に、チクチクと痕を残していきます。
時々舌でネットリと舐められ、その度に私の肩がビクリと跳ねてしまいます……。
その唇が下に移動し、空いているもう片方の胸をじぃっと食い入るように眺めた後、その先端を口に含んで……。
……シャワーを浴びる前の、あの出来事の時もあれ? と思ったけど……。
こんななけなしの胸をじぃーっと見つめるの止めて下さーいっ!
どれだけ見てもボンッて大きくならないし、ないものはない胸なんですからっ!
ちっちゃくてごめんなさい!?
心の中のツッコミはイシュリーズさんに聞こえるはずもなく、彼は口に入れたソレを音を立てて吸い始めました……!
隣の胸は相変わらず揉み上げながら、二本の指で先っぽクニクニを続けています。
そ、そんなに吸われてもミルクなんて出ませんってーーっ!!
甘咬みし、時には舐めて、イシュリーズさんは熱心にそこを強く吸い上げています。
まるで食べられてしまいそうな勢いで――
うぅっ、またヘンな気持ちになって……っ。
「やっ、もうだめっ、イシュリーズさん……っ」
「あぁ……可愛い。食べてしまいたい……」
私の心を読んだかのようにポツリと口から飛び出たイシュリーズさんの言葉に、思わず耳を疑います。
え、何を……?
…………。
私は反射的に聞かなかったことにしました。
不意に下着で隠された部分を指で撫でられ、私はビクリと身体を跳ねさせます。
イシュリーズさんのもう片方の手が、胸に気を取られている間にワンピースのスカートの中に入っていました……!
下着の上から割れ目を擦られ、ぐいっと強くそこを押されます。
ダメっ、そ、そんなことをしたら……っ。
「あっ……!」
「……ふふ、濡れてますね……。俺の愛撫で感じてくれてすごく嬉しいですよ?」
「…………っ」
耳元で低く囁かれた言葉に、私の顔が瞬時に真っ赤になります……。
「ふふっ、可愛い……。すごく可愛い、柚月……。ここもたっぷりと可愛がってあげますね?」
私の赤くなった顔をウットリと見つめたイシュリーズさんは、何と下着の隙間から指を入り込ませてきました!
「あっ、ダメ……っ!」
割れ目に浅く指が入り、それが上下に動く度にクチュクチュと音が響き渡ります……。うぅ……私の頭が羞恥でボカンッと破裂しそう……。
イシュリーズさんは、同時に胸の先っぽをクニクニしながら私の茹でダコのような顔を眺め、恍惚な表情でその音を聞いています……。
「本当に貴女は、全てが愛おしい……。ここに俺のが挿入ると思うだけでたまらない気持ちになる……」
「…………っ!」
イシュリーズさんの愉悦を含んだ呟きに、私は口をパクパクさせます……。
も、もうこれ以上は絶対に駄目です!!
いい加減止めてもらわないと……っ!
本当に最後まで流されてしまう……!
「んっ、い、イシュリーズさん、ホントに待って……っ。その――またリュウレイさんが入ってくるかもしれ」
「鍵を掛けますね」
そ、即答ぉっ!?
イシュリーズさんは一旦ソコから指を抜くと、その濡れた指を愛おしそうに舐めました!?
バッチリと目撃してしまい、茫然自失としている私をイシュリーズさんは静かに離すと、すぐに立ち上がって扉に向かい――
あぁ……鍵を掛けられてしまったら、私は逃げ場がない……!
肉食系強引ドSと化しているイシュリーズさんにどう対抗すれば……!
どうする? 考えろ……考えろ私……!!
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