隣人はクールな同期でした。

氷萌

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*デート…ですか。

13

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「ほ、本当にいいのか…?」


未だ信じられないらしく
目を大きくしながら
念押しまでされた。


「はい。
 宜しくお願いします」


なんか
告白の返事みたいな言い方。


アタシがこのデート(みたいなの)を
断らなかったのは…

この人が言ってくれた“好き”って気持ちを
無視するのはいけないって思ったから…
だからもう一度
向き合おうって決めたんだよ―――



「…とは思ってみたものの…」


いざ約束した当日
待ち合わせ場所に先に到着したけれど
ソワソワと落ち着かない。

仕事以外で
2人きりで出掛けるなんて
付き合ってたとき以来だから…


「何を話せって言うんだ?」


別れた元カレと
中睦まじく世間話…なんて
確かにそういう関係の人達は大勢いると思う。
だけどアタシ達は違うし…
どんな話題が一番ベストなのか…


「なんで悩んでんだろ、アタシ」


こんな事なら
誘いにオッケーしなきゃ良かったと
今になって後悔している。


「セツナ!」


少し離れた先から
こちらに手を振りながら走ってきた陽向さん。

『はーい!こっちよ~!』
…なんて手は振れず
小さく会釈。

 
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