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すれ違う離れる距離。
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しおりを挟む1か月にも渡りニュースやネットを見た購入者から
苦情・返金の問い合わせが殺到。
調査の進展がないまま洋服以外に扱っている商品にも飛び火し、すべての商品が一時、販売停止を余儀なくされてしまった。
その影響で然さんに対する否定的な意見も騒がれ始めていて―――
「それはどういう事ですか!?」
スマホでどこかに電話をしていた彼の突然の声に
事務所にいた私は思わずビクッと体を震わせてしまった。
「どうしてまだ原因がわからないんですか!?
事態は一刻の猶予もないんですよッ!」
焦りと苛立ちが
こちらにもガツンと伝わってくる。
ここのところの然さん
もうずっとこんな調子だ。
「どうすればいいんだよ…」
電話を切るなり頭を抱えている。
そんな彼が私は心配だった。
「然さん…
少し休んだ方が…」
「そうもいかないんだよッ!」
掛けた言葉を弾かれて
またビクンと身震いしてしまう。
けれどこんな彼を見るのはもっと心が痛む。
「然さん、聞いて?」
私はなんとか説得してみる事に。
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