溺愛プロデュース〜年下彼の誘惑〜

氷萌

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スペック高めな男達。

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褒めてくれた言葉を思い出す。
ストレートな言い方だったから
スカウトも慣れているのかと思っていたけど
そうじゃないんだ。

「それで?
 貴女のお名前は?」

「え?」

「自己紹介、お願い」

ビール片手にウィンクする桐生さんが
不覚にもちょっとカッコよく見えてしまった。

「えっと…
 私は綺咲…綺咲由凪です。
 ずっと化粧品関係の会社にいましたが
 第二の人生をこちらでお世話になる事になりまして。」

そこまで言う必要もないだろうけど
私自身を紹介出来る事が他に浮かばない。

「由凪さんって言うんだね。
 何歳なんだろ?俺とタメくらい?」

「新多、女性に年齢なんて聞くなよ」

『失礼だ』と止めに入ってくれた然さんに大丈夫と返事をし、桐生さんに年齢を伝えると
聞いた本人は驚いたらしく…

「俺より年上なの!?
 若く見えたんだけどッ」

それは言い過ぎです。
返って恥ずかしい。

「綺麗だしモテるっしょ」

「え、いや全然…」

「うっそだぁ
 男が放っておかないって」

そう言われても…ねぇ。
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