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あの日の事
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”話があるんだけど
会いたい”
そんな真面目な文面でメールを奏に送った
それから数時間
彼女からの連絡は無し
もっと軽めにすれば良かったかな…
夕方
練習が終わって
彼女から返信が来ていた
”私も話があったから会いたい
明日の放課後
あの公園で待ち合わせできますか?”
俺は嬉しくて
直ぐに返信した
”練習が18時には終わるから
18時半には行けそう”
”わかりました”
久しぶりに奏に会える
あの電話でのことをしっかり話そうって思っているけど
会えるという喜びの方が上回って
俺はついつい笑顔が途切れない
シャワーを浴びて
しばらくたってもそんな感じで
ニタニタ顔で寮の食堂に行く
後から
直輝がスマホをピコピコいじりながら
俺の前に座った
そして
こちらを睨むように見る
向かい合っているのに近い
こいつ
何か怒ってるのかな?
そう思った時に
直輝は話し始める
「先輩・・・奏ちゃんと別れ話に行くんですか?」直輝
どうしてそんな事?
って言うかどうして会いに行く事知ってるんだ?
少し考えて
鈍感な俺にも直ぐに理解できた
そっか
さっきのメールの相手は奏なのか
でも
どうして別れ話だって思うんだ?
恋愛初心者の俺には
全くその辺が想像もつかなかった
「別れ話のつもりはないよ」愁
直輝は何を知っているのだろうか?
気になる
聞きたい
「直輝、どういうこと?
奏、お前に何かいってんの?」愁
ここは素直に聞こう
もしかしたら
この前の電話のこと
ばつが悪くてふれてこなかったけど
明日、俺からそれについて怒られて
そのあげく別れ話をされると思っていて
直輝に相談してたとか?
もしそうなら
別にそれが理由に別れるなんてしない
要くんとなにもないのなら
えっ?まさか
なんかあったの?
俺が怒って
奏でに怒って
別れたくなるような
そんな事が
あの日あったのか?
俺はあんな事こんな事を考えていると
直輝はそんな事ではなく
俺が考えもしなかった事を話始めた
「愁さん
唯香さんと
特別な関係
付き合ってるんでしょ?」直輝
は?
意味わかんねぇ
唯香がなんで?
普通にそうおもうけど
直輝は真剣な顔
「なんだそれ?」愁
すると直輝は俺を更に睨み付け
「じゃ、只そういった関係ってことですか?
セフレ的な?」直輝
俺はくいぎみに
「お前さ
何いってんの?」愁
「欲を満たす関係って事ですよ
だったら先輩
最低ですね」直輝
その言葉に顔を真っ赤にして怒る直輝
俺も俺で耳が熱くなる
「バカじゃねーの?唯香に殺されるぞ!お前」愁
そう言ったけど
直輝はいたって真面目で
俺は困った顔をする
「何でそう思うの?
俺らが仲いいから?
俺ら幼馴染みだからね
しかも
仲いいの幸助もだからね」愁
そう言うと
直輝は少し大きな声で
「じゃ最後の試合のあと
何で客席で抱き合ってたんだよ‼
あんなの普通じゃないよ
何もない男が自分の胸に顔埋めてきたら
怒るだろ?唯香先輩だったら殴りかねないだろ
しかも二人
良い雰囲気だったし
普通の友達関係には見えなかった
少なくとも
俺と奏ちゃんには…」直輝
驚いた
あの日
他に誰もいないと思っていたのに
みんな帰ったあとだから
泣いたのに
コイツいたんだ
奏と
何で?
俺に頭は混乱して
直輝の顔をうまく見れない
奏…どうして?
あの日、見に来るなんて事も言ってなかった
只、朝メールで
”頑張ってね”
とくれただけなに
来てたんだ…
見ていたんだ…
会いたい”
そんな真面目な文面でメールを奏に送った
それから数時間
彼女からの連絡は無し
もっと軽めにすれば良かったかな…
夕方
練習が終わって
彼女から返信が来ていた
”私も話があったから会いたい
明日の放課後
あの公園で待ち合わせできますか?”
俺は嬉しくて
直ぐに返信した
”練習が18時には終わるから
18時半には行けそう”
”わかりました”
久しぶりに奏に会える
あの電話でのことをしっかり話そうって思っているけど
会えるという喜びの方が上回って
俺はついつい笑顔が途切れない
シャワーを浴びて
しばらくたってもそんな感じで
ニタニタ顔で寮の食堂に行く
後から
直輝がスマホをピコピコいじりながら
俺の前に座った
そして
こちらを睨むように見る
向かい合っているのに近い
こいつ
何か怒ってるのかな?
そう思った時に
直輝は話し始める
「先輩・・・奏ちゃんと別れ話に行くんですか?」直輝
どうしてそんな事?
って言うかどうして会いに行く事知ってるんだ?
少し考えて
鈍感な俺にも直ぐに理解できた
そっか
さっきのメールの相手は奏なのか
でも
どうして別れ話だって思うんだ?
恋愛初心者の俺には
全くその辺が想像もつかなかった
「別れ話のつもりはないよ」愁
直輝は何を知っているのだろうか?
気になる
聞きたい
「直輝、どういうこと?
奏、お前に何かいってんの?」愁
ここは素直に聞こう
もしかしたら
この前の電話のこと
ばつが悪くてふれてこなかったけど
明日、俺からそれについて怒られて
そのあげく別れ話をされると思っていて
直輝に相談してたとか?
もしそうなら
別にそれが理由に別れるなんてしない
要くんとなにもないのなら
えっ?まさか
なんかあったの?
俺が怒って
奏でに怒って
別れたくなるような
そんな事が
あの日あったのか?
俺はあんな事こんな事を考えていると
直輝はそんな事ではなく
俺が考えもしなかった事を話始めた
「愁さん
唯香さんと
特別な関係
付き合ってるんでしょ?」直輝
は?
意味わかんねぇ
唯香がなんで?
普通にそうおもうけど
直輝は真剣な顔
「なんだそれ?」愁
すると直輝は俺を更に睨み付け
「じゃ、只そういった関係ってことですか?
セフレ的な?」直輝
俺はくいぎみに
「お前さ
何いってんの?」愁
「欲を満たす関係って事ですよ
だったら先輩
最低ですね」直輝
その言葉に顔を真っ赤にして怒る直輝
俺も俺で耳が熱くなる
「バカじゃねーの?唯香に殺されるぞ!お前」愁
そう言ったけど
直輝はいたって真面目で
俺は困った顔をする
「何でそう思うの?
俺らが仲いいから?
俺ら幼馴染みだからね
しかも
仲いいの幸助もだからね」愁
そう言うと
直輝は少し大きな声で
「じゃ最後の試合のあと
何で客席で抱き合ってたんだよ‼
あんなの普通じゃないよ
何もない男が自分の胸に顔埋めてきたら
怒るだろ?唯香先輩だったら殴りかねないだろ
しかも二人
良い雰囲気だったし
普通の友達関係には見えなかった
少なくとも
俺と奏ちゃんには…」直輝
驚いた
あの日
他に誰もいないと思っていたのに
みんな帰ったあとだから
泣いたのに
コイツいたんだ
奏と
何で?
俺に頭は混乱して
直輝の顔をうまく見れない
奏…どうして?
あの日、見に来るなんて事も言ってなかった
只、朝メールで
”頑張ってね”
とくれただけなに
来てたんだ…
見ていたんだ…
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