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本編
妖精
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*
「今頃お姉様達はお城に着いた頃かしら……」
リュセットは一人、ダイニングに座り肘をついて想像を駆使してお城の様子を頭の中に描いていた。煌びやかなお城にはイザベラ達のように着飾ったご令嬢がたくさんいるのだろうと。
「もう何年もダンスなんて踊っていないわ」
近くに立てかけてあった箒を掴み、それを相手に足取り軽く踊り始める。
父親がイザベラと再婚をする前、ウィルヘルムはよくリュセットと舞踏会の真似事をして遊んでいた。そうやってリュセットが踊りを父親から遊びながら学んでいたのだ。
リュセットが鼻歌を口ずさみながらリズムに乗って踊っていると、部屋の隅からネズミが現れた。そのネズミは食卓の上に飛び乗り、リュセットの食べ残したパンくずをその小さな手で掴み食べている。
「あら、シャルロット」
リュセットはシャルロットに向かって足をクロスさせながらお辞儀をする。そんな様子に首を傾げるように見つめているシャルロットを、リュセットは微笑みながら手を差し伸べた。シャルロットはリュセットの手をクンクンと嗅いだ後、そっとその手に乗り、そのままリュセットの肩まで上り詰めていく。
「今ダンスをしているところなのよ。シャルロットが相手になってくれるかしら?」
そう言ってリュセットはシャルロットと共に再び踊り始めた。
「ねぇ、シャルロット。王子様はどのような方なのかしらね」
ふふふと笑いながら、何も言わずただリュセットにしがみついているシャルロットと踊る、そんな足音だけが部屋の中にこだましていた、そんな時だった。
「ネズミを相手にしてないで、王子様を相手に踊ってみたくはないの?」
春うららかな温もりを感じる声。そんな声が突然リュセットの背後から聞こえた。
思わず驚いたリュセットは、ハッと息を飲んで振り返ると、そこには誰もいない。
「私はここよ、リュセット」
そう言って今度はリュセットの背後からそっと囁きかける。耳元で囁かれるその声に、リュセットの体は思わず強張った。
「あ、あの、どちら様でしょうか……?」
「私は、アリス」
アリスはリュセットから距離をおき、微笑みながらお辞儀をした。
「アリス様……どこかでお会いしたことがございましたでしょうか……?」
どう考えても違和感のあるこの場面で、リュセットの疑問に思うところはそこだった。どこかで見たことがあるような、そんな既視感をアリスから感じていたのだ。こんな夜更けに、人の家の中に突然現れたアリス。
「ええ、会っているわ。毎日。私はあなたをよく知っているもの」
「毎日? どこで会ったのでしょうか」
リュセットは申し訳なさそうに首を傾げた。そんな様子を見ながら、アリスはリュセットの手を取り、踊り始めた。
「私はアリス~。プラタナスのアリス~。だから私は知っている~。あなたがこの家でどういう扱いを受けているのかも~。本当は舞踏会に行きたいと思っていることも~」
「プラタナス? ということは、あなたは裏庭の……?」
アリスに振り回されるように、おぼつかない足で踊るリュセット。そんなリュセットにアリスは微笑みながら再び歌う。
「私はアリス~。プラタナスの妖精~。私はリュセットの願いを叶えに来た~」
歌い終えた後、足をピタリと止め、それに合わせてリュセットもアリスに引っ張られるような形で止まった。くるくるとひたすら回るアリスの踊りに、リュセットは少しばかり息があがていた。
「私の、願い……ですか?」
アリスの細い節ばった指を小さく、くるんと人回しする。すると突然景色は室内から裏庭へ。リュセット達はあのプラタナスの前に立っていた。
「あなたの願いはなに~? 教えてリュセット~。アリスに教えて~」
アリスは両手を大きく広げて、くるくるとその場に回り出す。リュセットはアリスのそんな様子を静かに見つめていると、アリスの足はピタリと止まった。
「リュセットはどうしたい~? 本当はどうしたい~?」
「本当は……」
リュセットはここから見えるはずもない遥か前方にあるお城の面影をなぞりながら、小さな唇はしっかりとした口調でこう言った。
「舞踏会に行ってみたいのです」
それは叶わぬ夢だと知りながら。
「マーガレットお姉様が私に今夜の舞踏会の招待状をくださいました。けれど、私にはドレスもなければお城へ向かう足もないのです」
ただお城に憧れるだけ。憧れは欲深く、どんどんわがままな感情を生んでしまう。マーガレットやマルガリータがドレスを買ってもらえている現状に、少しも羨ましいと思わないわけがなかった。普段はそれでも気丈に過ごせるリュセットでも、今回の舞踏会に関しては違っていた。次はいつ開かれるかわからない舞踏会。自分も参加する資格はある。
……ただそれにはドレスが必要不可欠だった。リュセットの持つものではとんだ笑い者になってしまう。
「では足りないものは足しましょう~」
アリスは微笑んで再びくるくるとその場に回るように踊り始めた。すると、リュセットの着ているいつもの洋服が、突然袖が膨らみ、腰が締まり、スカートがふんわりと丸みを帯びた華やかなドレスへと変貌を遂げた。灰にまみれていたくすんだ灰色が透明感を感じる淡い青色にガラリと変わり、下ろしていた金色の髪は結い上げられて夜会巻きを勝手に始めていた。
「……まぁ、なんて美しいのかしら……」
数多のプリズムに輝くそのドレスを見て、リュセットはまるで夢を見ているかのような気分だった。
「リュセット」
アリスに呼ばれ、彼女を見るとさっきいた場所にはもういない。
「ここよ、リュセット」
声のする方へ視線を向ける。それはプラタナスの木の上だった。アリスは木の上に座りながら、リュセットを見ている。やがて指をくるんと小さく一振りすると、木の上で眠っていた小鳥のリズとルークが眠そうな様子で翼をばたつかせながら、木の上に置かれていた輝かんばかりの靴をくちばしでつかんでリュセットの足元に置いた。
「これ、ガラスの靴だわ……」
ガラスで出来た透明な靴。そんなものを見たのは初めてで、その繊細な作りに思わずため息を漏らした。
「さぁ、リュセット。時間がないわ。午前0時の鐘の音が鳴ると、あなたのその魔法は全て消えてしまう。泡のように一瞬でね」
アリスはそう説明しながらも彼女の指は忙しなく動いている。くるん、とひと回しすると、リュセットの肩の上に乗っていたネズミのシャルロットは馬車の騎手に。再びくるん、と指を回すと、今度はキッチンにあったはずのカボチャが現れて、それが馬車に変わる。最後にもうひと回し、くるんとすると、今度はリズとルークが馬に変わった。
「これであなたが舞踏会へ行かない理由も、行けない理由もないわね」
あら、と思い出したように呟いたあと、アリスは再び指をくるん、と回した。するとどこからともなく、リュセットの手の中にはあの招待状が握りしめられていた。
「行って楽しんでいらっしゃい」
「あ、あの……でも、どうして……?」
リュセットは騎手のシャルロットに背中を押されるようにして、馬車の中へと足を踏み入れながらそう聞いた。どうして自分にここまでしてくれるのか、と。
アリスはリュセットの質問の意味を理解した上で、答えなかった、ただ笑いながら、こう歌っている。
「行ってらっしゃいリュセット~。楽しんでらっしゃいリュセット~。あなたにはそれだけの価値がある~。あなたにはそれだけの~……」
馬車はリュセットを乗せて、お城へと向かい走り出した。それと同時に、運命はこの馬車と同様に走り出していた——。
「今頃お姉様達はお城に着いた頃かしら……」
リュセットは一人、ダイニングに座り肘をついて想像を駆使してお城の様子を頭の中に描いていた。煌びやかなお城にはイザベラ達のように着飾ったご令嬢がたくさんいるのだろうと。
「もう何年もダンスなんて踊っていないわ」
近くに立てかけてあった箒を掴み、それを相手に足取り軽く踊り始める。
父親がイザベラと再婚をする前、ウィルヘルムはよくリュセットと舞踏会の真似事をして遊んでいた。そうやってリュセットが踊りを父親から遊びながら学んでいたのだ。
リュセットが鼻歌を口ずさみながらリズムに乗って踊っていると、部屋の隅からネズミが現れた。そのネズミは食卓の上に飛び乗り、リュセットの食べ残したパンくずをその小さな手で掴み食べている。
「あら、シャルロット」
リュセットはシャルロットに向かって足をクロスさせながらお辞儀をする。そんな様子に首を傾げるように見つめているシャルロットを、リュセットは微笑みながら手を差し伸べた。シャルロットはリュセットの手をクンクンと嗅いだ後、そっとその手に乗り、そのままリュセットの肩まで上り詰めていく。
「今ダンスをしているところなのよ。シャルロットが相手になってくれるかしら?」
そう言ってリュセットはシャルロットと共に再び踊り始めた。
「ねぇ、シャルロット。王子様はどのような方なのかしらね」
ふふふと笑いながら、何も言わずただリュセットにしがみついているシャルロットと踊る、そんな足音だけが部屋の中にこだましていた、そんな時だった。
「ネズミを相手にしてないで、王子様を相手に踊ってみたくはないの?」
春うららかな温もりを感じる声。そんな声が突然リュセットの背後から聞こえた。
思わず驚いたリュセットは、ハッと息を飲んで振り返ると、そこには誰もいない。
「私はここよ、リュセット」
そう言って今度はリュセットの背後からそっと囁きかける。耳元で囁かれるその声に、リュセットの体は思わず強張った。
「あ、あの、どちら様でしょうか……?」
「私は、アリス」
アリスはリュセットから距離をおき、微笑みながらお辞儀をした。
「アリス様……どこかでお会いしたことがございましたでしょうか……?」
どう考えても違和感のあるこの場面で、リュセットの疑問に思うところはそこだった。どこかで見たことがあるような、そんな既視感をアリスから感じていたのだ。こんな夜更けに、人の家の中に突然現れたアリス。
「ええ、会っているわ。毎日。私はあなたをよく知っているもの」
「毎日? どこで会ったのでしょうか」
リュセットは申し訳なさそうに首を傾げた。そんな様子を見ながら、アリスはリュセットの手を取り、踊り始めた。
「私はアリス~。プラタナスのアリス~。だから私は知っている~。あなたがこの家でどういう扱いを受けているのかも~。本当は舞踏会に行きたいと思っていることも~」
「プラタナス? ということは、あなたは裏庭の……?」
アリスに振り回されるように、おぼつかない足で踊るリュセット。そんなリュセットにアリスは微笑みながら再び歌う。
「私はアリス~。プラタナスの妖精~。私はリュセットの願いを叶えに来た~」
歌い終えた後、足をピタリと止め、それに合わせてリュセットもアリスに引っ張られるような形で止まった。くるくるとひたすら回るアリスの踊りに、リュセットは少しばかり息があがていた。
「私の、願い……ですか?」
アリスの細い節ばった指を小さく、くるんと人回しする。すると突然景色は室内から裏庭へ。リュセット達はあのプラタナスの前に立っていた。
「あなたの願いはなに~? 教えてリュセット~。アリスに教えて~」
アリスは両手を大きく広げて、くるくるとその場に回り出す。リュセットはアリスのそんな様子を静かに見つめていると、アリスの足はピタリと止まった。
「リュセットはどうしたい~? 本当はどうしたい~?」
「本当は……」
リュセットはここから見えるはずもない遥か前方にあるお城の面影をなぞりながら、小さな唇はしっかりとした口調でこう言った。
「舞踏会に行ってみたいのです」
それは叶わぬ夢だと知りながら。
「マーガレットお姉様が私に今夜の舞踏会の招待状をくださいました。けれど、私にはドレスもなければお城へ向かう足もないのです」
ただお城に憧れるだけ。憧れは欲深く、どんどんわがままな感情を生んでしまう。マーガレットやマルガリータがドレスを買ってもらえている現状に、少しも羨ましいと思わないわけがなかった。普段はそれでも気丈に過ごせるリュセットでも、今回の舞踏会に関しては違っていた。次はいつ開かれるかわからない舞踏会。自分も参加する資格はある。
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「では足りないものは足しましょう~」
アリスは微笑んで再びくるくるとその場に回るように踊り始めた。すると、リュセットの着ているいつもの洋服が、突然袖が膨らみ、腰が締まり、スカートがふんわりと丸みを帯びた華やかなドレスへと変貌を遂げた。灰にまみれていたくすんだ灰色が透明感を感じる淡い青色にガラリと変わり、下ろしていた金色の髪は結い上げられて夜会巻きを勝手に始めていた。
「……まぁ、なんて美しいのかしら……」
数多のプリズムに輝くそのドレスを見て、リュセットはまるで夢を見ているかのような気分だった。
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アリスに呼ばれ、彼女を見るとさっきいた場所にはもういない。
「ここよ、リュセット」
声のする方へ視線を向ける。それはプラタナスの木の上だった。アリスは木の上に座りながら、リュセットを見ている。やがて指をくるんと小さく一振りすると、木の上で眠っていた小鳥のリズとルークが眠そうな様子で翼をばたつかせながら、木の上に置かれていた輝かんばかりの靴をくちばしでつかんでリュセットの足元に置いた。
「これ、ガラスの靴だわ……」
ガラスで出来た透明な靴。そんなものを見たのは初めてで、その繊細な作りに思わずため息を漏らした。
「さぁ、リュセット。時間がないわ。午前0時の鐘の音が鳴ると、あなたのその魔法は全て消えてしまう。泡のように一瞬でね」
アリスはそう説明しながらも彼女の指は忙しなく動いている。くるん、とひと回しすると、リュセットの肩の上に乗っていたネズミのシャルロットは馬車の騎手に。再びくるん、と指を回すと、今度はキッチンにあったはずのカボチャが現れて、それが馬車に変わる。最後にもうひと回し、くるんとすると、今度はリズとルークが馬に変わった。
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あら、と思い出したように呟いたあと、アリスは再び指をくるん、と回した。するとどこからともなく、リュセットの手の中にはあの招待状が握りしめられていた。
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「あ、あの……でも、どうして……?」
リュセットは騎手のシャルロットに背中を押されるようにして、馬車の中へと足を踏み入れながらそう聞いた。どうして自分にここまでしてくれるのか、と。
アリスはリュセットの質問の意味を理解した上で、答えなかった、ただ笑いながら、こう歌っている。
「行ってらっしゃいリュセット~。楽しんでらっしゃいリュセット~。あなたにはそれだけの価値がある~。あなたにはそれだけの~……」
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