15 / 114
本編
わだかまり 4
しおりを挟む
マーガレットはその中から一着取り出し、広げた。するとそれはお世辞にも綺麗とは言えず、洗濯しても落ちきれなかったシミや汚れが柄のように浮き上がっていた。明らかに着潰された衣服だった。毎日リュセットが着ている服ではあるはずだが、普段のリュセットは忙しなく動いているしエプロンをつけていることが多いせいか、こうもまじまじと洋服だけを見るとみすぼらしさがより浮き彫りだった。
「マーガレットお姉様は一体、何のために私の洋服が必要なのですか?」
リュセットのクローゼットの中身に気をとられていたせいで、意識が別のところに向いていた。そんなマーガレットの意識はこの質問によって戻ってきたようだ。
「今朝言ったでしょう? マッサージを勉強中だと。実際にマッサージの実践を兼ねて練習する時に、私の服ではどうしても動きづらくって」
「なるほど、そうでしたか。しかし実践するのはどうやって……?」
「枕を使ってみたり……あと、友人にお願いしてマッサージをさせてもらえないか聞いてみようかと思っているの」
カインとのことは伏せておいた。男性にマッサージの練習台になってもらい、さらにお金までもらうなど普通に考えればおかしな話だ。いくらリュセットがマーガレットを慕っていることを差し引いても、理解してもらえるとは思えないからだ。しかもカインのことを話すとなると経緯も話すことになり、もっと話の方向が脱線してしまう。挙句、会うのを止められるかもしれない。
そこまでに至らないとしても、万が一イザベラやマルガリータ達にこのことが知られたら、リュセットとは違う意味で厄介になる。実際にはまだ明後日にならないとわからない。お金のやり取りもマッサージもしていないのだから、これが本当にマーガレットにとって良い話とは限らない。
ただし一つ分かっていることは、これが本当に双方にとって良い提案でカインからの打診が良い話だとしても、あの二人が絡んでくれば必ず良い方向には進まなくなる。男性と二人で会う、男性の体に触れる。特にイザベラはそんな事を未婚の女性がすることではないと目くじらを立てて怒り狂うに決まっている。
「でもこのことはマルガリータお姉様とお母様には内緒にしていてもらえるかしら? きっと二人はこのことを喜ばないと思うから」
「そうかしら、マーガレットお姉様のマッサージはお上手だと思いますわ。……私には少し強すぎましたが」
リュセットは肩をすくめながら、申し訳なさそうな表情をした。しかしすぐにいつもの笑みを携えて、話を続けた。
「マルガリータお姉様もお母様も、マーガレットお姉様がマッサージを勉強してお二人にして差し上げればきっと、喜ぶに違いありませんわ」
リュセットを信用していないわけではないが、こういうプラス思考なところがマーガレットにとっては不安要素だった。そのため今回カインとのことには触れず、この話も二人だけの秘密にしてもらいたいのだ。
あれだけイザベラやマルガリータにいじめられたり蔑まれても、ひたむきで前向きでいられるのはある種の特技ではあるとマーガレットは思っている。しかし、その特技は今のマーガレットの状況には不安でしかないのだ。
「いいえ、よく考えてみて。私が勉強をしているなどと知れば、お母様はどう思うかしら? 勉強などせずに素敵な殿方を探せと言うに決まっているわ。そうすればお母様は私が勉強できないようにするに決まっているもの」
「……確かに、そうかも知れません」
リュセットにも思い当たる節がある様子で、少し考えるような素ぶりを見せたあと、マーガレットの意見に同意するように小さく頷いた。
「マルガリータお姉様にはもう今朝のことでバレてしまいましたが、趣味程度で通せば大丈夫でしょう。けれど、練習までしてると知れば、お母様に告げ口をされてしまう可能性があるわ。それはどうしても避けたいの」
「そうですわね。マルガリータお姉様はきっと、マーガレットお姉様が根を詰めすぎて体調を壊したりすることを心配されて、お母様に伝えてしまうかも知れませんわね」
リュセットにとってマルガリータとはどういう性格をした人物なのか聞いてみたくなるような回答だが、今はそんな欲求を押しのけて、リュセットの澄んだ瞳を真っ直ぐ見つめながら頷いた。
「そうでしょう。だからね、リュセット。この服を借りることも、私が何をしようとしているのかもここだけの話にして欲しいの。お願いできるかしら……?」
「もちろんですわ。私はマーガレットお姉様のなさろうとすることを心から応援いたします」
「ありがとう、リュセット!」
そう言って、マーガレットはリュセットの手を両手で包み込むように掴んで、微笑んだ。するとリュセットも咲き誇る大輪の花のように上品な笑みをこぼした。
リュセットは素敵なドレスもアクセサリーも持ち合わせていないけれど、この笑顔がそれらを上回るほど美しいものだとマーガレットは心からそう感じた。いくらマルガリータやマーガレットが着飾ったところで、いくらリュセットが着古した服を着ていたとしても、リュセットのこの天然の美しさには叶わない。と、そうマーガレットが感じた瞬間だった。
「ところでマーガレットお姉様、どれか合う洋服はありましたか?」
「そうねぇ……」
正直どの洋服もサイズが合わない。特に腰回りが問題だった。ここが合わなければ、わざわざリュセットに借りる意味がない。今着ているドレスも腰がかなり絞られているため、こんな格好でマッサージをすれば服が破れるか、嘔吐するかのどちらかだ。
「これはどうでしょうか? 私には少し大きいのであまり使用していないのですが」
リュセットがクローゼットの奥から取り出したのは、今までのものとは少し違うタイプの洋服だった。それを広げてみると、サイズ感がマーガレットにぴったりで腰のあたりにもゆとりがある。
「これなら私でも着れそうだわ! これ借りても良いかしら?」
「ええ、実はそれ、私の亡くなったお母様が若い頃に着ていたものなんです。他のドレスは売りに出されてしまいましたが、これは売るにもお金にならないからと取って置いたのです」
売ったのはもちろんイザベラだ。ウィルヘルムと再婚した時ドレスは全て没収されていた。その上、ウィルヘルム亡き後はそれもお金の足しにすると言われ売られたのだ。
リュセットはその時も悲しそうな顔こそしたものの、それを甘んじて承諾していた。
「私では着る機会がなかったので、マーガレットお姉様に着ていただけるのであれば服が喜ぶと思いますわ」
「えっ、そうだったの? ダメよ、それならこれは借りられないわ」
手に持っていた洋服をそのままリュセットに押し返した。けれどリュセットも洋服を押し返しながらこう言った。
「大事に置いておいても痛むだけですから。マーガレットお姉様のお役に立てて、そのあとは私がこれを洗濯いたします。クローゼットの中に入れていては触れることも見ることもありませんから。ですからどうか遠慮をなさらないでください」
そこまで言われてしまうと、逆に断りにくくなったマーガレットはありがたくそれを借りることにした。
「お勉強、頑張ってください」
リュセットの部屋を後にし、リュセットの母親の形見だという洋服。決して重くはないはずのそれは、どこかずっしりとした重みを感じた。
「マーガレットお姉様は一体、何のために私の洋服が必要なのですか?」
リュセットのクローゼットの中身に気をとられていたせいで、意識が別のところに向いていた。そんなマーガレットの意識はこの質問によって戻ってきたようだ。
「今朝言ったでしょう? マッサージを勉強中だと。実際にマッサージの実践を兼ねて練習する時に、私の服ではどうしても動きづらくって」
「なるほど、そうでしたか。しかし実践するのはどうやって……?」
「枕を使ってみたり……あと、友人にお願いしてマッサージをさせてもらえないか聞いてみようかと思っているの」
カインとのことは伏せておいた。男性にマッサージの練習台になってもらい、さらにお金までもらうなど普通に考えればおかしな話だ。いくらリュセットがマーガレットを慕っていることを差し引いても、理解してもらえるとは思えないからだ。しかもカインのことを話すとなると経緯も話すことになり、もっと話の方向が脱線してしまう。挙句、会うのを止められるかもしれない。
そこまでに至らないとしても、万が一イザベラやマルガリータ達にこのことが知られたら、リュセットとは違う意味で厄介になる。実際にはまだ明後日にならないとわからない。お金のやり取りもマッサージもしていないのだから、これが本当にマーガレットにとって良い話とは限らない。
ただし一つ分かっていることは、これが本当に双方にとって良い提案でカインからの打診が良い話だとしても、あの二人が絡んでくれば必ず良い方向には進まなくなる。男性と二人で会う、男性の体に触れる。特にイザベラはそんな事を未婚の女性がすることではないと目くじらを立てて怒り狂うに決まっている。
「でもこのことはマルガリータお姉様とお母様には内緒にしていてもらえるかしら? きっと二人はこのことを喜ばないと思うから」
「そうかしら、マーガレットお姉様のマッサージはお上手だと思いますわ。……私には少し強すぎましたが」
リュセットは肩をすくめながら、申し訳なさそうな表情をした。しかしすぐにいつもの笑みを携えて、話を続けた。
「マルガリータお姉様もお母様も、マーガレットお姉様がマッサージを勉強してお二人にして差し上げればきっと、喜ぶに違いありませんわ」
リュセットを信用していないわけではないが、こういうプラス思考なところがマーガレットにとっては不安要素だった。そのため今回カインとのことには触れず、この話も二人だけの秘密にしてもらいたいのだ。
あれだけイザベラやマルガリータにいじめられたり蔑まれても、ひたむきで前向きでいられるのはある種の特技ではあるとマーガレットは思っている。しかし、その特技は今のマーガレットの状況には不安でしかないのだ。
「いいえ、よく考えてみて。私が勉強をしているなどと知れば、お母様はどう思うかしら? 勉強などせずに素敵な殿方を探せと言うに決まっているわ。そうすればお母様は私が勉強できないようにするに決まっているもの」
「……確かに、そうかも知れません」
リュセットにも思い当たる節がある様子で、少し考えるような素ぶりを見せたあと、マーガレットの意見に同意するように小さく頷いた。
「マルガリータお姉様にはもう今朝のことでバレてしまいましたが、趣味程度で通せば大丈夫でしょう。けれど、練習までしてると知れば、お母様に告げ口をされてしまう可能性があるわ。それはどうしても避けたいの」
「そうですわね。マルガリータお姉様はきっと、マーガレットお姉様が根を詰めすぎて体調を壊したりすることを心配されて、お母様に伝えてしまうかも知れませんわね」
リュセットにとってマルガリータとはどういう性格をした人物なのか聞いてみたくなるような回答だが、今はそんな欲求を押しのけて、リュセットの澄んだ瞳を真っ直ぐ見つめながら頷いた。
「そうでしょう。だからね、リュセット。この服を借りることも、私が何をしようとしているのかもここだけの話にして欲しいの。お願いできるかしら……?」
「もちろんですわ。私はマーガレットお姉様のなさろうとすることを心から応援いたします」
「ありがとう、リュセット!」
そう言って、マーガレットはリュセットの手を両手で包み込むように掴んで、微笑んだ。するとリュセットも咲き誇る大輪の花のように上品な笑みをこぼした。
リュセットは素敵なドレスもアクセサリーも持ち合わせていないけれど、この笑顔がそれらを上回るほど美しいものだとマーガレットは心からそう感じた。いくらマルガリータやマーガレットが着飾ったところで、いくらリュセットが着古した服を着ていたとしても、リュセットのこの天然の美しさには叶わない。と、そうマーガレットが感じた瞬間だった。
「ところでマーガレットお姉様、どれか合う洋服はありましたか?」
「そうねぇ……」
正直どの洋服もサイズが合わない。特に腰回りが問題だった。ここが合わなければ、わざわざリュセットに借りる意味がない。今着ているドレスも腰がかなり絞られているため、こんな格好でマッサージをすれば服が破れるか、嘔吐するかのどちらかだ。
「これはどうでしょうか? 私には少し大きいのであまり使用していないのですが」
リュセットがクローゼットの奥から取り出したのは、今までのものとは少し違うタイプの洋服だった。それを広げてみると、サイズ感がマーガレットにぴったりで腰のあたりにもゆとりがある。
「これなら私でも着れそうだわ! これ借りても良いかしら?」
「ええ、実はそれ、私の亡くなったお母様が若い頃に着ていたものなんです。他のドレスは売りに出されてしまいましたが、これは売るにもお金にならないからと取って置いたのです」
売ったのはもちろんイザベラだ。ウィルヘルムと再婚した時ドレスは全て没収されていた。その上、ウィルヘルム亡き後はそれもお金の足しにすると言われ売られたのだ。
リュセットはその時も悲しそうな顔こそしたものの、それを甘んじて承諾していた。
「私では着る機会がなかったので、マーガレットお姉様に着ていただけるのであれば服が喜ぶと思いますわ」
「えっ、そうだったの? ダメよ、それならこれは借りられないわ」
手に持っていた洋服をそのままリュセットに押し返した。けれどリュセットも洋服を押し返しながらこう言った。
「大事に置いておいても痛むだけですから。マーガレットお姉様のお役に立てて、そのあとは私がこれを洗濯いたします。クローゼットの中に入れていては触れることも見ることもありませんから。ですからどうか遠慮をなさらないでください」
そこまで言われてしまうと、逆に断りにくくなったマーガレットはありがたくそれを借りることにした。
「お勉強、頑張ってください」
リュセットの部屋を後にし、リュセットの母親の形見だという洋服。決して重くはないはずのそれは、どこかずっしりとした重みを感じた。
5
お気に入りに追加
95
あなたにおすすめの小説

小説主人公の悪役令嬢の姉に転生しました
みかん桜(蜜柑桜)
恋愛
第一王子と妹が並んでいる姿を見て前世を思い出したリリーナ。
ここは小説の世界だ。
乙女ゲームの悪役令嬢が主役で、悪役にならず幸せを掴む、そんな内容の話で私はその主人公の姉。しかもゲーム内で妹が悪役令嬢になってしまう原因の1つが姉である私だったはず。
とはいえ私は所謂モブ。
この世界のルールから逸脱しないように無難に生きていこうと決意するも、なぜか第一王子に執着されている。
そういえば、元々姉の婚約者を奪っていたとか設定されていたような…?

悪役令嬢、第四王子と結婚します!
水魔沙希
恋愛
私・フローディア・フランソワーズには前世の記憶があります。定番の乙女ゲームの悪役転生というものです。私に残された道はただ一つ。破滅フラグを立てない事!それには、手っ取り早く同じく悪役キャラになってしまう第四王子を何とかして、私の手中にして、シナリオブレイクします!
小説家になろう様にも、書き起こしております。

悪役令嬢に転生したら手遅れだったけど悪くない
おこめ
恋愛
アイリーン・バルケスは断罪の場で記憶を取り戻した。
どうせならもっと早く思い出せたら良かったのに!
あれ、でも意外と悪くないかも!
断罪され婚約破棄された令嬢のその後の日常。
※うりぼう名義の「悪役令嬢婚約破棄諸々」に掲載していたものと同じものです。
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。

乙女ゲームの断罪イベントが終わった世界で転生したモブは何を思う
ひなクラゲ
ファンタジー
ここは乙女ゲームの世界
悪役令嬢の断罪イベントも終わり、無事にエンディングを迎えたのだろう…
主人公と王子の幸せそうな笑顔で…
でも転生者であるモブは思う
きっとこのまま幸福なまま終わる筈がないと…
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる