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第17話 領主の責務 前編
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ロメロから孤児院の院長を引き継ぎてからひと月後にロメロは亡くなり葬儀が行われた
「さあ、アンタ達ロメロのおじさんにお別れの挨拶をしな」
「ロメロのおじさん、今までありがとう。天国へ行って元気で暮らしてね」子供達
ロメロの葬儀には参列車が多くはないが過去にファミリアで育ち巣立って行った子供たちも参列していて、その中に見知った顔もいた
「カスミさん、この度は心よりお悔やみ申し上げます」
「アンタはラルフじゃないか。忙しい中、わざわざ来てくれてありがとう」
「構いませんよ。俺もロメロさんやパロウ(ロメロの奥さん)さんには世話になりましたから」
「へぇ、アンタはファミリアで育ったのかい」
「はい、俺もこの子達と同じ孤児だったので、ロメロさんが亡くなったと聞いた時はショックでした。もしかして、自分の家でもあったファミリアが閉鎖するんじゃないかと不安でしたが、カスミさんがロメロさんの意思を引き継いでくれて凄くうれしいかったです」
「私もこの子達の母親になったしね。乗り掛かった船だから院長を引き受けたのさ」
カスミの裏表のない言葉にラルフは思わず笑っていた
「あなたは不思議な人ですね。普通の人なら孤児院の院長と言う大役を簡単には引き受けないのにカスミさんは何の迷いもなく引き受けるなんて凄いですよ」
「まあね。現世では色んな経験をしたから肝が座っちまったんだよ」
「『現世』?ああ、そう言えば転生者でしたね。一体どんな経験を?」
「そんな大したもんじゃないよ。私は・・・」
カスミがラルフに自分の現世の頃の話をしようとした途端、後ろからゲラゲラと笑い声が聞こえて来る
「でな!オレはそいつに言ってやったんだよ!哀れだなって!」
「何それ!ウケる!あははははっ!」
そこに居たのは領主の屋敷で出会った『クリフ・デルタ・ロックハート』だった
クリフは2人のギャル風の女を連れている
「おっ!カスミちゃーん!おひさー!」
「アンタは領主の兄貴だったね?ここは故人が眠っている場所だよ。そんなチャラついた服装で来るんじゃないよ」
「そうですよクリフさん!しかも、そんな大声で騒いで他の人達にも迷惑です!一体、何をしにやって来たんですか!」
「相変わらずだなラルフ!オレはただ孤児院のおっさんが死んだって聞いて、そう言えば孤児院にカスミちゃんが居る言うから会いに来た!ほら、見なよ!これがこの前言ってたカスミちゃん」
「うっわー!すっげー美人!って言うか胸デカ!」
「それでクリフは今回この女狙ってるわけなんだっけ?ホントにクリフってスケベー♪」
再びクリフ達が騒ぎがし周りの参列者たちが困惑しているのを見かねてカスミがクリフを一喝する
「いい加減にしな!ここはアンタ達の様な不届者の来る場所じゃないよ!さっさと帰りな!」
「はあ!なんなのあんた!ちょっと胸がでかいからっていい気になるんじゃないわよ!」
「大体、クリフに楯突くなんてバカじゃね?」
「いーよいーよ!ほっとけって!あんなでかい口叩けるのも、今のうちだけだって!近いうちにカスミちゃんは俺の言いなりだから!」
「出た!親の権力!流石は貴族の息子!」
「おいおい!褒めるなよ♪」
カスミの注意にもかかわらず、騒ぎ出すクリフ達
「クリフ!こんなところで何やっている!」
「兄さん!こんなところに来てまで騒ぎを起こすのはやめてくれ!」
後ろから中年の男性と弟のスレイがやってきた
「なんだよパパ!暇つぶしに来たのがそんなにいけないのか?」
「当たり前だ!お前のやっている事は死者を冒涜している行為だぞ!早くここから立ち去りなさい!」
「へいへい、帰りますよ。んじゃ、行こうぜ。カスミちゃんまたね!」
「カスミさんでしたね?申し訳ありません。息子がご迷惑をかけました。私は元領主のスコット・デルタ・ロックハートと言います」
「それでロメロとはどういった関係なんだい?」
「彼とは子供の頃からの友人で妙に気があってよく遊んでました。そして大人になってからも、ちょくちょくと一緒に酒を飲み交わして色々な事を相談しあっていました。癌に犯されている事は聞いていましたが、まさか末期癌だったなんて・・・・」
スコットはロメロの墓前で泣き出す
「ロメロはとても優しいやつでした。親の後を引き継ぎ身寄りのない子供たちを分け隔てなく育てて来ました。ファミリアを誰よりも大切にしていて、それなのに何でロメロが病に・・・」
「確かにロメロは気の毒だったよ。でもロメロは己の信念を貫いて来たんだろ?だったら、ロメロを称えるべきだよ。それにロメロの意思は私が受け付いたんだ。これからは私がファミリアを守るよ!」
「そうですね。・・・カスミさん!私の親友の大切な場所をよろしくお願いします!もう領主ではなくなりましたが、出来る限りの協力をします。何かあれば現領主の息子スレイも協力してくれるはずです。スレイ!」
ラルフと話をしているスレイを呼びつける
「なんですか?父さん」
「カスミさんがロメロを引き継いでファミリアの院長となったから、領主であるお前が今後の支援の事をやってもらうからな」
「えっと、あああ、は、はははい!わ、わかりました!よろしくお願いしましゅ!」
「なんだい!その情けない返事!アンタ男だろ!それでよく領主なんてやっていられるね!」
「す、すいません。領主になって日が浅いもので」
「そんなのは関係ないよ!自分の自信のなさを領主のせいにするんじゃないよ!」
カスミが自信の無さげな態度のスレイを情け容赦なくコテンパンにする
「そうだぞ!スレイ、オドオドするんじゃない!」
「は、はい!父さん!あ、あのぼくは仕事があるので、これで失礼します」
スレイが一礼してその場を去る
その後ろ姿を見送りながらスコットがため息を打つ
「申し訳ありません。情けないところをお見せして」
「確かにアンタの息子たちは2人とも情けないね。特にクリフは酷い」
「カスミさん!はっきり言い過ぎですよ!スコットさんは貴族なんですよ!」
「大丈夫だよ。ラルフ君。全部本当のことなんだから構わないよ。それにしても、カスミさんは貴族相手にはっきりと言いますね。ここまではっきり言われると逆に清々しいですよ」
「当然だよ。私はスジの通らない事やふざけてる奴やだらしないのない奴が許せないんだよ」
カスミの堂々とした姿に、スコットは思わず笑い出した
「あっはっはっは!ロメロから聞いていた通りの人だ!その威風堂々とした姿を見ていると、ロメロが孤児院を託したのもうなずけますね」
「当然さね!あの家には私の大切な子供たちがいるんだからあの子たちの為にもファミリアを守らなくちゃいけないからね」
「そうですか。私も陰ながら応援しています。それでは私はこれで失礼します」
スコットが墓場から後にするのを確認するとラルフは思いっきりため息をついた
「はぁぁ!カスミさん恐ろしいですね。正直、肝を冷やしましたよ」
「アンタも情けないねぇ。仮にも騎士団の団長だろ?団長なら毅然とした態度じゃないと女にモテないよ」
「いやいや!それとこれとは関係ないですよ!それに俺には《b》《xsmall》そのカスミさんが・・・《/xsmall》《/b》」
「えっ?なんだって?途中から何言ってるか聞こえなかったんだけど!」
「い、いえ!なんでもありません!そろそろ俺も失礼します!」
ラルフは顔を真っ赤にしながら去ってしまった
「カスミー!もう参列の人たち、みんな帰ったわよ。ねえ、さっきの人って騎士団の団長でしょ?なんで顔真っ赤にしてたの?」
「さぁね。若い子の考える事はよくわからないよ」
「カスミ、今のあんたも若い女の人なんだよ」
➖ロックハート邸 クリフの部屋➖
部屋の中では、数人の女がワイワイと騒いでいる
「それにしても、今日のあの女って超むかついたよね」
「だよね!あんなに偉そうな態度とって何様って感じよ!」
「なにそれ?そんなにその女って偉そうだったの?」
「偉そうってもんじゃないよ!クリフに楯突いたんだよ!」
「態度も出かけりゃ胸でかい女よ」
「きゃはははは!なにそれ!超ウケるんだけど」
女たちの笑い声がする中で、クリフはワインを飲んでいた
「ねえクリフ!あんたはあの女をどうしたいの?見た目が美人だけで中身がまるっきりおばさんじゃん!何あの喋り方、普通におばさんじゃん!」
「わかってねぇなぁ。そこがいいんじゃねーか。ああ言う気の強い女を屈服させるのがたまらなく快感なんだよ!なんたってオレには権力(ちから)あるからな!」
「出た!パパの権力(ちから)!でも大丈夫なの?もうあんたのパパって領主を辞めてスレイが引き継いだんだろ?」
「辞めてもまだ権力(ちから)はあるよ。逆にスレイ自身の権力がないようなもんだから」
「そういえば現領主のスレイは何にもできないただの『飾り領主』だったっけ?」
「あいつは優秀なだけで領主には向いてないんだよ。ただ単に兄弟の中で領主をやれるのがスレイ位だったんだ。オレはそんな面倒臭い事やりたくねーし、『ライナー』は医者やってるし」
クリフが持っていたグラスにワインを注ぎ、すぐにワインを飲み干す
「とりあえずオレがやる事はカスミちゃんをモノにする!早くあの豊満なボディを弄りたい!そのためにもまた『媚薬』を用意しないと」
「本当にクリフはスケベだね♪って言うかあの『媚薬』は違法なんでしょ?」
「大丈夫!大丈夫!それ程違法じゃないし、何かあればパパが何とかしてくれるから!」
NEXT 「領主の責務 中編」
「さあ、アンタ達ロメロのおじさんにお別れの挨拶をしな」
「ロメロのおじさん、今までありがとう。天国へ行って元気で暮らしてね」子供達
ロメロの葬儀には参列車が多くはないが過去にファミリアで育ち巣立って行った子供たちも参列していて、その中に見知った顔もいた
「カスミさん、この度は心よりお悔やみ申し上げます」
「アンタはラルフじゃないか。忙しい中、わざわざ来てくれてありがとう」
「構いませんよ。俺もロメロさんやパロウ(ロメロの奥さん)さんには世話になりましたから」
「へぇ、アンタはファミリアで育ったのかい」
「はい、俺もこの子達と同じ孤児だったので、ロメロさんが亡くなったと聞いた時はショックでした。もしかして、自分の家でもあったファミリアが閉鎖するんじゃないかと不安でしたが、カスミさんがロメロさんの意思を引き継いでくれて凄くうれしいかったです」
「私もこの子達の母親になったしね。乗り掛かった船だから院長を引き受けたのさ」
カスミの裏表のない言葉にラルフは思わず笑っていた
「あなたは不思議な人ですね。普通の人なら孤児院の院長と言う大役を簡単には引き受けないのにカスミさんは何の迷いもなく引き受けるなんて凄いですよ」
「まあね。現世では色んな経験をしたから肝が座っちまったんだよ」
「『現世』?ああ、そう言えば転生者でしたね。一体どんな経験を?」
「そんな大したもんじゃないよ。私は・・・」
カスミがラルフに自分の現世の頃の話をしようとした途端、後ろからゲラゲラと笑い声が聞こえて来る
「でな!オレはそいつに言ってやったんだよ!哀れだなって!」
「何それ!ウケる!あははははっ!」
そこに居たのは領主の屋敷で出会った『クリフ・デルタ・ロックハート』だった
クリフは2人のギャル風の女を連れている
「おっ!カスミちゃーん!おひさー!」
「アンタは領主の兄貴だったね?ここは故人が眠っている場所だよ。そんなチャラついた服装で来るんじゃないよ」
「そうですよクリフさん!しかも、そんな大声で騒いで他の人達にも迷惑です!一体、何をしにやって来たんですか!」
「相変わらずだなラルフ!オレはただ孤児院のおっさんが死んだって聞いて、そう言えば孤児院にカスミちゃんが居る言うから会いに来た!ほら、見なよ!これがこの前言ってたカスミちゃん」
「うっわー!すっげー美人!って言うか胸デカ!」
「それでクリフは今回この女狙ってるわけなんだっけ?ホントにクリフってスケベー♪」
再びクリフ達が騒ぎがし周りの参列者たちが困惑しているのを見かねてカスミがクリフを一喝する
「いい加減にしな!ここはアンタ達の様な不届者の来る場所じゃないよ!さっさと帰りな!」
「はあ!なんなのあんた!ちょっと胸がでかいからっていい気になるんじゃないわよ!」
「大体、クリフに楯突くなんてバカじゃね?」
「いーよいーよ!ほっとけって!あんなでかい口叩けるのも、今のうちだけだって!近いうちにカスミちゃんは俺の言いなりだから!」
「出た!親の権力!流石は貴族の息子!」
「おいおい!褒めるなよ♪」
カスミの注意にもかかわらず、騒ぎ出すクリフ達
「クリフ!こんなところで何やっている!」
「兄さん!こんなところに来てまで騒ぎを起こすのはやめてくれ!」
後ろから中年の男性と弟のスレイがやってきた
「なんだよパパ!暇つぶしに来たのがそんなにいけないのか?」
「当たり前だ!お前のやっている事は死者を冒涜している行為だぞ!早くここから立ち去りなさい!」
「へいへい、帰りますよ。んじゃ、行こうぜ。カスミちゃんまたね!」
「カスミさんでしたね?申し訳ありません。息子がご迷惑をかけました。私は元領主のスコット・デルタ・ロックハートと言います」
「それでロメロとはどういった関係なんだい?」
「彼とは子供の頃からの友人で妙に気があってよく遊んでました。そして大人になってからも、ちょくちょくと一緒に酒を飲み交わして色々な事を相談しあっていました。癌に犯されている事は聞いていましたが、まさか末期癌だったなんて・・・・」
スコットはロメロの墓前で泣き出す
「ロメロはとても優しいやつでした。親の後を引き継ぎ身寄りのない子供たちを分け隔てなく育てて来ました。ファミリアを誰よりも大切にしていて、それなのに何でロメロが病に・・・」
「確かにロメロは気の毒だったよ。でもロメロは己の信念を貫いて来たんだろ?だったら、ロメロを称えるべきだよ。それにロメロの意思は私が受け付いたんだ。これからは私がファミリアを守るよ!」
「そうですね。・・・カスミさん!私の親友の大切な場所をよろしくお願いします!もう領主ではなくなりましたが、出来る限りの協力をします。何かあれば現領主の息子スレイも協力してくれるはずです。スレイ!」
ラルフと話をしているスレイを呼びつける
「なんですか?父さん」
「カスミさんがロメロを引き継いでファミリアの院長となったから、領主であるお前が今後の支援の事をやってもらうからな」
「えっと、あああ、は、はははい!わ、わかりました!よろしくお願いしましゅ!」
「なんだい!その情けない返事!アンタ男だろ!それでよく領主なんてやっていられるね!」
「す、すいません。領主になって日が浅いもので」
「そんなのは関係ないよ!自分の自信のなさを領主のせいにするんじゃないよ!」
カスミが自信の無さげな態度のスレイを情け容赦なくコテンパンにする
「そうだぞ!スレイ、オドオドするんじゃない!」
「は、はい!父さん!あ、あのぼくは仕事があるので、これで失礼します」
スレイが一礼してその場を去る
その後ろ姿を見送りながらスコットがため息を打つ
「申し訳ありません。情けないところをお見せして」
「確かにアンタの息子たちは2人とも情けないね。特にクリフは酷い」
「カスミさん!はっきり言い過ぎですよ!スコットさんは貴族なんですよ!」
「大丈夫だよ。ラルフ君。全部本当のことなんだから構わないよ。それにしても、カスミさんは貴族相手にはっきりと言いますね。ここまではっきり言われると逆に清々しいですよ」
「当然だよ。私はスジの通らない事やふざけてる奴やだらしないのない奴が許せないんだよ」
カスミの堂々とした姿に、スコットは思わず笑い出した
「あっはっはっは!ロメロから聞いていた通りの人だ!その威風堂々とした姿を見ていると、ロメロが孤児院を託したのもうなずけますね」
「当然さね!あの家には私の大切な子供たちがいるんだからあの子たちの為にもファミリアを守らなくちゃいけないからね」
「そうですか。私も陰ながら応援しています。それでは私はこれで失礼します」
スコットが墓場から後にするのを確認するとラルフは思いっきりため息をついた
「はぁぁ!カスミさん恐ろしいですね。正直、肝を冷やしましたよ」
「アンタも情けないねぇ。仮にも騎士団の団長だろ?団長なら毅然とした態度じゃないと女にモテないよ」
「いやいや!それとこれとは関係ないですよ!それに俺には《b》《xsmall》そのカスミさんが・・・《/xsmall》《/b》」
「えっ?なんだって?途中から何言ってるか聞こえなかったんだけど!」
「い、いえ!なんでもありません!そろそろ俺も失礼します!」
ラルフは顔を真っ赤にしながら去ってしまった
「カスミー!もう参列の人たち、みんな帰ったわよ。ねえ、さっきの人って騎士団の団長でしょ?なんで顔真っ赤にしてたの?」
「さぁね。若い子の考える事はよくわからないよ」
「カスミ、今のあんたも若い女の人なんだよ」
➖ロックハート邸 クリフの部屋➖
部屋の中では、数人の女がワイワイと騒いでいる
「それにしても、今日のあの女って超むかついたよね」
「だよね!あんなに偉そうな態度とって何様って感じよ!」
「なにそれ?そんなにその女って偉そうだったの?」
「偉そうってもんじゃないよ!クリフに楯突いたんだよ!」
「態度も出かけりゃ胸でかい女よ」
「きゃはははは!なにそれ!超ウケるんだけど」
女たちの笑い声がする中で、クリフはワインを飲んでいた
「ねえクリフ!あんたはあの女をどうしたいの?見た目が美人だけで中身がまるっきりおばさんじゃん!何あの喋り方、普通におばさんじゃん!」
「わかってねぇなぁ。そこがいいんじゃねーか。ああ言う気の強い女を屈服させるのがたまらなく快感なんだよ!なんたってオレには権力(ちから)あるからな!」
「出た!パパの権力(ちから)!でも大丈夫なの?もうあんたのパパって領主を辞めてスレイが引き継いだんだろ?」
「辞めてもまだ権力(ちから)はあるよ。逆にスレイ自身の権力がないようなもんだから」
「そういえば現領主のスレイは何にもできないただの『飾り領主』だったっけ?」
「あいつは優秀なだけで領主には向いてないんだよ。ただ単に兄弟の中で領主をやれるのがスレイ位だったんだ。オレはそんな面倒臭い事やりたくねーし、『ライナー』は医者やってるし」
クリフが持っていたグラスにワインを注ぎ、すぐにワインを飲み干す
「とりあえずオレがやる事はカスミちゃんをモノにする!早くあの豊満なボディを弄りたい!そのためにもまた『媚薬』を用意しないと」
「本当にクリフはスケベだね♪って言うかあの『媚薬』は違法なんでしょ?」
「大丈夫!大丈夫!それ程違法じゃないし、何かあればパパが何とかしてくれるから!」
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