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第10話 カスミ冒険者になる 後編
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アスナは頭を摩りながらカスミを睨んでいた
「痛ったぁ、カスミってよく初対面の人間殴れるわね」
「私はね、昔から無礼なヤツは初対面であろうと容赦しないんだよ!」
「『昔から』って、カスミって前世では何歳だったのよ?」
「前世では49歳。そして今が23歳だよ」
少し自慢げにしているカスミだったが、前世の頃の年齢を聞いたアスナはカスミを改めてじっと見つめると、急に笑い出した
「あっはははは!何それ!アレじゃん!見た目は美女、中身はおばさんってコナンか?!」
「アスナちゃん!その辺にしときなって!カスミさんにまた殴られるよ?!」おぇ
「だって笑えるじゃん!異世界転生したのに外見だけ変わって中身が変わってないのは、よくある話だけどカスミの場合は最早、傑作でしょ?」
「岩山両斬波 !」
「げふっ!」
(岩山両斬波って今度は『北斗の拳』ですか!)
アスナはカスミの振り上げた手刀を頭部にモロに叩き込まれ目を回した
「だから言わんこっちゃない。それよりもカスミさん、そろそろ『ギルド』に向かいましょう」
「そうだった!こんな所で雑談してる場合じゃなかった!司教さん邪魔したね!」
カスミとワタルがその場を離れようとしたらアスナが目を覚ました
「えっ?アンタ達、今から『ギルド』に行くの?なんでまた?」
「生活費を稼ぐために『冒険者』の登録しに行くんだよ」
「『冒険者』になるの?(これは面白そうな予感がする!)」
アスナは立ち上がって、セイラに一言、断ってカスミ達の後を追って走って行った
「しきょー!ちょっと面白そ・・もとい、2人が心配だからついて行くね」
「ちょっとアスナさん!教会内の掃除はどうするんですか?!」
「帰って来てからやるわよ!」
手を振りながら走り去っていくアスナの姿を見て「やれやれ、またですか」と言う顔をしてセイラは3人を見送るのであった
「そう言えばアンタ達、孤児院に居るって言ったけど、ニコルはどうしたの?あの子ってかなり複雑な問題を抱えていたみたいだけど」
「その件に関しては、カスミさんが無事に解決してくれたよ」
ワタルはそれまでの詳細をアスナに説明した
「ウソ?!あのニコルを!カスミってどんなスキル持ってるのよ?」
「アスナちゃん、百聞は一見にしかず!カスミさんのステータス画面を見てみて」
ワタルに言われるがまま、ステータス画面を見るとアスナは目を丸くして言った
「何なの?このスキルの数は!って言うかこの『母は最強(つよし)!』ってチート過ぎでしょ!」
「あとはフェンリルをワンパンで倒したあげく手懐けたよ。しかもポチって名前つけてね」
それを聞いたアスナは口をあんぐりと開けカスミを見て悟った
(カスミだけは怒らせないでおこう)
「ここが冒険者の『ギルド』だね。早い話がハローワークみたいなもんだね」
「当たらずも遠からずよ。って言うかハローワークって・・・」
「そこはツッコんだら負けだよ。とりあえず中に入りましょう」
3人はギルドの中に入るとそこには、屈強な冒険者や強面の冒険者などが至る所に立っていた。カスミ達はそのまま、受付のところまで歩いて行った
「冒険者ギルドへようこそ!受付を務めさせていただく『リアナ』です。今回のご用件は何でしょうか?」
「ボク達、冒険者の登録に来ました」
「それでは、コチラの用紙に必要事項を記入してください」
カスミ達は言われた通り用紙に必要事項を記入してから数分後、リアナから冒険者カードを渡された
「コチラが冒険者カードです。冒険者カードは街への手入りの為の身分証明書にもなるので大切に保管してください。冒険者にはランク付けされていてF~Sランクとされています。最初はFランクなので仕事(依頼)は簡単なものが基本です。主な仕事は、採取、配達、人探し、魔物討伐(下級)、指名手配犯の捕獲となっております。なお、ランクアップには依頼の数(F~Dランクは6つ、C~Bランクは12、Aランク以降は20)をこなす事でランクアップします。ただし、自分のランクより下位の依頼をこなしてもランクアップには反映されません」
3人に冒険者カードが渡されたが、アスナだけが不服な顔をしていた
「あのさ、なんだかよくわからないうちに私まで冒険者に登録されちゃったんだけど、私は冒険者をやるつもりはないわよ」
「君ねぇ、勝手について来ておいてそれはないんじゃない?」
「教会の仕事もまともにやってんだろ?だったら、冒険者やってた方がいいんじゃないのかい?」
「確かに教会は地味な仕事ばかりだし、その上、居心地悪いしんだよね。行きがかり上で住まわせてもらってるだけだし(いっそのこと孤児院に転がり込むのもありか)」
アスナは悩んだ末、何か?を思いつき決心した
「わかったわ。アンタ達と一緒に冒険者をやるわ」
「それじゃあ決まりだね!今日から私達は冒険者だね!」
「では、まず依頼の受け方ですが、あちらにあるボードに依頼書が貼られているので、その中から選んでください。あなた方は、まだFランクなので依頼も『F』のもしか『基本』はできません」
リアナの手の示す所にあるボードには無数の依頼書が貼られていて、そこには他の冒険者が立っていた
「なるほど、あそこで仕事を選ぶってことだね。とりあえず、うちらは魔物討伐以外の仕事をするよ」
「冒険者なのに魔物討伐しないなんて、変な人ね」
「私はね、無益な殺生はしないんだよ。たとえ魔物であってもね」
アスナはポカンと顔をしてワタルの方を見たが、ワタルは苦笑いをしながら言った
「まあ、カスミさんだしね。らしいと言えばらしいからね」
そして、この時を持ってカスミ達は冒険者となったのである
➖とある酒場➖
「そこの孤児院にうちの『ガキ』が居るんだね?」
「ああ、部下のよると『ファミリア』って所にいるらしいぜ」
その酒場の1のテーブルの前では、男と女が席に座っていた
「ったくよぉ!ガキのクセして世話焼かせやがって!親の顔が見て見てぇよ!」
「おいおい♪親はお前だろ♪お母さん♪」
お母さんと呼ばれた女は、片手に持っていたエール酒の入った瓶を一気飲みし吐いて捨てるように言った
「やめてくれよ!アタイは母親になった覚えはないよ!あいつが勝手に生まれてきたんだ!こちとら迷惑してるんだ!せっかくの金ズルがパアになったんだ!」
女と一緒にいた髪を肩まで伸ばした優男風の男が同じく、酒を一気に飲み干して、ゲラゲラと笑い出した
「がっはっはっは!そう言うなよ、だから、こうして迎えに行くんだろ?親として(笑)」
「まったく!どうして、連れて帰るだけなのに、こんな身なり良い服着なくちゃいけないんだ!むさ苦しくて息が詰まりそうだぞ!」
「『ガキ』を連れ帰るまでの辛抱だか我慢しろって。どうせ奴隷商に売っぱらうんだから♪」
「まあな!それにしても、世の中には物好きな大人もいるんだな、子供相手にいかがわしい事する変態がね」
女もゲラゲラと笑いながら煙草を吸いながらエール酒を飲み干す
「ところでジノ、例の用心棒は雇えたのかい?孤児院には最近、妙に強い女がいるらしいじゃないか?」
「安心しろデボラ、そっちの方は問題ない。用心棒で元格闘王だ。そいつは私生活がひどすぎてな強盗、強姦、恐喝、暴行、傷害と表立ってないが、殺人もやっている凶悪犯さ!」
「へぇ、随分とやばいヤツを呼んだね!念には念をって所かい?」
ジノと呼ばれる男は、テーブルに肘をついてもたれ掛かり、目の前に立っている2人組の男にケリーを入れながら煙草を吹かした
「それもそうなんだけどよ、コイツらがガキを拉致るの失敗するからノルマが達成で出来ていないんだ!ったくよ!使えない子分だぜ!」
「あははっ!やめなって、使えない奴でも一応使い道があるんだから♪」
「そうだな!とりあえず作戦は明日決行だ。つーワケだ!明日に備えて飲むぞ!♪」
その夜、酒場では2人の下品な笑い声が深夜まで響き渡るのであった
NEXT 「親は子供の危機に駆けつける 前編」
「痛ったぁ、カスミってよく初対面の人間殴れるわね」
「私はね、昔から無礼なヤツは初対面であろうと容赦しないんだよ!」
「『昔から』って、カスミって前世では何歳だったのよ?」
「前世では49歳。そして今が23歳だよ」
少し自慢げにしているカスミだったが、前世の頃の年齢を聞いたアスナはカスミを改めてじっと見つめると、急に笑い出した
「あっはははは!何それ!アレじゃん!見た目は美女、中身はおばさんってコナンか?!」
「アスナちゃん!その辺にしときなって!カスミさんにまた殴られるよ?!」おぇ
「だって笑えるじゃん!異世界転生したのに外見だけ変わって中身が変わってないのは、よくある話だけどカスミの場合は最早、傑作でしょ?」
「岩山両斬波 !」
「げふっ!」
(岩山両斬波って今度は『北斗の拳』ですか!)
アスナはカスミの振り上げた手刀を頭部にモロに叩き込まれ目を回した
「だから言わんこっちゃない。それよりもカスミさん、そろそろ『ギルド』に向かいましょう」
「そうだった!こんな所で雑談してる場合じゃなかった!司教さん邪魔したね!」
カスミとワタルがその場を離れようとしたらアスナが目を覚ました
「えっ?アンタ達、今から『ギルド』に行くの?なんでまた?」
「生活費を稼ぐために『冒険者』の登録しに行くんだよ」
「『冒険者』になるの?(これは面白そうな予感がする!)」
アスナは立ち上がって、セイラに一言、断ってカスミ達の後を追って走って行った
「しきょー!ちょっと面白そ・・もとい、2人が心配だからついて行くね」
「ちょっとアスナさん!教会内の掃除はどうするんですか?!」
「帰って来てからやるわよ!」
手を振りながら走り去っていくアスナの姿を見て「やれやれ、またですか」と言う顔をしてセイラは3人を見送るのであった
「そう言えばアンタ達、孤児院に居るって言ったけど、ニコルはどうしたの?あの子ってかなり複雑な問題を抱えていたみたいだけど」
「その件に関しては、カスミさんが無事に解決してくれたよ」
ワタルはそれまでの詳細をアスナに説明した
「ウソ?!あのニコルを!カスミってどんなスキル持ってるのよ?」
「アスナちゃん、百聞は一見にしかず!カスミさんのステータス画面を見てみて」
ワタルに言われるがまま、ステータス画面を見るとアスナは目を丸くして言った
「何なの?このスキルの数は!って言うかこの『母は最強(つよし)!』ってチート過ぎでしょ!」
「あとはフェンリルをワンパンで倒したあげく手懐けたよ。しかもポチって名前つけてね」
それを聞いたアスナは口をあんぐりと開けカスミを見て悟った
(カスミだけは怒らせないでおこう)
「ここが冒険者の『ギルド』だね。早い話がハローワークみたいなもんだね」
「当たらずも遠からずよ。って言うかハローワークって・・・」
「そこはツッコんだら負けだよ。とりあえず中に入りましょう」
3人はギルドの中に入るとそこには、屈強な冒険者や強面の冒険者などが至る所に立っていた。カスミ達はそのまま、受付のところまで歩いて行った
「冒険者ギルドへようこそ!受付を務めさせていただく『リアナ』です。今回のご用件は何でしょうか?」
「ボク達、冒険者の登録に来ました」
「それでは、コチラの用紙に必要事項を記入してください」
カスミ達は言われた通り用紙に必要事項を記入してから数分後、リアナから冒険者カードを渡された
「コチラが冒険者カードです。冒険者カードは街への手入りの為の身分証明書にもなるので大切に保管してください。冒険者にはランク付けされていてF~Sランクとされています。最初はFランクなので仕事(依頼)は簡単なものが基本です。主な仕事は、採取、配達、人探し、魔物討伐(下級)、指名手配犯の捕獲となっております。なお、ランクアップには依頼の数(F~Dランクは6つ、C~Bランクは12、Aランク以降は20)をこなす事でランクアップします。ただし、自分のランクより下位の依頼をこなしてもランクアップには反映されません」
3人に冒険者カードが渡されたが、アスナだけが不服な顔をしていた
「あのさ、なんだかよくわからないうちに私まで冒険者に登録されちゃったんだけど、私は冒険者をやるつもりはないわよ」
「君ねぇ、勝手について来ておいてそれはないんじゃない?」
「教会の仕事もまともにやってんだろ?だったら、冒険者やってた方がいいんじゃないのかい?」
「確かに教会は地味な仕事ばかりだし、その上、居心地悪いしんだよね。行きがかり上で住まわせてもらってるだけだし(いっそのこと孤児院に転がり込むのもありか)」
アスナは悩んだ末、何か?を思いつき決心した
「わかったわ。アンタ達と一緒に冒険者をやるわ」
「それじゃあ決まりだね!今日から私達は冒険者だね!」
「では、まず依頼の受け方ですが、あちらにあるボードに依頼書が貼られているので、その中から選んでください。あなた方は、まだFランクなので依頼も『F』のもしか『基本』はできません」
リアナの手の示す所にあるボードには無数の依頼書が貼られていて、そこには他の冒険者が立っていた
「なるほど、あそこで仕事を選ぶってことだね。とりあえず、うちらは魔物討伐以外の仕事をするよ」
「冒険者なのに魔物討伐しないなんて、変な人ね」
「私はね、無益な殺生はしないんだよ。たとえ魔物であってもね」
アスナはポカンと顔をしてワタルの方を見たが、ワタルは苦笑いをしながら言った
「まあ、カスミさんだしね。らしいと言えばらしいからね」
そして、この時を持ってカスミ達は冒険者となったのである
➖とある酒場➖
「そこの孤児院にうちの『ガキ』が居るんだね?」
「ああ、部下のよると『ファミリア』って所にいるらしいぜ」
その酒場の1のテーブルの前では、男と女が席に座っていた
「ったくよぉ!ガキのクセして世話焼かせやがって!親の顔が見て見てぇよ!」
「おいおい♪親はお前だろ♪お母さん♪」
お母さんと呼ばれた女は、片手に持っていたエール酒の入った瓶を一気飲みし吐いて捨てるように言った
「やめてくれよ!アタイは母親になった覚えはないよ!あいつが勝手に生まれてきたんだ!こちとら迷惑してるんだ!せっかくの金ズルがパアになったんだ!」
女と一緒にいた髪を肩まで伸ばした優男風の男が同じく、酒を一気に飲み干して、ゲラゲラと笑い出した
「がっはっはっは!そう言うなよ、だから、こうして迎えに行くんだろ?親として(笑)」
「まったく!どうして、連れて帰るだけなのに、こんな身なり良い服着なくちゃいけないんだ!むさ苦しくて息が詰まりそうだぞ!」
「『ガキ』を連れ帰るまでの辛抱だか我慢しろって。どうせ奴隷商に売っぱらうんだから♪」
「まあな!それにしても、世の中には物好きな大人もいるんだな、子供相手にいかがわしい事する変態がね」
女もゲラゲラと笑いながら煙草を吸いながらエール酒を飲み干す
「ところでジノ、例の用心棒は雇えたのかい?孤児院には最近、妙に強い女がいるらしいじゃないか?」
「安心しろデボラ、そっちの方は問題ない。用心棒で元格闘王だ。そいつは私生活がひどすぎてな強盗、強姦、恐喝、暴行、傷害と表立ってないが、殺人もやっている凶悪犯さ!」
「へぇ、随分とやばいヤツを呼んだね!念には念をって所かい?」
ジノと呼ばれる男は、テーブルに肘をついてもたれ掛かり、目の前に立っている2人組の男にケリーを入れながら煙草を吹かした
「それもそうなんだけどよ、コイツらがガキを拉致るの失敗するからノルマが達成で出来ていないんだ!ったくよ!使えない子分だぜ!」
「あははっ!やめなって、使えない奴でも一応使い道があるんだから♪」
「そうだな!とりあえず作戦は明日決行だ。つーワケだ!明日に備えて飲むぞ!♪」
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