エルと銀之助

エル

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9話

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「・・・銀ちゃん!寝る前はゲーム、あんまりやらないでよね!

 ・・・明日の朝クマだらけになって、仕事が捗らんでも知らんからね!」


「・・・。わかった」


風呂上り一番に言われた言葉に、彼は一瞬たじろいだが、普通に返した。






「・・・エルはどこまで進んだ?」


もしかして、自分が風呂に入っている間に彼女がゲームもしたかもしれないと思い、銀之助が尋ねた。






「・・・えっとね、私のサーバーのギルドにさっき加入したよ!


 ・・・これって、最初こっちから新人みたくギルドチャットで『挨拶』するべき?
 それとも何も言われなければ、誰かから何か言われるまで何もしゃべらない方がいい?






 ・・・そうそう、あと、ゲームの掲示板に『婚姻届』出しといたから、



 私のキャラをちゃんと捕まえといてね、銀ちゃん!」





 続く

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