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Ⅱ 魔王国の改革
4節 宰相のお仕事 其の一 ④
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「ぐっはぁ……疲れた。今日はここまで‼︎」
終業予定時刻十八時を数分過ぎて、本格指導初日の業務は終了と相成った。朝から夜までほぼぶっ通して慣れない作業をしたためか、恐ろしいほど疲れた。その甲斐あって最初に来た書類は大半が片付いたが、追加でまたその三分の二は増えた。夜のうちに、更に増えるだろう。
「お疲れ様でした……」
完璧超人と思えた秘書でさえ、やや疲れの色が見える。余程ハードであっただろう。
彼は苦い経験をしたことがあるから、ブラックにするつもりはなかったのだが。やはりノルマ分のタスクが終わらないと気分が悪い。魔族は体力があるとはいえ、デスクワークにはそれもあまり期待できない。
「みんな、お疲れ様! 残念だが明日も同量の仕事があると思われる。だんだん慣れていって疲れにくくはなるとは思うが、それまでの間、いやそうなっても、しっかり休息をとるように! 明日はより多く処理、そしてもう少し早めに終わらせられるよう頑張るぞ!」
__もしかして、ブラック企業の社畜体質が身に染みちまってんじゃねえだろうな……__
と、このくらい疲れるのは当然でしょ、などとさっきまで考えていたエイジは、寝る前にそう思わずにはいられなかった。
その後。シルヴァは、ベリアルのいる玉座の間にいた。
「初仕事お疲れ様だ。で、仕事内容はどうだったかね?」
「そうですね……想像していたより、かなり過酷でした。なんとか理解することはできましたが……今までとは全く毛色の異なる仕事です、慣れるまでには時間がかかるかもしれません」
その仏頂面にも、確かに疲れた様子が浮き出ていた。
「そうか。……では、お前の上司、エイジはどうだ?」
「そう、ですね……彼は、私が予想していたほど、凄い人ではありませんでした」
あちゃー、と内心ベリアルは思ってしまった。手遅れだったかと、少し後悔したのだ。しかし__
「ですが、それで良かったのです。彼は親しみやすく、親身で優しいですし。周囲に常に気を配り、不器用で慣れないながらも、いい上司であろうとしてくれていました。私は、彼の下でなら、役に立つことができるかもしれないと感じました。それに……個人的に、彼の役に立ちたいと、思えたのです」
ふわり、と。普段の冷淡なオーラからは想像もできないような、柔らかな表情を浮かべたのだった。そのような顔は、ベリアルさえも初めて見たものだ。
「ほう、そんな顔もできたのだな」
その言葉で、自分の状態を把握した彼女自身も驚いているようだった。予想外の動きをした自らの頬をペタペタと触っている。
「……そうか。どうやらお前は、ようやく自分の居場所を見つけることができたようだな。私も与えることができなかった安らぎを、よもや彼奴が齎そうとは。彼が来てからというもの、良き風が吹いているようだ」
細める目はないが、そうするかのように虚空を見上げた。
「シルヴァよ、最早其方は、私を主と仰ぐ必要はない。ただ己の心の赴くままに、彼の下で……エイジのことを想うがいい」
彼女は見透かされたことに顔を赤らめ、そして感極まったかのように震えると、首(こうべ)を垂れた。
シルヴァは、これほどまでに人前で豊かな表情を見せることはなかった。運命の出会いは、これほどまでに人を変えるか。そう、ベリアルは感心する。
「……そういえば、ベリアル様は昼頃エイジ様を呼び出しておられましたが、一体どのようなお話をされていたのですか?」
と、ここで慌てたように話題を変える。これ以上は恥ずかしくて耐えられないといったように。
「む? ああ、エイジが其方のことをどう思っているか、訊いてみたのだよ」
シルヴァは、ぴくりと体を震わせる。彼からどう思われているか気になり、不安や緊張を抱いているようであった。
「差し支えなければ、教えていただいても、宜しいでしょうか……?」
「ああ、よいぞ。彼奴はな、其方のことが恐ろしいと言っておった」
「そんな……⁉︎ なぜです⁉︎」
「なにせ、お前が優秀すぎて、自分が必要ないんじゃないかと感じてしまったそうだ。見下されそうだ~、とかな」
「っ、ふふふ……」
可笑しそうに笑っていた。そして、自分が今何をしたか気付いたシルヴァは、アタフタと動転した様子。
「はっ⁉︎ そ、そんなことはないでしょうに!」
「うむ、今なぜ笑ったのだ?」
「ええと、それは……あまりにあり得ないことでしたので」
今の遣り取りで笑うところはなかったはずだが、突如笑い出した彼女にベリアルは驚いた。だが、彼の発言をどうやら冗談だと思ったようだ。
それを冗談だと思える程とは、よほど信用できたのだな。とベリアルは感慨深げ。
「あ、ですが……エイジ様は、私の正体を不審がっているようでした。果たして、本当に私を、信頼してくださるのでしょうか……」
「エイジはよく人を見ている。彼なら、お前の正体に遅かれ早かれ、いずれ気づくだろうよ。それに、こう言うのではなかろうか。キミの正体などどうでもいい。重要なのは、優秀なのかどうかだ、とな」
ドンピシャすぎて、シルヴァは驚愕したようだった。
「彼のことを、よくご存知なのですね」
「お、嫉妬か?」
「い、いえ、そうわけでは……」
「まあ、仮にも彼奴を見出し、宰相という地位を認めたのは、他ならぬ私だ。エイジのことを一番理解しているのは、少なくとも現時点では、私でなければいけないだろう?」
ほんのちょっぴり不満というか、艶羨を向けられているのを感じたために、揶揄い誇ると同時に応援も送る。
「だがまぁ……彼と共にいるのなら、いずれ誰よりもよく知ることができるだろうよ。どうかその力で、彼奴を支えてやってくれ」
言われるまでもないとばかりに、シルヴァは綺麗な敬礼を返した。
その二日後。やはり皆作業に慣れたのか、初日程度の量のタスクなら日が暮れる前に終えられるようになった。部署の紛れを仕分けする仕事が減り、他の部署も書類作成に慣れて資料が読みやすくなったりになったのも一因だろう。それに、きちんと幹部陣から要請へのお返事も届いた。とはいえ弊害もあり、統括部に舞い込む仕事の量も多くなっている。
統括部の仕事は本来、部署同士の架け橋である。情報や指示をここを介して運ぶこと。謂わばCPU的なことである。しかし、今やっているのは情報の整理統合。本来情報部がやるべきであるのだが、統括部の人員は特別優秀で、規模が小さいため動きやすい。また、宰相が、自分がいて色々やりやすいからこちらでやる、って言ってしまったからでもある。
その日の正午、一時間半の昼休み中。今までの休み時間のルーティンを思い出したエイジは、秘書にあることを問う。
「なあシルヴァ、紅茶とか珈琲ってあるかな?」
「こうちゃ……? すみませんが、存じ上げません」
今までそんなものは聞いたことがないといった様子だ。
「嗜好品は無いのかな……よし、厨房に行ってみるか」
「お供致します」
エイジが移動すると、彼女もピッタリついてくる。まるで懐いている猫のように、どこに行くにも一緒である。
最近、特に仕事開始から二日目あたりからだろうか。声音や雰囲気など接し方が軟化して、どこか他人行儀な、余所余所しい壁が薄れ、シルヴァと距離が縮まったように感じられた。更には、エイジのすることや言ったことには逐一メモを取り、質問したりし、その勢いたるや彼の全てを知り尽くそうとするほど。理由を問えば__
「貴方様のことをより深く知り、よりお役に立てるようになりたいのです。秘書として当然の行いかと」
執着にも感じるその徹底ぶりは恐ろしいほどであったたが、熱意があるのは良いこととして、あまり気にし過ぎないようにした。
「……やっぱり無いかぁ」
さて、厨房や食品保管庫に行ってみたものの、やはりそれらしき物は見当たらず。
「紅茶やコーヒーというものは、一体何なのでしょうか?」
「飲み物の一種だよ。苦くてね、体にいい成分もあって頭がスッキリするんだよ。仕事の合間に飲みたかったんだけど……」
「そういえば、商業国家ポルトには大陸中の食品が集まり、その多くをジグラト帝国が輸入しているため、帝国の食文化は豊かであると聞いたことがあります」
「なるほどね……食の改革は、帝国にヒントがあるかもかぁ」
その場には目当ての物がなかったため、エイジは仕方なく水で我慢した。とはいえ、手掛かりがなかったわけではない。やりたいこと、やるべきことが多い中どうするべきか、作業は素早く正確に行いながら考える。
そして午後六時半、つまりエイジが決めた魔王城の定時。宰相は解散前にメンバーを部屋に集め、ブリーフィングを行なった。
「やあ君たち、今日もおつかれさま。今仕事は極めて忙しいと思うが、そろそろピークなはずだ。慣れない作業で疲れただろう? 仕事が減り始めたら大きめの休みを取るから、それまで頑張ってくれ」
その言葉に魔族たちは驚いた様子を見せる。どうやら、こんな早くに、しかも大きめの休みが貰えるとは思ってなかったようだ。しかし当然、流石にこの休みがただの休暇なわけはなく。ここからが本題である。
「んで、その休みの期間にも、少しやって欲しいこともあるんだけど……いいかな? 遠出にはなるけど、そんなに難しいことじゃないから、ね?」
終業予定時刻十八時を数分過ぎて、本格指導初日の業務は終了と相成った。朝から夜までほぼぶっ通して慣れない作業をしたためか、恐ろしいほど疲れた。その甲斐あって最初に来た書類は大半が片付いたが、追加でまたその三分の二は増えた。夜のうちに、更に増えるだろう。
「お疲れ様でした……」
完璧超人と思えた秘書でさえ、やや疲れの色が見える。余程ハードであっただろう。
彼は苦い経験をしたことがあるから、ブラックにするつもりはなかったのだが。やはりノルマ分のタスクが終わらないと気分が悪い。魔族は体力があるとはいえ、デスクワークにはそれもあまり期待できない。
「みんな、お疲れ様! 残念だが明日も同量の仕事があると思われる。だんだん慣れていって疲れにくくはなるとは思うが、それまでの間、いやそうなっても、しっかり休息をとるように! 明日はより多く処理、そしてもう少し早めに終わらせられるよう頑張るぞ!」
__もしかして、ブラック企業の社畜体質が身に染みちまってんじゃねえだろうな……__
と、このくらい疲れるのは当然でしょ、などとさっきまで考えていたエイジは、寝る前にそう思わずにはいられなかった。
その後。シルヴァは、ベリアルのいる玉座の間にいた。
「初仕事お疲れ様だ。で、仕事内容はどうだったかね?」
「そうですね……想像していたより、かなり過酷でした。なんとか理解することはできましたが……今までとは全く毛色の異なる仕事です、慣れるまでには時間がかかるかもしれません」
その仏頂面にも、確かに疲れた様子が浮き出ていた。
「そうか。……では、お前の上司、エイジはどうだ?」
「そう、ですね……彼は、私が予想していたほど、凄い人ではありませんでした」
あちゃー、と内心ベリアルは思ってしまった。手遅れだったかと、少し後悔したのだ。しかし__
「ですが、それで良かったのです。彼は親しみやすく、親身で優しいですし。周囲に常に気を配り、不器用で慣れないながらも、いい上司であろうとしてくれていました。私は、彼の下でなら、役に立つことができるかもしれないと感じました。それに……個人的に、彼の役に立ちたいと、思えたのです」
ふわり、と。普段の冷淡なオーラからは想像もできないような、柔らかな表情を浮かべたのだった。そのような顔は、ベリアルさえも初めて見たものだ。
「ほう、そんな顔もできたのだな」
その言葉で、自分の状態を把握した彼女自身も驚いているようだった。予想外の動きをした自らの頬をペタペタと触っている。
「……そうか。どうやらお前は、ようやく自分の居場所を見つけることができたようだな。私も与えることができなかった安らぎを、よもや彼奴が齎そうとは。彼が来てからというもの、良き風が吹いているようだ」
細める目はないが、そうするかのように虚空を見上げた。
「シルヴァよ、最早其方は、私を主と仰ぐ必要はない。ただ己の心の赴くままに、彼の下で……エイジのことを想うがいい」
彼女は見透かされたことに顔を赤らめ、そして感極まったかのように震えると、首(こうべ)を垂れた。
シルヴァは、これほどまでに人前で豊かな表情を見せることはなかった。運命の出会いは、これほどまでに人を変えるか。そう、ベリアルは感心する。
「……そういえば、ベリアル様は昼頃エイジ様を呼び出しておられましたが、一体どのようなお話をされていたのですか?」
と、ここで慌てたように話題を変える。これ以上は恥ずかしくて耐えられないといったように。
「む? ああ、エイジが其方のことをどう思っているか、訊いてみたのだよ」
シルヴァは、ぴくりと体を震わせる。彼からどう思われているか気になり、不安や緊張を抱いているようであった。
「差し支えなければ、教えていただいても、宜しいでしょうか……?」
「ああ、よいぞ。彼奴はな、其方のことが恐ろしいと言っておった」
「そんな……⁉︎ なぜです⁉︎」
「なにせ、お前が優秀すぎて、自分が必要ないんじゃないかと感じてしまったそうだ。見下されそうだ~、とかな」
「っ、ふふふ……」
可笑しそうに笑っていた。そして、自分が今何をしたか気付いたシルヴァは、アタフタと動転した様子。
「はっ⁉︎ そ、そんなことはないでしょうに!」
「うむ、今なぜ笑ったのだ?」
「ええと、それは……あまりにあり得ないことでしたので」
今の遣り取りで笑うところはなかったはずだが、突如笑い出した彼女にベリアルは驚いた。だが、彼の発言をどうやら冗談だと思ったようだ。
それを冗談だと思える程とは、よほど信用できたのだな。とベリアルは感慨深げ。
「あ、ですが……エイジ様は、私の正体を不審がっているようでした。果たして、本当に私を、信頼してくださるのでしょうか……」
「エイジはよく人を見ている。彼なら、お前の正体に遅かれ早かれ、いずれ気づくだろうよ。それに、こう言うのではなかろうか。キミの正体などどうでもいい。重要なのは、優秀なのかどうかだ、とな」
ドンピシャすぎて、シルヴァは驚愕したようだった。
「彼のことを、よくご存知なのですね」
「お、嫉妬か?」
「い、いえ、そうわけでは……」
「まあ、仮にも彼奴を見出し、宰相という地位を認めたのは、他ならぬ私だ。エイジのことを一番理解しているのは、少なくとも現時点では、私でなければいけないだろう?」
ほんのちょっぴり不満というか、艶羨を向けられているのを感じたために、揶揄い誇ると同時に応援も送る。
「だがまぁ……彼と共にいるのなら、いずれ誰よりもよく知ることができるだろうよ。どうかその力で、彼奴を支えてやってくれ」
言われるまでもないとばかりに、シルヴァは綺麗な敬礼を返した。
その二日後。やはり皆作業に慣れたのか、初日程度の量のタスクなら日が暮れる前に終えられるようになった。部署の紛れを仕分けする仕事が減り、他の部署も書類作成に慣れて資料が読みやすくなったりになったのも一因だろう。それに、きちんと幹部陣から要請へのお返事も届いた。とはいえ弊害もあり、統括部に舞い込む仕事の量も多くなっている。
統括部の仕事は本来、部署同士の架け橋である。情報や指示をここを介して運ぶこと。謂わばCPU的なことである。しかし、今やっているのは情報の整理統合。本来情報部がやるべきであるのだが、統括部の人員は特別優秀で、規模が小さいため動きやすい。また、宰相が、自分がいて色々やりやすいからこちらでやる、って言ってしまったからでもある。
その日の正午、一時間半の昼休み中。今までの休み時間のルーティンを思い出したエイジは、秘書にあることを問う。
「なあシルヴァ、紅茶とか珈琲ってあるかな?」
「こうちゃ……? すみませんが、存じ上げません」
今までそんなものは聞いたことがないといった様子だ。
「嗜好品は無いのかな……よし、厨房に行ってみるか」
「お供致します」
エイジが移動すると、彼女もピッタリついてくる。まるで懐いている猫のように、どこに行くにも一緒である。
最近、特に仕事開始から二日目あたりからだろうか。声音や雰囲気など接し方が軟化して、どこか他人行儀な、余所余所しい壁が薄れ、シルヴァと距離が縮まったように感じられた。更には、エイジのすることや言ったことには逐一メモを取り、質問したりし、その勢いたるや彼の全てを知り尽くそうとするほど。理由を問えば__
「貴方様のことをより深く知り、よりお役に立てるようになりたいのです。秘書として当然の行いかと」
執着にも感じるその徹底ぶりは恐ろしいほどであったたが、熱意があるのは良いこととして、あまり気にし過ぎないようにした。
「……やっぱり無いかぁ」
さて、厨房や食品保管庫に行ってみたものの、やはりそれらしき物は見当たらず。
「紅茶やコーヒーというものは、一体何なのでしょうか?」
「飲み物の一種だよ。苦くてね、体にいい成分もあって頭がスッキリするんだよ。仕事の合間に飲みたかったんだけど……」
「そういえば、商業国家ポルトには大陸中の食品が集まり、その多くをジグラト帝国が輸入しているため、帝国の食文化は豊かであると聞いたことがあります」
「なるほどね……食の改革は、帝国にヒントがあるかもかぁ」
その場には目当ての物がなかったため、エイジは仕方なく水で我慢した。とはいえ、手掛かりがなかったわけではない。やりたいこと、やるべきことが多い中どうするべきか、作業は素早く正確に行いながら考える。
そして午後六時半、つまりエイジが決めた魔王城の定時。宰相は解散前にメンバーを部屋に集め、ブリーフィングを行なった。
「やあ君たち、今日もおつかれさま。今仕事は極めて忙しいと思うが、そろそろピークなはずだ。慣れない作業で疲れただろう? 仕事が減り始めたら大きめの休みを取るから、それまで頑張ってくれ」
その言葉に魔族たちは驚いた様子を見せる。どうやら、こんな早くに、しかも大きめの休みが貰えるとは思ってなかったようだ。しかし当然、流石にこの休みがただの休暇なわけはなく。ここからが本題である。
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