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5,僕とキミの経験値

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朝の音楽室
実行委員の青山と七瀬さんが、学祭当日である今日の係とスケジュールについて説明しているのを僕はぼんやりと聞いていた。

「クッキー聞いてた?9時半から俺入り口担当でクッキー出口の回収担当だって」
「青山は?今日もあいつ忙しいの?」
「午後からあくって言ってたから合流できんじゃね?」
佐川とはずっと一緒に行動してたけど青山と合流出来るのは久しぶりだ。

「佐川彼女こないん?」
「あー、来ない来ない。なんか恥ずかしいじゃん」
ふぅん、2年付き合ってる佐川でも友だちに合わせたりするのは恥ずかしいのか。。

だったら同性と付き合い始めた僕は、、
そこまで考えて椎木くんの顔が浮かび慌てて打ち消すように立ち上がる

「うわっビビった。クッキーどうした。」
「あー?いや、僕も今びっくりした」
「??」
あははと笑う僕を佐川が不思議そうに見上げた。


「はーい、提灯回収しまーす。あ、これおまけのチョコどーぞ。」
お化け屋敷から出てきたお客さんから入口で渡した提灯を回収して、チョコを手渡す。
お化け屋敷はそこそこ盛況で主にカップルがいちゃいちゃする為に入っている感じだ。
少しお客さんが途切れる。廊下の出口に置かれた机で出口係をしている僕は、箱に入れられたチョコを手に持ったまま混み合った廊下を眺めていた。

はぁ、カップルは多いよなぁ。人前で手とか繋いで羨ましいよね、、と思いながらチョコを口に放り込む。
「あ、やべ。」これお客さん用だ。間違って食べたじゃん、、

「俺も」
「俺も」

突然目の前に手の平が2つ差し出されてビックリして見上げると瀬戸くんと椎木くんが立っていた。

「わぁ、見られてた」
「なーに食ってんの。俺にもよこせや。」
「はい俺にもー」
2人の手に一つずつチョコを乗せていると

「カツアゲ見ちゃったー」
と春川さんが2人の間に割って入ってくる。
「いや、俺ら楠木くんとお友だちですから。」
「あはは、それカツアゲ見られた人の言うセリフなんだけど」
うん、生き物としてやっぱり可愛い。
「ねぇ、椎木っちお化け屋敷入ろー?」
「え、自分のクラスの?お断りっすね。」
「はい、知ってたー。瀬戸っちは入ってくれるよねー?」
春川さんが瀬戸くんの腕をとって入り口に引っ張る。
「良いよ~。でも暗いから俺やらしい事するかもよ?」
あははと笑いながら2人が歩いて行ってしまうと椎木くんは僕の椅子の横にしゃがんで2人を待つ体勢のようだ。

ちょっと緊張するけど、多分僕らは付き合っているハズだ。
「もう一個食べる?」
聞くと僕より低い場所に座っている椎木くんが見上げる。いつも通りの無愛想な顔をしているけど、僕が見上げる位置に居るせいで椎木くんが少し上目遣いになっていてドキッとしてしまう。

うーん、、慣れるまで何年もかかりそう。

「チョコいらないから番号教えて」
片手に持った携帯を振る。

「え!?今?でも、、」
こんな人目につくところでそんなことしたら、、と僕がキョロキョロ辺りを確認していると
「いやいや、楠木くん、俺らが番号交換しても何の問題もないっしょ」

うわ、本当だ。普通に男友達と番号教えあう構図だこれ。意識し過ぎの自分が恥ずかしい。
苦笑する椎木くんに携帯の番号を表示させて手渡すと、彼はそれをみながら僕にワンコールして「それ俺ね」と携帯を返してくる。

やった!これでいつでも連絡取れる!
なんか照れるけど嬉しすぎる!
「その顔はだめっすわ。」
「あはースミマセンした」

「椎木先輩だー何やってるんですかー?」
「休憩中ー」
「良かったら私たちと一緒にまわりませんか?」
「2年の怖いかも知れない女の子いるけどいー?」
「あ、じゃあ怖いから辞めときます~」
2、3分廊下に座ってるだけで一年生女子に声かけられてる。
話しかけないだけで、チラチラ見てカッコいいとか言っている女子たちも普通にいる。

うん、これが現実。僕が好きになったのはそういう人種だ。モヤっとしても仕方がない。

「はい、生還ー」
「瀬戸っちにセクハラされたー」
「瀬戸と入ったお前が悪いべ」
「ひっどー。」
「あ、ちょい待ち、お嬢ついたって。ここで待ってて良い?」
「おけおけ。」
へ~、瀬戸くんの妹来るんだ。
「あ、やっぱ彼氏と来てるって。」

「はぁ!?」
隣で3人がぎょっとして僕を振り返る。
「え、知らなかったの?クッキー」
「全然何も聞いてない!」
「ねー、なんで楠木くん?」
「クッキーの弟がお嬢の彼氏っていうキセキ。ちなみに楠木弟すげー似てるからね。」
「えー見たい見たい。椎木っち見たことある?」
「いや俺はないんだわ。やっと見れるとこ。」


えー、立ち去りたいんだけど。。出口係が恨めしい。

瀬戸くんの妹の朱莉ちゃんが彼氏である晴人と本当に登場した。
ひとしきり瀬戸くんの友だちに囲まれたあと、あろうことか僕の方へくる。

「あ、ハルくんのお兄さん!こんにちは」
ニコッと笑う朱莉ちゃんは、どこか瀬戸くんに似ていて人懐こい。中3だからまだ少しあどけないけど将来めちゃくちゃ美人な女性になるだろう。
「お久しぶりー。って、晴人は何で先に言わないわけー?」
「いやぁ兄ちゃん絶対やがるとおもって」
そのやりとりを見ていた春川さんが、面白がって僕らを並ばせる。
「ねー、待って、この兄弟似てる!ねー椎木っち、似過ぎ!」
「いやガチだわ。2年前の楠木と並べたらワンチャン双子。」

おい晴人、「よく言われますー。えへへ」って笑ってるんじゃない。ーえ、意外と心臓強いな。この3人に囲まれて困った様子もなく対応出来るのか。

「ハルくん今度うち遊びにおいで。あ、クッキーも一緒に来なよ。」
「え、兄ちゃん一緒っすか?」晴人の頭をわしゃわしゃ撫でながら瀬戸くんが言うと、えーっと嫌そうな顔の晴人が僕を見る。
「大丈夫、お兄さん俺の友だちだから俺の遊び相手ね。」
「それじゃあ、はい。」

おいー!晴人、それじゃあはいじゃないよ!
怖い怖い怖い、、瀬戸くんと2人で何して遊べって言うの!
「なんか面白そうだから俺も行くわ。」
「お、椎木もくる?オケー。」
おや?椎木くんもくる?これラッキーなやつ?


その後僕は出口係を解放されて、佐川と合流。晴人と似ているという同じようなやりとりをひとしきりしたあと、まだ瀬戸くんたちと一緒にいる晴人を放置して学祭を楽しむことにした。

それにしても晴人は僕とそっくりなだけあってイケメンってわけではない。でもどっちかというと瀬戸くんたちの中に混ざっていて違和感もない。みんなに「可愛い」と男としては嬉しくない感想を言われてノリ良くかわせるスキルをどこで身につけたんだ?
もし僕にもあれぐらいのスキルがあったら、もっと学校で椎木くんに近づけるのに、、

「クッキー久しぶりー!」
がばっと青山が抱きついてくる。
「お疲れ青山!うーわ、おもっ。自立しろよ」
「いや無理。クッキーと佐川はずっと一緒だったけど俺だけ寂しかったー」
大袈裟に嘆きながらがっちり僕をホールドしている青山の背中を「はいはい可哀想に」とぽんぽんと叩く。
そう、仲が良ければこのくらいの事は許される。同じクラスの女子が「何してんの?」と笑いながらすれ違う程度の光景だから。

椎木くんとはこうは出来ない。ちょっと椎木くんの反応が見てみたい気もするけど、、。びっくりするかな?すごい冷たい目で拒否されるかもな。あの椎木くんだしな。
でも瀬戸くんや春川さんやマイちゃんだって抱き付いたりしてるけど椎木くんはいつも拒否するでもなくシレっとしてる。
あー、勇気はないけどやってみたい。
僕は好奇心がムクムクと湧き上がるのを感じて顔がニヤける。

「え、クッキーキモい。」
ぼそっと佐川が呟いた。




ーーーーー


中間試験最終日

現国の試験の終了のチャイムが鳴って僕は大きく伸びをした。

「クッキー、夏休みにさハルくんうちに遊びに来るって。聞いてた?」
解答用紙を前に回しながら瀬戸くんが言う。
「ううん、聞いてない。」
「兄ちゃんも連れて行きますって言ってたよ」
「えー、僕の予定とかどうなってんの晴人の中で」
「朝椎木にも言ったんよ。あいつはよくうち来るから普通に来るっつてたわ。ー兄ちゃん来れる?」

「ん?」っていうふうに首を傾げる瀬戸くん。
椎木くんの事を好きだと自覚してから瀬戸くんにあまり緊張しなくなった気がする。
隣の席で毎日話すから慣れただけかも知れないけど、、
たまに椎木くんのレアな笑顔が見れた時の方がよっぽどドキドキする。

せっかくだし晴人のために行こうかなと言う僕に瀬戸くんは席を立ちながら「おし。」と言って僕の頭をくしゃくしゃと撫でた。
弟と同じ顔過ぎて瀬戸くんの僕への扱いが限りなく弟と同じになっている。。

ぐしゃぐしゃになった髪を直しているとふと椎木くんと目が合った。
離れた席から「あ、ほ」と口の形だけで言うと僕の反応を軽く無視して帰り支度を始める。

今日椎木くんの家に初めて遊びに行く事になっている。本当はどこか出掛けようと言っていたんだけど、家族が鍵を忘れて行ったから家に帰る必要があるって登校後にLINEがきた。
「じゃあ椎木くんちで」
「うち?まじか」
「だめ?」
「だめではない」
そんなやりとりがあって初の椎木家におじゃますることになった。
会ったことないけど鍵忘れた人グッジョブ!


学祭の前の日に付き合い出して学祭が終わって間もなく中間試験の勉強で放課後に会えるような日も無かった。
何回か駅まで一緒に帰ったぐらいか。

「お兄ちゃん!」
小学生の男の子が家の玄関に座っていて、椎木くんをみつけると嬉しそうに笑った。
「トモわざわざ帰って来てやったんだから謝れ。」
「ごめんなさいっ!ありがとう!友だちの家行く約束してるから鍵あけて!」
椎木くんの後ろにいる僕に小さな声でこんにちは。と言うとバタバタと家に入って行って、一瞬で外に飛び出してゆく。

「なんか懐かしいなー晴人もあんな時あった」
元気に走って行く弟を見送っていると椎木くんに入るように促された。鍵を開けるために帰らなきゃならないくらいだから、親御さんは不在って事だよね。

ーん、、?あれ?
今更ながらちょっと緊張しだす。

椎木くんの部屋に入るとすぐに彼は机に広げられた教科書やノートを片付け初めて、テスト期間中真面目に勉強していたであろう彼の姿を想像させた。
うちの学校は偏差値が低くはない。特別高くもないけれど、それでもテスト期間は皆勉強しなきゃ困るくらいのレベルはある。

「その辺に座って。俺着替えて良い?」
着替え始める椎木くんが制服をハンガーに掛ける音を背中に聞きながら思わず部屋の中を見回す。
紺色基調のカバーが掛けられたベッドの布団はちゃんと整えられていて、雑誌や教科書が並んでる棚も程良い程度にキレイに並んでる。
大きくないけどテレビがあって周りにゲーム機とヘッドホン。部屋の真ん中にあるテーブルにパソコンが置いてある。

「あんま見ないで。何か照れる」
「えー、すごい片付いてて恥ずかしいとこないじゃん。もしかしてあんまり部屋にいない?」
「そんな事ねーよ。あーでもトモの、、弟の部屋でゲームに付き合ってる事が多い」
「年の離れた弟良いね。」
「楠木のとこも仲良いっしょ。」
「うん、悪くはないけど、さすがに一緒には遊ばないかな」
「へぇ。昔っからあんなそっくりなの?」
「あーうん、写真とかで見ると双子っぽいかな。似ててビックリした?」
「瀬戸じゃないけど俺も朱莉から奪おうかと思ったわ」
「うわ、、」
「おいガチでひくな」

僕たちは近くのコンビニで買ったパンやお菓子を食べて、ゲームで遊ぶ。途中で飽きた椎木くんはベッドにもたれて雑誌をペラペラみていて、佐川や青山と家で遊ぶ時と何も変わらない状況に何だかホッとした。

ゲームに1人熱中していた僕は、暫くしてふと静かだなと思って椎木くんをみた。
ベッドの上に片腕を伸ばし頭をもたげて、雑誌を開いたまま目を閉じている。

寝てる?もしかして夜中まで勉強してた?
私服でベッドによりかかる姿が学校と違って、心臓がドキリとはねた。

触れてみたい、、

起こした方が良い、、?

でもどうしよう触れてみたい、、

そっと手を伸ばしてみる。

「椎木くん」
肩に触れる。

「ん、、あれ、寝てた?」
ふっと目を開けて眩しそうに間近にいる僕を見る。
「ごめんゲームに熱中してた。」
「別にいーよ。っつーか、俺が寝てごめんだわ。楠木に起こされるの2回目」
「ああ、あの時ね。」
暗い学祭準備の教室で寝ていた椎木くんを思い出して笑ったけど、思えば僕が告白した時の事だ、、あの時は付き合うなんて想像出来なかった。
こうして椎木くんの部屋で2人でいるなんて、、、

「ーなんて顔してんの?」
「はは、何か嬉しくて。こんな近くにいるから、、」

じっと僕を見る椎木くんが手を伸ばせば触れられる距離にいる。

ーこの人に触れたい。
その衝動が僕を動かして、僕はもう一度そっと椎木くんの腕へ手を伸ばす。

「その顔やめて。俺も緊張するから」
ちょっと掠れた声で言いながら、伸ばされた僕の手をぐいっと引くと僕を抱きしめる。

2人の頬が触れ合う。

「椎木くんでも緊張するんだ、、」

「そりゃね。好きな人といたらね。」

耳元で聞こえる彼の声が優しくてドキドキする。自分の鼓動が自分に聞こえそうだ。

すっと体を離すと僕の目を覗く。
「ーキスしたら怒る?」
そんなこと、怒るわけがない。

僕が小さく首を横に振るのを確認して、僕の耳元に手を伸ばす。頬や首筋に触れる手に酷く緊張して体に力が入って一瞬ビクリとする。

椎木くんの顔が近づいてそっと唇が重なる。
同性でも好きな人とキスをするとこんなに幸せなんだ、、。僕が無意識に椎木くんの服をぎゅっと握ると、彼はふと離れて僕を見るともう一度今度はもっと深いキスをする。

「ん、、」
椎木くんの舌が僕の舌を絡めとるように入ってきて僕の体が強張る。緊張して息を止めていたようで苦しくなる。
「っはぁ」
静かな部屋にくちゅっという卑猥な音がしたとき緊張の限界を迎えた僕は思わず椎木くんの体を軽く押し戻してしまう。

「ー楠木?」

「ご、ごめん、タイム」

椎木くんの体を押し戻した軽い罪悪感はあったけど、何よりも椎木くんの唇の、、いや、舌の感触に動揺しまくった僕は自分の顔が熱くなったのを手で覆って、消え入りそうな声を出す。

「ごめんなさい。やがったんじゃなくて、、えと、、キ、キスも初めて、、デス。」

「ーそっか、ごめん。」

「ごめんなさい、、」

「別に謝んなくていいよ。」

「でも、、」

「いいんだって。」

「、、、」

僕から近づいて触れようとして、キスして良いとか言ったくせに、途中で耐えられなくてやめさせるとか、、僕は失礼なやつだ。
きっと椎木くんも気を悪くしたと思う。

「そんな顔すんなって。嫌ならイヤ、待って欲しい時は待てって言って良いんだよ。」

申し訳なくて今にも泣きそうな僕の頭をくしゃっと撫でて笑う。

「本当に?」

「本当。ーじゃないともっと色んなことしちゃうしね俺。」

僕がその言葉に顔を赤くして怯むと、「あはは冗談」目を細めて笑った。

「キミの嫌なことはしない。約束する。だから安心しな」

余裕ありそうなその笑顔をうらめしく思いながらも、いつかもっと色んなことをしようとするだろう椎木くんを想像すると心臓がもたないなと思った。

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