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17-2.妄想2二人羽織

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 観客の男子たちが顔を見合わせて近寄ってくる。
 抗議したいのに、口の中に2本も指を入れられて声を上げられない。

 前の方にいた男子の1人が、私の乳首を咥えこんだ。
 舌で転がすようにねぶられる。
 もう片方の胸にも、違う男子がしゃぶりついた。

「んんっ、やぁ……っ」

 突然どうしてこんなことになったのかと、パニックになる。
 身体がズッと突然後ろに傾いたと思うと下着がずらされた。
 スカートの中の全部が蛍光灯の下にさらされ、ズルズルと誰かに下着が持っていかれた。

 ぴちゃぴちゃとわざと音を立てる指が誰のものなのかは、胸をしゃぶる男子の頭で分からない。

 誰かの指が、秘芽をぐりぐりと刺激する。

「んんっ、はぁっ……ひぁぁっ」

 今まで一度も味わったことのない快感に、身体中を支配される。
 このままじゃ、この人数に犯されちゃうっ。

 何とか抜け出そうと身をよじると、背後から声がした。

「こんなにされてるのに、手を出して逃げないの、なんでかなー?」

 あなたが、拘束しているからでしょ!

 そう言いたいのに、指が口の中に入れられたままで、言葉にならない。

「そっかぁー、望んでるんだね。気持ちよくて、仕方ないんだ。期待してるの? もっと気持ちよくなりたいって」

 彼がそう言うやいなや、張りついていた男子の動きが加速し始めた。
 いつの間にかブラジャーのホックも外れ、Tシャツと一緒にガバッと上にずらされている。自由になった胸は、揉みしだかれながら舌で舐められたり吸われたりと好き放題だ。

「んんーっ、は、あぁぁ、んんっ……!」

 足の指の間まで誰かに舐められている。まるで、食べられているみたい。

 視界の端に、紙コップにお茶を注ぐ男子の姿が見える。彼はそれを口に含むと、平河くんの指を外して私に口移しで飲ませた。

「んっんっ、んんっ」

 ぬるいお茶が、口の端からこぼれる。
 私が口の中のお茶をゴクンと飲み込んだのを見て、彼はまたお茶を私に飲ませる。

「も、もう、いらなっ……はぁんっ」

 何度も何度も、お茶を飲まされる。

「いいもの持ってんだよねー、俺」

 背後から、また声が聞こえる。もう隠れる気はないようで、平河くんの顔が表に出てきていた。

「これ、なーんだ」

 いつの間にか、彼の手には大きいカプセルのようなものが握られている。

「わ、んっ、分かんっ……ないっ」

 彼は「小型の携帯電マだよー。気持ちよくなろうね」と言いながら、あそこにあてがった。

 突然、振動と激しい快感が私を襲う。

「あっあっあっあっ、あぁーーーっ!」

 ガクガクと身体が震え、弛緩した私の中に、誰かの指が入れられる。
 なおも振動が続き、中の指も気持ちのいいところを擦り続けている。

「あっ、あん! もう無理ぃ……っ、ふ、んん!」

 よがる私に、またもお茶が口の中に流し込まれる。
 さっきからずっとお茶を飲ませてくる男子が、私に恐ろしいことを提案した。

「おもらし、してみる?」

 おもらし!?
 確かに、たくさんお茶を飲まされて、おしっこがしたくなってきた。
 でも、ここ学校だよ?
 教室だよ?
 こんなにたくさんの人がいる前でおもらしなんて、絶対ダメ!

「それ、いいねー」

 平河くんがそう言って、後ろから私の耳を舐め始めた。吸ったり熱い息を吹き入れたりと強い刺激に、身体が気持ちよすぎて震える。

「は、はぁん! み、耳やめっ、ん、んぁぁーーーっ」

 耳がこんなに気持ちいいなんて、反則だ。おかしくなっちゃう。

「抗議の声もないようだし、お言葉に甘えて」

 そう言って、その男子は紙コップを私のおしっこが出る位置にあてがい、下腹部を押し出すように刺激し始めた。

 ピンポイントで膀胱が押され、尿意に支配される。

「いやいやいや! 出ちゃう! ほんとに出ちゃうよーーーーっ」

 ブルブルと、快感と尿意で震える中、手錠がこっそりと外された。
 誰か助けてと伸ばす手には、もう力が入らない。ただぎゅっと握りしめられるだけだ。

「いいよ、出して」

 後ろから声がする。

「受け止めてやるよ」

 前からも声がする。
 胸からは、咥えていた口が外された。やけにスースーする。

「みんなで、見ててあげる」

 取り囲むように私を、男子たちが凝視する。スマホをかざす男子までいるのに、無情にも膀胱がぐっぐと押される。

「撮らないで! も、もうっ、げんかっ、限界なの、出ちゃうのっ、いやぁ」

 必死で我慢しているのに、後ろから無情な声が飛んできた。

「出さないと、終わらないよ? もらしたら、許してあげる。この人数に犯されるのと、どっちがいい?」

 まるで救いの手のように、穏やかに諭される。

「そんな、の……っ」

 涙で滲んだ目を向けても、にっこりと返されるだけだ。
 犯されるよりいいのかなと、少しでも思ったところで我慢もきかなくなった。

「で、出る! ふ、んんんっ、いやぁぁぁぁぁーーー!」

 じょばぁっと堪えきれずに、おしっこが吹き出した。

「い、いやぁっ、止まらないの、やだやだ、誰か止めて、いやぁぁぁ」

 妄想の私が漏らすと同時に、現実の私も絶頂を迎えた。

 今日もいい妄想だった。
 身体がビクビクと痙攣する。

 いつも通りの心地よい快感の中、夢へと落ちていく。
 
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