【完結】転生者のお姉様は自分を悪役令嬢と言い張るのですが…どう考えても悪役は私です

主人公、アリシアにとって、母とたまに帰ってくる父の三人での生活は裕福ではないが、それだけで十分なほど幸せに感じていた。

 が、ある日、父が帰ってきた時の一言に、それに対する母の反応に、アリシアは自分が大好きだった両親が別人に見えてしまう。

 父に連れられた家は市民が暮らすような家ではなく、貴族の屋敷であり、そこにはアリシアと同年代ぐらいの少女がこちらをずっと見ていた。

 その少女は転生者であり、この世界での自分がどうなってしまうのかを話される。自分の名前を当てられたことで、その話を信じるが、その内容はとてもひどいものだった。

 お姉様…それは私の方が悪役なのでは…

 私はお姉様の敵にはなりません。私がお姉様に全てをお返しします!


お姉様!もう少し自分のことを大切にしてください!
お姉様!今ですか!?
お姉様!そういうことはもっと早く言ってください!

 賢いのに少し空気が読めない姉と、翻弄されながらも姉を守ろうとする妹の物語

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