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浅い法華経31(法華経第十一章見宝塔品②)
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ここで仮定がかなり前進したような気がした。
しかし改めて考えると、自分はいったい何をしているんだと思う。
たくさんのお金をかけて大学まで入って、またたくさんのお金を払いながら学んでいる宗教学を否定するようなことをしている。
だったら宗教ってなんなの?と思う。
自分が始めて自分に還る、もともと人の中にある、そんな結論なら宗教が宗派がああだこうだと言ってること自体空虚なことだ。
でも真理はそんなものかも知れない。
争う所に自らはいないと言っているのが真理かも知れない。
さっき「自分」とは唯一無二の存在だと私は思った。確かに自分とは不思議なものだ。この世に1つしかなく、自分の顔が見えない。そんな「自分たち」がお互いを助け合うことが大切…そうだ、意識的に助け合えるのは人間だけだ。
ところが人間はなかなか素直に助け合いをしない。逆に易々と虐め合いはする。この性質はいったいなんなんだ?もともと仏が自分の中にあるのに。
この辺りだろうか?自分、つまり法華経の言わんとしていることは。この辺りの解決だろうか?
あぁ自分、早く答を見つけて。
蓮はぐるぐる回る思考の中で、コンパクトを取り出し自分の顔を見た。
仏に似た顔が映っている。
しかし改めて考えると、自分はいったい何をしているんだと思う。
たくさんのお金をかけて大学まで入って、またたくさんのお金を払いながら学んでいる宗教学を否定するようなことをしている。
だったら宗教ってなんなの?と思う。
自分が始めて自分に還る、もともと人の中にある、そんな結論なら宗教が宗派がああだこうだと言ってること自体空虚なことだ。
でも真理はそんなものかも知れない。
争う所に自らはいないと言っているのが真理かも知れない。
さっき「自分」とは唯一無二の存在だと私は思った。確かに自分とは不思議なものだ。この世に1つしかなく、自分の顔が見えない。そんな「自分たち」がお互いを助け合うことが大切…そうだ、意識的に助け合えるのは人間だけだ。
ところが人間はなかなか素直に助け合いをしない。逆に易々と虐め合いはする。この性質はいったいなんなんだ?もともと仏が自分の中にあるのに。
この辺りだろうか?自分、つまり法華経の言わんとしていることは。この辺りの解決だろうか?
あぁ自分、早く答を見つけて。
蓮はぐるぐる回る思考の中で、コンパクトを取り出し自分の顔を見た。
仏に似た顔が映っている。
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