短い話たち

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折ってから祈る

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神様に祈るばかりじゃなくて、あなたの手で、悩みのいばらをボキボキと折るんです。それをイメージするんです。悩みひとつをいばら一本に見立てて、それをあなたの手が折って行く。
いばらが折れた後には平らな草原が広がっている。
すると見通しの良くなった景色の中に何かが現れ、風通しの良くなった景色の中に何かが聞こえる。
その映像を頭に焼き付けてから神様に祈りなさい。
見通しが悪いと神様、あなたがどこにいるか分からないからね。
だからかな「折」と「祈」が似ているのは。
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