227 / 348
叶ってる夢
しおりを挟む
「絵描きになる夢はもう諦めてる」
「なんでだ?」
「売れないから」
「じゃあ何か?おまえさんは売れるものを作りたかったわけか?」
「まぁそうだ」
「ふーん。じゃ、あそこの八百屋のキャベツを作りたかったんだな?」
「違うよ」
「あれ、売れるものだぜ?だからキャベツだろ?」
「違うよ、絵だ」
「絵って描いたら絵だろ?だったら描けば叶うじゃないか、絵描きの夢」
「違うよ、売れる絵だ」
「だったらキャベツじゃないか」
「違うんだよ、売れなきゃ絵じゃないんだよ」
「じゃ、あそこのキャベツ、売れなきゃキャベツじゃないのか?」
「違うよ、キャベツだ」
「だったら売れないと絵じゃないのか?おまえさんの絵」
「違う、絵だよ」
「だったら叶ってるじゃないか。絵描きになる夢」
「なんでだ?」
「売れないから」
「じゃあ何か?おまえさんは売れるものを作りたかったわけか?」
「まぁそうだ」
「ふーん。じゃ、あそこの八百屋のキャベツを作りたかったんだな?」
「違うよ」
「あれ、売れるものだぜ?だからキャベツだろ?」
「違うよ、絵だ」
「絵って描いたら絵だろ?だったら描けば叶うじゃないか、絵描きの夢」
「違うよ、売れる絵だ」
「だったらキャベツじゃないか」
「違うんだよ、売れなきゃ絵じゃないんだよ」
「じゃ、あそこのキャベツ、売れなきゃキャベツじゃないのか?」
「違うよ、キャベツだ」
「だったら売れないと絵じゃないのか?おまえさんの絵」
「違う、絵だよ」
「だったら叶ってるじゃないか。絵描きになる夢」
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる