90 / 402
眼鏡
しおりを挟む
彼は私が眼鏡を掛けているから好きだと言った。
じゃ、眼鏡を外した私は好きではないんだろうか?
私が眼鏡を掛けているうちは2人の仲はたしかに良好なんだけど、眼鏡を外すとどうなるんだろう?
私は眼鏡を外すと彼の顔がぼやけて見えない。
彼は眼鏡のない私に素っ気なくなる。
私はそんな彼の顔が分からない。
でも眼鏡を掛けて彼を見つけた時、そこには私に惹かれた彼の顔がある。
ということは、私が眼鏡を掛けていようがいまいが、2人の仲は良好なんだろう。
私に耳がなければだけど。
眼鏡が古くなったから買いに行こう。
ついでに包丁も。
じゃ、眼鏡を外した私は好きではないんだろうか?
私が眼鏡を掛けているうちは2人の仲はたしかに良好なんだけど、眼鏡を外すとどうなるんだろう?
私は眼鏡を外すと彼の顔がぼやけて見えない。
彼は眼鏡のない私に素っ気なくなる。
私はそんな彼の顔が分からない。
でも眼鏡を掛けて彼を見つけた時、そこには私に惹かれた彼の顔がある。
ということは、私が眼鏡を掛けていようがいまいが、2人の仲は良好なんだろう。
私に耳がなければだけど。
眼鏡が古くなったから買いに行こう。
ついでに包丁も。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
アポリアの林
千年砂漠
ホラー
中学三年生の久住晴彦は学校でのイジメに耐えかねて家出し、プロフィール完全未公開の小説家の羽崎薫に保護された。
しかし羽崎の家で一ヶ月過した後家に戻った晴彦は重大な事件を起こしてしまう。
晴彦の事件を捜査する井川達夫と小宮俊介は、晴彦を保護した羽崎に滞在中の晴彦の話を聞きに行くが、特に不審な点はない。が、羽崎の家のある林の中で赤いワンピースの少女を見た小宮は、少女に示唆され夢で晴彦が事件を起こすまでの日々の追体験をするようになる。
羽崎の態度に引っかかる物を感じた井川は、晴彦のクラスメートで人の意識や感情が見える共感覚の持ち主の原田詩織の助けを得て小宮と共に、羽崎と少女の謎の解明へと乗り出す。


【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる