65 / 348
平
しおりを挟む
この文字は僕の顔から笑いをなくす
「平凡」
「平均」
「平坦」
「平常」
「平滑」
「平民」
つまり夢がない言葉ばかり作るのだ
そしてすっかり
「平べったい顔」
になった僕はため息をつく
大丈夫?と妻が聞く
「平気」
と僕は答える
元気なんじゃない
「平べったい気」
なんだ
だけど
そう言えば今の世の中
「男女平等で」
「平和だな」
と思ったら少し笑顔が戻った
…なんてきれいなものじゃないんだ
僕に戻った笑顔は…
「明日は平日だけど会社が休み」
なのを思い出したんだ
「平凡」
「平均」
「平坦」
「平常」
「平滑」
「平民」
つまり夢がない言葉ばかり作るのだ
そしてすっかり
「平べったい顔」
になった僕はため息をつく
大丈夫?と妻が聞く
「平気」
と僕は答える
元気なんじゃない
「平べったい気」
なんだ
だけど
そう言えば今の世の中
「男女平等で」
「平和だな」
と思ったら少し笑顔が戻った
…なんてきれいなものじゃないんだ
僕に戻った笑顔は…
「明日は平日だけど会社が休み」
なのを思い出したんだ
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる