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イサナミの書
一刃(ひとは)#2
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────ルカティア(人狼ルーノ種、呪詛の湖の守人、ニダヴェリール宮廷第三補佐官)
ククリさんの不毛の大地行きの申請が受理され、私とルフィ姉が、ククリさんとリエル姉のお目付役として随行することになった。
当初はルフィ姉ではなく、ルナ姉が随行するはずだったが、ルフィ姉がどうしても随行したかったらしく、長女権限をつかって公用をルナ姉に全て任せ、お目付役になったのだ。
ミユキ、ハルカ、ユキヒロの3名の同行も許可された。
ロクシーさまと、ティフォーニアは、時間の都合をつけて頻繁に訪問することになっている。
不毛の大地は、空と浮遊都市はとても美しかったが、大地が死んでいた。
ここまで、酷く死んでしまった大地を見たのは、生まれて初めてだった。
兵器の実験でこうなったそうだが、大地の守護を司るルーノ族としては、見るに耐えない大地だった。
回復させるには何十万年も必要らしい。
ロデリクの一行と一緒に不毛の大地に入ったので、すぐにククリさんとリエル姉は別行動になり、私は、ミユキ、ハルカ、ユキヒロをつれて、ロデリクのロングシップに乗り込んだ。
戦闘準備にはいったロデリクの殺気と集中力は凄まじく、普段とはまるで別人のようになる。
ロングシップごと飲み込まれそうな巨大なアースワームの群れに斧と盾を持って平然と突撃してゆく様は、まさに狂戦士だった。
不毛の大地の大地にはいろいろな場所に多様な生物が生息して居た。
その全てが、初めて見る生物だった。
ギアとは、生態系が大幅に異なるようだ。
極一部ではあるが、緑化が進んでいる区域もあり、そこには、綺麗な泉が湧き出し、様々な生命が集っていた。
樹木には果実が実り、皆で分けて、その味覚を堪能した。
不毛の大地の死んだ大地に徐々に広がる緑地をロングシップから眺めていたら、イサナミ自治区をおもいだした。イサナミ自治区に根付いた死んだ社会に対峙するイサナミの民は、まさに、不毛の大地の緑地そのものだ。
不毛の大地の緑地のように、何万年、何十万年とかけてでも、諦めることなく着実に緑地を広げてほしいと願った。
……
浮遊都市に戻ると、紫色のホムンクルスが女王イーリスの宮殿に案内してくれた。
個室が用意されており、それぞれの個室で、一息ついた。
紫色のホムンクルスが大浴場のことを話していたのを思い出し、お酒をもって、大浴場にむかった。
ククリさんと、リエル姉がいて、お酒を飲みながら談笑していた。
「リエル姉、そんなに飲んで大丈夫なの?」
リエル姉は全身真っ赤だった。
「真っ赤になるのは体質だから、大丈夫だよ」
リエル姉はブレスレッドの端末を開き、生体データを見せてくれた。
「ほんとに大丈夫だ。すごいわね。ほんとに真っ赤よね」
「アルビーノはみんなそうだよ」
「ほかの娘はどうしたの?」
ククリさんが質問した。
「ルフィ姉に連れて行かれた」
「あー、組合の会合か。それでついてきたのか。気をつけないと巻き込まれるな」
ククリさんが呆れていた。
「危険なのは夜だけど、ロクシーさまとティフォーニアが来るのでしょ?」
「うん。ルカティア以外は安全だね。あはは」
「私は、大丈夫よ。躱すの得意だし」
「そうなの? なにかコツあるの? 弟子入りさせてよ!」
「え? ククリさんが私の弟子?」
「ルナとルカは普通だから、何かコツがあるのかとおもってて昔から聞いて見たかったんだよね」
「おれも知りたい、弟子にしてよ!」
リエル姉まで興味をもったようだ。
「普通に無視すればいいだけよ。コツなんていらないわよ?
相手にするから、可能性があると思ってしつこくされるのよ。
二人とも、押しが弱いってルフィ姉がいってたから、ターゲットにされてるのでしょ?」
「ルフィリアを無視すると後が怖い気がするけど?」
「うん。怖いけど。最初だけ我慢すれば諦めるわよ」
「俺、無理かも……」
「じゃ、あきらめて組合にはいれば?
ユキヒロはもう組合員らしいわよ?」
「あらら、ついに落ちたのかー。
最近すこしだけ様子が変わったと思ったんだよね。そういうことか」
ククリさんは、同情したような表情で呟いた。
「腐敗を広げるのはニダヴェリールだけにしてくださいよ」
リエル姉が心配そうに言った。
「アストレアのヒューマノイドもかなりのものだと聞いてるけど?
ハルカの薄い本の売り上げが徐々に増えているらしいわ」
「ほんとに? ティフォーニア大丈夫かな? 今晩聞いてみよう……」
リエル姉がさらに心配そうに呟いた。
「アストレアには組合があるの? 全てルフィリアの傘下?」
ククリさんが質問した。
「さすがにそこまでは知らない。ハルカの友達の女の子はルフィ姉の組合にはいってるみたいよ」
「アストレアで、集会してるのか」
「たまに宮廷付きの女の子たちがヒューマノイドのところに面会にいくでしょ?
そのときにルフィ姉も同行して、面会後に集会を開いているみたい。作家先生もいるから、かなりの数の女性があつまるらしいわよ。サイン会とか握手会もやってるって」
「リエル。アストレアは籠絡済みだってさ」
「……ティフォーニア、大丈夫だよね」
リエルがまた心配そうに呟いた。
「リエル、ちょっと腕出して」
ククリさんが、リエル姉のブレスレッドをみて、生体データを確認した。
「正常域だけど、ティフォーニアに何か言われそうなレベルだね。そろそろでたほうがいいよ」
「確かにそうですね。お先に失礼します」
リエル姉は浴場を後にした。
「リエル姉の体調悪いの?」
「健康だよ。さっき見たでしょ? ティフォーニアが厳しすぎるだけ」
「すごい箱入り娘ね」
「私もそうだから、同情しかできないよ」
「最近はリエル姉のことが可愛くて仕方がない感じだよね、ククリさんは」
「似た境遇にいるから同情してるのかも。彼女の相談にのれそうなのも私くらいだしね」
「それもそうか」
「あと、イサナミや言語体系の再整備に興味があるっていってくれたから、えこひいきすることにしたの。ルルルには振られたからねー」
「私は勉強してるわよ?」
「本当に?」
「うん」
「じゃ、手伝ってくれる?」
「うん。ルシオーヌも誘うといいわよ。喜んで飛びついて来るとおもう」
「!」
ククリさんが、なぜか、感極まっている。
「どうしたの?」
「いい子ばかりだね……。嬉しくて。じゃ、申請出しておいてね、いつでもいいからおいでって言っておいて」
「うん。そんなに喜ぶほどのことなの?」
「そうだよ、ルルは完全に逃げたからね!」
「あの二人はそうかもね……」
「で、ルーインさんに、やさしくできた?」
「それがね。とても難しいのよ。普段と違う接し方しないといけないから、おねだりされていると勘違いされちゃうの」
「そこまで、信用がないのかルルルは!」
「私も、おどろいちゃった。そこまでの反応されるとは思わなかった」
「あはは。で、お小遣いもらえたの?」
「うん。なぜかいつもより多めにくれた」
「もらっちゃだめだよ。それを普通にしないと。しかし、ルーインさんも、大概だな。娘に甘すぎるね。私からも言っておこう。ウルさんからも言ってもらおう」
「でも、この世界だと本当にルガルの気流の見え方が違うわね。少しだけはっきり見える」
「そうだね、さっきリエルで色々実験してたんだ。想像以上に研究が進みそうな感じだよ」
「そうなんだ、わたしも協力するからいつでも言ってね」
「ありがとね、ルカもえこひいき確定だね」
ククリさんの不毛の大地行きの申請が受理され、私とルフィ姉が、ククリさんとリエル姉のお目付役として随行することになった。
当初はルフィ姉ではなく、ルナ姉が随行するはずだったが、ルフィ姉がどうしても随行したかったらしく、長女権限をつかって公用をルナ姉に全て任せ、お目付役になったのだ。
ミユキ、ハルカ、ユキヒロの3名の同行も許可された。
ロクシーさまと、ティフォーニアは、時間の都合をつけて頻繁に訪問することになっている。
不毛の大地は、空と浮遊都市はとても美しかったが、大地が死んでいた。
ここまで、酷く死んでしまった大地を見たのは、生まれて初めてだった。
兵器の実験でこうなったそうだが、大地の守護を司るルーノ族としては、見るに耐えない大地だった。
回復させるには何十万年も必要らしい。
ロデリクの一行と一緒に不毛の大地に入ったので、すぐにククリさんとリエル姉は別行動になり、私は、ミユキ、ハルカ、ユキヒロをつれて、ロデリクのロングシップに乗り込んだ。
戦闘準備にはいったロデリクの殺気と集中力は凄まじく、普段とはまるで別人のようになる。
ロングシップごと飲み込まれそうな巨大なアースワームの群れに斧と盾を持って平然と突撃してゆく様は、まさに狂戦士だった。
不毛の大地の大地にはいろいろな場所に多様な生物が生息して居た。
その全てが、初めて見る生物だった。
ギアとは、生態系が大幅に異なるようだ。
極一部ではあるが、緑化が進んでいる区域もあり、そこには、綺麗な泉が湧き出し、様々な生命が集っていた。
樹木には果実が実り、皆で分けて、その味覚を堪能した。
不毛の大地の死んだ大地に徐々に広がる緑地をロングシップから眺めていたら、イサナミ自治区をおもいだした。イサナミ自治区に根付いた死んだ社会に対峙するイサナミの民は、まさに、不毛の大地の緑地そのものだ。
不毛の大地の緑地のように、何万年、何十万年とかけてでも、諦めることなく着実に緑地を広げてほしいと願った。
……
浮遊都市に戻ると、紫色のホムンクルスが女王イーリスの宮殿に案内してくれた。
個室が用意されており、それぞれの個室で、一息ついた。
紫色のホムンクルスが大浴場のことを話していたのを思い出し、お酒をもって、大浴場にむかった。
ククリさんと、リエル姉がいて、お酒を飲みながら談笑していた。
「リエル姉、そんなに飲んで大丈夫なの?」
リエル姉は全身真っ赤だった。
「真っ赤になるのは体質だから、大丈夫だよ」
リエル姉はブレスレッドの端末を開き、生体データを見せてくれた。
「ほんとに大丈夫だ。すごいわね。ほんとに真っ赤よね」
「アルビーノはみんなそうだよ」
「ほかの娘はどうしたの?」
ククリさんが質問した。
「ルフィ姉に連れて行かれた」
「あー、組合の会合か。それでついてきたのか。気をつけないと巻き込まれるな」
ククリさんが呆れていた。
「危険なのは夜だけど、ロクシーさまとティフォーニアが来るのでしょ?」
「うん。ルカティア以外は安全だね。あはは」
「私は、大丈夫よ。躱すの得意だし」
「そうなの? なにかコツあるの? 弟子入りさせてよ!」
「え? ククリさんが私の弟子?」
「ルナとルカは普通だから、何かコツがあるのかとおもってて昔から聞いて見たかったんだよね」
「おれも知りたい、弟子にしてよ!」
リエル姉まで興味をもったようだ。
「普通に無視すればいいだけよ。コツなんていらないわよ?
相手にするから、可能性があると思ってしつこくされるのよ。
二人とも、押しが弱いってルフィ姉がいってたから、ターゲットにされてるのでしょ?」
「ルフィリアを無視すると後が怖い気がするけど?」
「うん。怖いけど。最初だけ我慢すれば諦めるわよ」
「俺、無理かも……」
「じゃ、あきらめて組合にはいれば?
ユキヒロはもう組合員らしいわよ?」
「あらら、ついに落ちたのかー。
最近すこしだけ様子が変わったと思ったんだよね。そういうことか」
ククリさんは、同情したような表情で呟いた。
「腐敗を広げるのはニダヴェリールだけにしてくださいよ」
リエル姉が心配そうに言った。
「アストレアのヒューマノイドもかなりのものだと聞いてるけど?
ハルカの薄い本の売り上げが徐々に増えているらしいわ」
「ほんとに? ティフォーニア大丈夫かな? 今晩聞いてみよう……」
リエル姉がさらに心配そうに呟いた。
「アストレアには組合があるの? 全てルフィリアの傘下?」
ククリさんが質問した。
「さすがにそこまでは知らない。ハルカの友達の女の子はルフィ姉の組合にはいってるみたいよ」
「アストレアで、集会してるのか」
「たまに宮廷付きの女の子たちがヒューマノイドのところに面会にいくでしょ?
そのときにルフィ姉も同行して、面会後に集会を開いているみたい。作家先生もいるから、かなりの数の女性があつまるらしいわよ。サイン会とか握手会もやってるって」
「リエル。アストレアは籠絡済みだってさ」
「……ティフォーニア、大丈夫だよね」
リエルがまた心配そうに呟いた。
「リエル、ちょっと腕出して」
ククリさんが、リエル姉のブレスレッドをみて、生体データを確認した。
「正常域だけど、ティフォーニアに何か言われそうなレベルだね。そろそろでたほうがいいよ」
「確かにそうですね。お先に失礼します」
リエル姉は浴場を後にした。
「リエル姉の体調悪いの?」
「健康だよ。さっき見たでしょ? ティフォーニアが厳しすぎるだけ」
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「それもそうか」
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「私は勉強してるわよ?」
「本当に?」
「うん」
「じゃ、手伝ってくれる?」
「うん。ルシオーヌも誘うといいわよ。喜んで飛びついて来るとおもう」
「!」
ククリさんが、なぜか、感極まっている。
「どうしたの?」
「いい子ばかりだね……。嬉しくて。じゃ、申請出しておいてね、いつでもいいからおいでって言っておいて」
「うん。そんなに喜ぶほどのことなの?」
「そうだよ、ルルは完全に逃げたからね!」
「あの二人はそうかもね……」
「で、ルーインさんに、やさしくできた?」
「それがね。とても難しいのよ。普段と違う接し方しないといけないから、おねだりされていると勘違いされちゃうの」
「そこまで、信用がないのかルルルは!」
「私も、おどろいちゃった。そこまでの反応されるとは思わなかった」
「あはは。で、お小遣いもらえたの?」
「うん。なぜかいつもより多めにくれた」
「もらっちゃだめだよ。それを普通にしないと。しかし、ルーインさんも、大概だな。娘に甘すぎるね。私からも言っておこう。ウルさんからも言ってもらおう」
「でも、この世界だと本当にルガルの気流の見え方が違うわね。少しだけはっきり見える」
「そうだね、さっきリエルで色々実験してたんだ。想像以上に研究が進みそうな感じだよ」
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