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ラグ=ナ=ローク
GÖTTERDÄMMERUNG#2
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────ククリ(人狼ガルダーガ種、ルーノ族・長老、ニダヴェリール宮廷特別顧問)
何が楽しくてアースバインダーなんかと対峙しなきゃならないのさ。
そんな暇があったら後進の育成にでも励んでいた方がよっぽど建設的だ。
手を抜けば絶対ゼディーにはバレるから手を抜けないしな……。
やだなー、戦いたくないなー。
「ククリ、入るね」
「ルシーニア、うれしいけど、逢引の時間にはまだ早いよ?」
「公用よ、逢引は夜までまってなさい」
「どうしたの? すごーく嫌な知らせを持ってきた予感がするけど?」
「そんなに戦いたくないの?」
「うん! アースバインダーの相手なんか絶対嫌だよ。拒否とかできないの?」
「勝利者、外交カード2枚」
「なにそれ? すごく姑息な手段に出たね? ゼディーだね?」
「うん。ぜったい欲しい。2枚とってきて!」
「無理だよ。あきらかにティフォーニアへのプレゼントだよね?」
「だから、お願い!」
「私の生体データ知ってるでしょ?
ルフィリア達と大差ないよ?
それで何ができるのさ」
「あなたには、異常な知覚があるじゃない。あと悪巧みはずば抜けてる」
「生き残る手段だよ。試合に時間制限つけて逃げのびたら勝ちにしてくれるならいいよ?」
「それは提案したけど却下された。圧倒的にあなたに有利だからって」
「それがなかったら、私が圧倒的に不利じゃないか!」
「ゼディー、ルーク、私で話あうと完全に不利になるのよ」
「仕方ないか、負けてくるね」
「お願い! 私のために勝ってきて!」
「ハンデはきまったの?」
「うん……アースバインダーは爪2個、あなたは爪8個。
急所は、お互い10個だけど、全てあなたが指定できる」
「……。それ、ハンデじゃないよね? 相手アースバインダーだよ?」
「でも、勝ってきて、お願い!」
「本当に面倒なことになったね」
「ティフォーニアの誕生日、近かったね? あの娘、ゼディーにおねだりしたね?」
「多分ね」
「条件を飲んでくれたら、本気で頑張って見る。所詮はゲームだし100%無理ってわけじゃないからね」
「なに?」
「時間無制限にしてね、逃げ回って時間稼ぎしても反則取らないでよ?
あと、転生装置内も含めたヒューマノイド全員に試合を中継して、最後にエキジビジョンで、ガイゼルヘルさんとグラミアの本気の一対一の戦闘をみせること。
ガイゼルヘルさんが2回死んだら終了」
「そんなのでいいの?」
「うん。ヒューマノイドは転生装置を魔法の箱だと思い込んでるけど、現実を見せつけた後で、彼らがどんな選択をするのか知りたい。ルーノ族にも現実を見せつけてやりたいね。もう弱小種族なんだってさ」
「わかった、それで交渉して見る。絶対2枚とってきてね?」
「頑張るとしかいえない」
「いいよ。信じてるから!」
参ったな。対策練るか。
力押しされても負けにならないのが唯一の救いといったところか。
昔グーンデイルさんの戦闘訓練みたことあるけど、ありえない動きしてたからな。
狡猾なエリューデイルじゃない分、まだマシか。
……
試合当日になった。
ゼディーめ、私を紹介するときに〝血の獣〟の名を出しやがった。
みんな検索するじゃないか、ほんと、やめてほしい。
でも、世話になってばかりなので何も言い返せない。
今から始まるのは指定した急所のどれかに1回触れれば勝ち。
ただそれだけのゲームだ。
アースバインダーの異常な動作スピードをどう翻弄するかが勝負の鍵だ。
ガイセルヘルさんとお互い獣化して向き合うのは、初めてだ。
これだけ威圧感があるのか、戦場でなくてよかった。
本当の殺し合いだったら間違いなく死ぬだろうなこれは。
逃げるのはなんとかなるだろうけど、どうやって守りを切り崩すかが問題だ。
ガイセルヘルさんは聡明で冷静だから、誘いや煽りは効かないだろう。
「戦闘準備!」
法術式と高階法術式をバッファに詰め込む。
<特殊言語:多重詠唱:PUSH{生命の基礎法術: 一葉、月影、水底、一葉、月影、水底………}>
<特殊言語:多重詠唱:LAMBDA[スプリント、シャドウ、ミラージュ、ハイド、ブリンク、デコイ、フラックス、………]>
「戦闘開始!」
ガイゼルヘルさんは、予想通り、様子見だ。
リエル達のスリーマンセルとの勝負を彼に見せられたのはラッキーだ。
用心深い分、揺さぶりをかけやすい。
少しの揺さぶりで、それ以上の幻影を想像してくれるからだ。
姿を隠し、幻影を飛ばし、デコイと交換、その背後にもデコイを配置。
<特殊言語:POP(水底)、シャドウ、ブリンク、デコイ>
動かないなら、遠隔射撃、法術式の矢を隠遁して自動追尾。
<特殊言語:POP(月影)、法術式論理構築、デコイに埋め込み、POP(一葉)、蒼穹展開->射出>
デコイに飛び込んできたので、デコイに埋め込んだトラップが起動、そのすきに、右舷に回り込む。
トラップを展開しておく。
<特殊言語:フラックス、多重詠唱[術式転換:防御法術式に張り付く複数のワームを埋め込み、時限設定、散布開始]>
<特殊言語:ルーツ、分散展開>
隙ができたので、背後に回り込み、気づかれないレベルで知覚と調律を微妙にズラす。
<特殊発生:%4034654342342k・・・・・・・・・・>
隠遁して、離脱のフリ
<特殊言語:POP(水底)、シャドウ射出、デコイ2左右に射出>
自動追尾して隙を伺う
<特殊言語:POP(月影)>
隙ができたので、左舷に回り込み、気づかれないレベルで知覚と調律をさらにズラす。
<特殊発生:$40346534789342P・・・・・・・・・・>
これで、致命傷は防げる。
痛いだろうけど我慢するしかない。
場も整備済み。
狩の準備は整った。
あとは、体力勝負で、逃げ回って懐に入るチャンスをひたすらまつ。
時間をかけて、足元から切り崩す。
今は、爪を研いで、機会を伺う時間だ。
獲物の集中力が一瞬でも切れた瞬間が狩の合図だ。
何が楽しくてアースバインダーなんかと対峙しなきゃならないのさ。
そんな暇があったら後進の育成にでも励んでいた方がよっぽど建設的だ。
手を抜けば絶対ゼディーにはバレるから手を抜けないしな……。
やだなー、戦いたくないなー。
「ククリ、入るね」
「ルシーニア、うれしいけど、逢引の時間にはまだ早いよ?」
「公用よ、逢引は夜までまってなさい」
「どうしたの? すごーく嫌な知らせを持ってきた予感がするけど?」
「そんなに戦いたくないの?」
「うん! アースバインダーの相手なんか絶対嫌だよ。拒否とかできないの?」
「勝利者、外交カード2枚」
「なにそれ? すごく姑息な手段に出たね? ゼディーだね?」
「うん。ぜったい欲しい。2枚とってきて!」
「無理だよ。あきらかにティフォーニアへのプレゼントだよね?」
「だから、お願い!」
「私の生体データ知ってるでしょ?
ルフィリア達と大差ないよ?
それで何ができるのさ」
「あなたには、異常な知覚があるじゃない。あと悪巧みはずば抜けてる」
「生き残る手段だよ。試合に時間制限つけて逃げのびたら勝ちにしてくれるならいいよ?」
「それは提案したけど却下された。圧倒的にあなたに有利だからって」
「それがなかったら、私が圧倒的に不利じゃないか!」
「ゼディー、ルーク、私で話あうと完全に不利になるのよ」
「仕方ないか、負けてくるね」
「お願い! 私のために勝ってきて!」
「ハンデはきまったの?」
「うん……アースバインダーは爪2個、あなたは爪8個。
急所は、お互い10個だけど、全てあなたが指定できる」
「……。それ、ハンデじゃないよね? 相手アースバインダーだよ?」
「でも、勝ってきて、お願い!」
「本当に面倒なことになったね」
「ティフォーニアの誕生日、近かったね? あの娘、ゼディーにおねだりしたね?」
「多分ね」
「条件を飲んでくれたら、本気で頑張って見る。所詮はゲームだし100%無理ってわけじゃないからね」
「なに?」
「時間無制限にしてね、逃げ回って時間稼ぎしても反則取らないでよ?
あと、転生装置内も含めたヒューマノイド全員に試合を中継して、最後にエキジビジョンで、ガイゼルヘルさんとグラミアの本気の一対一の戦闘をみせること。
ガイゼルヘルさんが2回死んだら終了」
「そんなのでいいの?」
「うん。ヒューマノイドは転生装置を魔法の箱だと思い込んでるけど、現実を見せつけた後で、彼らがどんな選択をするのか知りたい。ルーノ族にも現実を見せつけてやりたいね。もう弱小種族なんだってさ」
「わかった、それで交渉して見る。絶対2枚とってきてね?」
「頑張るとしかいえない」
「いいよ。信じてるから!」
参ったな。対策練るか。
力押しされても負けにならないのが唯一の救いといったところか。
昔グーンデイルさんの戦闘訓練みたことあるけど、ありえない動きしてたからな。
狡猾なエリューデイルじゃない分、まだマシか。
……
試合当日になった。
ゼディーめ、私を紹介するときに〝血の獣〟の名を出しやがった。
みんな検索するじゃないか、ほんと、やめてほしい。
でも、世話になってばかりなので何も言い返せない。
今から始まるのは指定した急所のどれかに1回触れれば勝ち。
ただそれだけのゲームだ。
アースバインダーの異常な動作スピードをどう翻弄するかが勝負の鍵だ。
ガイセルヘルさんとお互い獣化して向き合うのは、初めてだ。
これだけ威圧感があるのか、戦場でなくてよかった。
本当の殺し合いだったら間違いなく死ぬだろうなこれは。
逃げるのはなんとかなるだろうけど、どうやって守りを切り崩すかが問題だ。
ガイセルヘルさんは聡明で冷静だから、誘いや煽りは効かないだろう。
「戦闘準備!」
法術式と高階法術式をバッファに詰め込む。
<特殊言語:多重詠唱:PUSH{生命の基礎法術: 一葉、月影、水底、一葉、月影、水底………}>
<特殊言語:多重詠唱:LAMBDA[スプリント、シャドウ、ミラージュ、ハイド、ブリンク、デコイ、フラックス、………]>
「戦闘開始!」
ガイゼルヘルさんは、予想通り、様子見だ。
リエル達のスリーマンセルとの勝負を彼に見せられたのはラッキーだ。
用心深い分、揺さぶりをかけやすい。
少しの揺さぶりで、それ以上の幻影を想像してくれるからだ。
姿を隠し、幻影を飛ばし、デコイと交換、その背後にもデコイを配置。
<特殊言語:POP(水底)、シャドウ、ブリンク、デコイ>
動かないなら、遠隔射撃、法術式の矢を隠遁して自動追尾。
<特殊言語:POP(月影)、法術式論理構築、デコイに埋め込み、POP(一葉)、蒼穹展開->射出>
デコイに飛び込んできたので、デコイに埋め込んだトラップが起動、そのすきに、右舷に回り込む。
トラップを展開しておく。
<特殊言語:フラックス、多重詠唱[術式転換:防御法術式に張り付く複数のワームを埋め込み、時限設定、散布開始]>
<特殊言語:ルーツ、分散展開>
隙ができたので、背後に回り込み、気づかれないレベルで知覚と調律を微妙にズラす。
<特殊発生:%4034654342342k・・・・・・・・・・>
隠遁して、離脱のフリ
<特殊言語:POP(水底)、シャドウ射出、デコイ2左右に射出>
自動追尾して隙を伺う
<特殊言語:POP(月影)>
隙ができたので、左舷に回り込み、気づかれないレベルで知覚と調律をさらにズラす。
<特殊発生:$40346534789342P・・・・・・・・・・>
これで、致命傷は防げる。
痛いだろうけど我慢するしかない。
場も整備済み。
狩の準備は整った。
あとは、体力勝負で、逃げ回って懐に入るチャンスをひたすらまつ。
時間をかけて、足元から切り崩す。
今は、爪を研いで、機会を伺う時間だ。
獲物の集中力が一瞬でも切れた瞬間が狩の合図だ。
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