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混沌の秩序
プロビデンス#1
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────ダーイン=ス=レイフ(人狼アルビオン=ルーノ種、 賞金稼ぎ)
俺は、今、ギアの中心地にある酒場で、今日の稼ぎの祝杯をあげている。
この酒場には、賞金稼ぎ達がよく集まる。
最近は、景気がいいので酒場の店主もうれしい悲鳴をあげているようだ。
「ウルズ=マノスが減るたびに、稼ぎはうなぎのぼりだな」
俺は、酒の肴に店主にいつものネタを振ってみた。
「まったく、ミクソリディアン=ティフォーニア様様だよ」
「あの聖光とかいうクソガキが、幅効かせていたときは、さすがに廃業を考えたぜ」
「ばーか、聖光じゃねえよ、いまは迷光ってよばれてるらしいぜ」
「そーいやそうだったな。で、あのクソガキ、結局、何しでかしたかわかったのか?」
「しらねーよ。お偉いさんが隠してるって話だぜ。いつものように、身内の不祥事はもみ消したいんじゃねーの?」
「まぁ、どーでもいいけど。稼ぎが増えりゃ、それでいい」
「だな!」
クソガキが投獄されてから、600年くらいたったが未だに奴の話題は、アルビーノ族の格好の酒の肴になっている。
アルビーノ族の社会ってのはとても厳格だ。
身分、血筋、従順ってのが最も、重要視される。
俺たち賞金稼ぎは、そんな社会に適応できなかった落ちこぼれのゴミ溜だ。聞いた話じゃ、分化する元になったルーノ族ってのは、アルビーノとは真逆の種族って話だから、世界龍ってのは何を考えているのかまったくわからん。
「あら、ダーイン。めずらしく一人飲みかい?」
女が俺に話しかけてきた。
「おー、ミリアムか、お前にしては、やけにおせーじゃねーか。なんだ? レイドか?」
「うん、ぼろ儲け」
「まじかよ。そういうときは、一声かけてくれよ」
「声かけたら、忙しいっていっちまったじゃないか」
「え? あー、あのときか。くそー、しくったな。わるかった。次からは、頼むな?」
「まー、いーよ。あんたの腕なら大歓迎だしね。そういえばさ、最近やけにガルダーガ族のお役人さんが増えてるけど、なにかあったの? しらない?」
「ん? あー、そうーだなー」
「勿体ぶるなら、もう声かけないよ」
「わりーわりー。なんでも、外界の勢力争いとかで、ギアも狙われはじめってるって話だ。転移ゲートの警戒レベルを上げてるって話だぜ」
「外界? 勢力争い? なんで廃れたギアなんかに目つけてんの?」
「しるかよ。どっかのお偉いさんが領土のコレクションでもしてるんじゃねーの?」
「でもさ、戦争とかになったりしない? そうなると、廃業どころの話じゃなくなるんじゃない?」
「戦争? 種族が違ってもルガル同士じゃ、戦争はやらんだろ。そもそも、どこの種族が攻めてくるんだ?」
「種族まではわからないけど、ルガル同士でも普通に殺し合いはやるわけだし。世界龍の気分次第で戦争が起きたって不思議じゃないんじゃない?」
「そーゆーもんかねー? まぁ、戦争が起きたところで、俺たちにとっては逆に景気がよくなるんじゃねーの?」
「なんでよ?」
「黄泉に行けない亡者が増えれば、稼ぎ放題だろ?」
「……あんたはブレないねぇ」
賞金稼ぎは祓魔稼業で飯を食っている。
穢れたギアの大地から湧き出す亡者には懸賞金がかかっているのだ。
ウルズ=マノスなんぞに大地ごと浄化なんてされたらたまったもんじゃないのだ。
……
あー、頭痛てー。
昨夜はかなり飲んだからな。
「ねぇ、ダーイン! ちょっとおきなよ!」
ああ、ミリアムのとこに泊まったんだったな。
「んー? どした?」
「なんか、外が騒がしいんだよ。街中の皆んなが、港のほうに向かってるのよ。あたしらも見に行こうよ」
「港? あー、やっと来たのか」
「え? あんた何か知ってるの?」
「ああ、密航だ。島の住民全員」
「え!? 寝ぼけてんの? そんなことありえないでしょ?」
「本当だよ。本土に着いてからの移動手段の手配は俺がしたんだから」
それを聞いたミリアムは呆れた顔をした。
「アルビオンで何があったのよ?」
「数日前に、島が沈められたらしい」
「……何言ってんの? 初耳なんだけど?」
「俺も、昨日知った。依頼人から膨大な数の獣車の手配を頼まれただけだしな」
「へー、じゃ、その依頼人は、島が沈められること知ってたってこと?」
「じゃねーの? かなり前から、船大工達の羽振りがやけにいいから探ってみたら、その依頼人が大量の船を発注してやがったんだ。で、陸路の手配を受注させていただいたってわけよ」
「相変わらず、金の嗅覚はするどいわねー。だから、最近、あまり見かけなかったのね。ったく、レイドより美味しい話じゃない! でも、なんで船なの?」
「転移ゲートはお偉いさん専用。かなりの賄賂を用意しないと貴族でも使わせてもらえなかったらしい。避難完了したら本土から接続を強制切断だと」
「なによそれ? アルビーノを見捨てたわけ? どこまで腐ってんのよ、あいつら。同族なのに身分が違うとかいって、あたしら平民をまるでヒューマノイドみたいな扱いしてさ」
「まぁ、それがアルビーノなんだからしかたねーわな。奴らに自覚がない限り、周囲でなにいっても無駄なだけ。俺は、呑み代稼げりゃそれでいい」
「ほんと、あんたはブレないね」
「まーな、それが俺の取り合えだ」
「褒めてないよ」
不穏な世相は儲け話につながるものだ。
こりゃ本当に戦争が始まるかもしれないな。
俺は、今、ギアの中心地にある酒場で、今日の稼ぎの祝杯をあげている。
この酒場には、賞金稼ぎ達がよく集まる。
最近は、景気がいいので酒場の店主もうれしい悲鳴をあげているようだ。
「ウルズ=マノスが減るたびに、稼ぎはうなぎのぼりだな」
俺は、酒の肴に店主にいつものネタを振ってみた。
「まったく、ミクソリディアン=ティフォーニア様様だよ」
「あの聖光とかいうクソガキが、幅効かせていたときは、さすがに廃業を考えたぜ」
「ばーか、聖光じゃねえよ、いまは迷光ってよばれてるらしいぜ」
「そーいやそうだったな。で、あのクソガキ、結局、何しでかしたかわかったのか?」
「しらねーよ。お偉いさんが隠してるって話だぜ。いつものように、身内の不祥事はもみ消したいんじゃねーの?」
「まぁ、どーでもいいけど。稼ぎが増えりゃ、それでいい」
「だな!」
クソガキが投獄されてから、600年くらいたったが未だに奴の話題は、アルビーノ族の格好の酒の肴になっている。
アルビーノ族の社会ってのはとても厳格だ。
身分、血筋、従順ってのが最も、重要視される。
俺たち賞金稼ぎは、そんな社会に適応できなかった落ちこぼれのゴミ溜だ。聞いた話じゃ、分化する元になったルーノ族ってのは、アルビーノとは真逆の種族って話だから、世界龍ってのは何を考えているのかまったくわからん。
「あら、ダーイン。めずらしく一人飲みかい?」
女が俺に話しかけてきた。
「おー、ミリアムか、お前にしては、やけにおせーじゃねーか。なんだ? レイドか?」
「うん、ぼろ儲け」
「まじかよ。そういうときは、一声かけてくれよ」
「声かけたら、忙しいっていっちまったじゃないか」
「え? あー、あのときか。くそー、しくったな。わるかった。次からは、頼むな?」
「まー、いーよ。あんたの腕なら大歓迎だしね。そういえばさ、最近やけにガルダーガ族のお役人さんが増えてるけど、なにかあったの? しらない?」
「ん? あー、そうーだなー」
「勿体ぶるなら、もう声かけないよ」
「わりーわりー。なんでも、外界の勢力争いとかで、ギアも狙われはじめってるって話だ。転移ゲートの警戒レベルを上げてるって話だぜ」
「外界? 勢力争い? なんで廃れたギアなんかに目つけてんの?」
「しるかよ。どっかのお偉いさんが領土のコレクションでもしてるんじゃねーの?」
「でもさ、戦争とかになったりしない? そうなると、廃業どころの話じゃなくなるんじゃない?」
「戦争? 種族が違ってもルガル同士じゃ、戦争はやらんだろ。そもそも、どこの種族が攻めてくるんだ?」
「種族まではわからないけど、ルガル同士でも普通に殺し合いはやるわけだし。世界龍の気分次第で戦争が起きたって不思議じゃないんじゃない?」
「そーゆーもんかねー? まぁ、戦争が起きたところで、俺たちにとっては逆に景気がよくなるんじゃねーの?」
「なんでよ?」
「黄泉に行けない亡者が増えれば、稼ぎ放題だろ?」
「……あんたはブレないねぇ」
賞金稼ぎは祓魔稼業で飯を食っている。
穢れたギアの大地から湧き出す亡者には懸賞金がかかっているのだ。
ウルズ=マノスなんぞに大地ごと浄化なんてされたらたまったもんじゃないのだ。
……
あー、頭痛てー。
昨夜はかなり飲んだからな。
「ねぇ、ダーイン! ちょっとおきなよ!」
ああ、ミリアムのとこに泊まったんだったな。
「んー? どした?」
「なんか、外が騒がしいんだよ。街中の皆んなが、港のほうに向かってるのよ。あたしらも見に行こうよ」
「港? あー、やっと来たのか」
「え? あんた何か知ってるの?」
「ああ、密航だ。島の住民全員」
「え!? 寝ぼけてんの? そんなことありえないでしょ?」
「本当だよ。本土に着いてからの移動手段の手配は俺がしたんだから」
それを聞いたミリアムは呆れた顔をした。
「アルビオンで何があったのよ?」
「数日前に、島が沈められたらしい」
「……何言ってんの? 初耳なんだけど?」
「俺も、昨日知った。依頼人から膨大な数の獣車の手配を頼まれただけだしな」
「へー、じゃ、その依頼人は、島が沈められること知ってたってこと?」
「じゃねーの? かなり前から、船大工達の羽振りがやけにいいから探ってみたら、その依頼人が大量の船を発注してやがったんだ。で、陸路の手配を受注させていただいたってわけよ」
「相変わらず、金の嗅覚はするどいわねー。だから、最近、あまり見かけなかったのね。ったく、レイドより美味しい話じゃない! でも、なんで船なの?」
「転移ゲートはお偉いさん専用。かなりの賄賂を用意しないと貴族でも使わせてもらえなかったらしい。避難完了したら本土から接続を強制切断だと」
「なによそれ? アルビーノを見捨てたわけ? どこまで腐ってんのよ、あいつら。同族なのに身分が違うとかいって、あたしら平民をまるでヒューマノイドみたいな扱いしてさ」
「まぁ、それがアルビーノなんだからしかたねーわな。奴らに自覚がない限り、周囲でなにいっても無駄なだけ。俺は、呑み代稼げりゃそれでいい」
「ほんと、あんたはブレないね」
「まーな、それが俺の取り合えだ」
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