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第三部 世田高の預言者たち
第58話 虚栄界の鍵
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地底の淀んだ空気の中、右手に持つライターの火がゆらりと揺れた。
明かりの向こうのめしいた祭司は明人の反応を待っている。
考えても言わんとするところがつかめなくて、
「俺が、この世界を壊す鍵、ですか?」
と明人はアルバに問い返した。
「そうです。と言っても、世界を壊すための要石という意味ではありませんよ。本来の意味――可能性の扉を開くための鍵ということです」
「……? どういうことですか?」
「この世界は上位世界に仮組みした小世界です。物質界と変わらないように見えたとしても、この世界はすべて人の心。どのように見えようとも、聞こえようとも、触れられようとも、あくまで参加者全員の心が創った幻なのです。それもホフニ一人の心ではありません。参加する者すべての心です。ホフニはこの世界の管理者として大きな力を持ちますが、それでも『創らせる者』でしかない。この世界の本当の創造主――この世界を創り、維持している真の創造者は、あくまでこの世界にいる人々全員なのです。ここが大事なところです」
アルバは大きく手を広げた。
この地下牢の上に今もいるはずの、この世界の住人たちを指すように。
「である以上、その心を大きく揺らせば、この世界も揺らぎます。あまりに大きく揺らげば崩れることでしょう。頑丈そうに見える木組みの櫓が、その実、強い風が吹くだけであっけなく崩れてしまうように。しょせん幻は幻なのです。幻は、幻だから、消え失せる――というわけです」
「なるほど」
相づちを打った。
その含意まですべて理解できたわけではないのだろうだが、言わんとするところはなんとかつかめてきた。三界はあくまで心で出来た世界なのだから、鍵などなくてもその心を揺らせば崩せるはずだ、とアルバは言っているのだ。
「ですが、どう揺らせば良いんでしょう」
そう問うと、古代の祭司は口だけで微笑した。
「貴方は預言者ですよ。預言者のやることと言えば一つでしょう。すなわち、言葉によって人々の心を動かすことです。人々がホフニに誘惑されて創ってしまったこの世界を、もしも崩せるとしたら、ホフニに立ち向かえる預言者が、その言葉によって人々の目を開かせた場合だけ――私はそう思います」
「言葉、ですか……」
「疑っておいでですか」
「すいません。正直」
「謝ることはありません。偉そうに言う私自身、人々に何をどう言えばいいのか見当もつかないのですから。ですが、言葉は心から生まれて発し、しかし心へ還って心を動かすもの。聞く者の心を揺らし、以てこの世界を揺らして、ついには崩れさせることも、できるはずです。アキト様がこの世界を壊す鍵だと申したのは、そういうことです。おそらくこれは我が神でもできません。できるのは、神秘に通じ、しかし我らと同じ人間である、貴方だけでしょう」
そう言われ、明人は急に肩が重くなるのを感じた。
責任が実際の重量をもってのしかかったようだ。
預言者が本来出来ることと、求められることは、これほどまでに大きかったのだ。
「……言葉、ですか」
「はい。言葉です」
「俺にできるでしょうか」
「五分五分でしょう。できる可能性も、できない可能性もあります。ですから」
そこで言葉を一端切り、アルバは、まるで目が見えているかのように、ないはずの両目で明人をじっと見つめた。
「できると信じることです。何かをなし得た者は、例外なく、できると信じた者なのですから」
「それは……いえ。そうですね。頑張ります」
そう答えた。
アルバは『信じれば叶う』と根拠なく言っているのではない。
『叶えるためにはできると信じるしかない』と言っているのだ。
そして、その通りなのだ。
『無茶苦茶だ、自分には無理だ、そんなことできっこない!』
そう言って投げ出したらなにもかもが終わる。
明人はあと二日で死ぬ。千星もだ。その数日後には幸十もだ。ベルとアナの健闘も水泡に帰す。サラは不明だが、彼女だけが無事に済むはずもないだろう。
不安を叫んで逃げ出す選択肢は、元からないのだ。
「お頼み申します」
深々とアルバは明人に頭を下げた。
長年閉じ込められた囚人の故か、枯れ木に皮がへばりついたかのごとき、乾ききり、痩せきった体つきであった。
と、静寂を破り、地上から大きな地響きがした。剥がれた土が天井からパラパラ落ちた。
しかも一度ではなく、それが二度、三度と続いた。
「変だな。陽動って感じじゃない。もしかして囮になっているちーちゃんたちが誰かと戦ってるんじゃ?」
「うむ。急いでここを出るべきだな。もしホフニと真っ向勝負になっているのだとしたら、いくらアニーがついているとはいえ千星ひとりでは荷が重い」
ベルがそう言って手の内に鉾を出した。
「アルバよ、お前も来るが良い。今出してやろう」
「おやめ下さい。それはなりません」
アルバが牢を破ろうとしたベルを両手で押しとどめた。
「なぜだ?」
「お忘れですか。この世界の呪いとは、すなわちホフニと、そして私のこと。その私を解放すれば、この呪われた世界の力もまた完全に解放されてしまいます。アキト様たちが死に至るまでの時間は今の半分となりましょうし、ホフニの扱える力も大きく増してしまうことでしょう。たしかに私はここに縛り付けられておりますが、見方を変えれば、ホフニが全力を出せぬよう縛りあげてもいるのです。彼が私を殺し、私が彼を殺した、その古い因縁は、今も続いているのですよ」
声もなく、アルバは暗く笑った。
それまで感じなかった不気味な悪意が、このときだけはアルバを覆った。
「私がここから出たところで、おそらくこの世界を壊す役には立ちますまい。ならば、せめてここでホフニを縛り付けていたく存じます。どうか私などにはかまわず、三界を崩すことに注力してくださいますよう。私は長い年月をここで耐えました。どうして後数日を耐えられないことがあるでしょうか」
「……やむをえないか。わかった」
ベルが鉾を収めた。
「明人、行くぞ。アルバの言に従おう」
「いいの?」
「残念だがアルバの言うとおりだ。今呪いの力を倍増させればお前と千星がおそらく持たん。それにここで解放したところで、我らが三界の破壊に失敗すれば、結局アルバは再びホフニに幽閉されてしまうだろう。それでは意味がない」
「我が神のおっしゃるとおりです。どうかお気になさいませぬよう」
とアルバが同意をしめしつつ促した。
「……わかりました」
ためらいを感じつつも、きびすを返そうとした明人に、
「ああ、そうだ。アキト様、最後にもう一つだけ」
とアルバが声をかけた。
「なんでしょう?」
「私はかつて道を踏み外しました。その過ちの結果が、この惨めな姿です。しかも己のことのみで済まず、長きに渡って罪のない人々まで苦しめることになってしまいました。私は祭司の座にこそついていましたが、真の祭司にはなれませんでした。どうか、貴方は私のようにならないでください。貴方を預言者たらしめるのは、血筋でも、特別な才能でもなく、貴方の振る舞いであることをお忘れなく」
「……はい。覚えておきます。どうか成功を祈っていて下さい、祭司アルバ」
「ええ、我が神とアキト様のご成功を祈っております。貴方にも天の祝福がございますよう」
そう言ってアルバは胸の前で複雑な形で手を組み、明人とベルを拝んだ。
明かりの向こうのめしいた祭司は明人の反応を待っている。
考えても言わんとするところがつかめなくて、
「俺が、この世界を壊す鍵、ですか?」
と明人はアルバに問い返した。
「そうです。と言っても、世界を壊すための要石という意味ではありませんよ。本来の意味――可能性の扉を開くための鍵ということです」
「……? どういうことですか?」
「この世界は上位世界に仮組みした小世界です。物質界と変わらないように見えたとしても、この世界はすべて人の心。どのように見えようとも、聞こえようとも、触れられようとも、あくまで参加者全員の心が創った幻なのです。それもホフニ一人の心ではありません。参加する者すべての心です。ホフニはこの世界の管理者として大きな力を持ちますが、それでも『創らせる者』でしかない。この世界の本当の創造主――この世界を創り、維持している真の創造者は、あくまでこの世界にいる人々全員なのです。ここが大事なところです」
アルバは大きく手を広げた。
この地下牢の上に今もいるはずの、この世界の住人たちを指すように。
「である以上、その心を大きく揺らせば、この世界も揺らぎます。あまりに大きく揺らげば崩れることでしょう。頑丈そうに見える木組みの櫓が、その実、強い風が吹くだけであっけなく崩れてしまうように。しょせん幻は幻なのです。幻は、幻だから、消え失せる――というわけです」
「なるほど」
相づちを打った。
その含意まですべて理解できたわけではないのだろうだが、言わんとするところはなんとかつかめてきた。三界はあくまで心で出来た世界なのだから、鍵などなくてもその心を揺らせば崩せるはずだ、とアルバは言っているのだ。
「ですが、どう揺らせば良いんでしょう」
そう問うと、古代の祭司は口だけで微笑した。
「貴方は預言者ですよ。預言者のやることと言えば一つでしょう。すなわち、言葉によって人々の心を動かすことです。人々がホフニに誘惑されて創ってしまったこの世界を、もしも崩せるとしたら、ホフニに立ち向かえる預言者が、その言葉によって人々の目を開かせた場合だけ――私はそう思います」
「言葉、ですか……」
「疑っておいでですか」
「すいません。正直」
「謝ることはありません。偉そうに言う私自身、人々に何をどう言えばいいのか見当もつかないのですから。ですが、言葉は心から生まれて発し、しかし心へ還って心を動かすもの。聞く者の心を揺らし、以てこの世界を揺らして、ついには崩れさせることも、できるはずです。アキト様がこの世界を壊す鍵だと申したのは、そういうことです。おそらくこれは我が神でもできません。できるのは、神秘に通じ、しかし我らと同じ人間である、貴方だけでしょう」
そう言われ、明人は急に肩が重くなるのを感じた。
責任が実際の重量をもってのしかかったようだ。
預言者が本来出来ることと、求められることは、これほどまでに大きかったのだ。
「……言葉、ですか」
「はい。言葉です」
「俺にできるでしょうか」
「五分五分でしょう。できる可能性も、できない可能性もあります。ですから」
そこで言葉を一端切り、アルバは、まるで目が見えているかのように、ないはずの両目で明人をじっと見つめた。
「できると信じることです。何かをなし得た者は、例外なく、できると信じた者なのですから」
「それは……いえ。そうですね。頑張ります」
そう答えた。
アルバは『信じれば叶う』と根拠なく言っているのではない。
『叶えるためにはできると信じるしかない』と言っているのだ。
そして、その通りなのだ。
『無茶苦茶だ、自分には無理だ、そんなことできっこない!』
そう言って投げ出したらなにもかもが終わる。
明人はあと二日で死ぬ。千星もだ。その数日後には幸十もだ。ベルとアナの健闘も水泡に帰す。サラは不明だが、彼女だけが無事に済むはずもないだろう。
不安を叫んで逃げ出す選択肢は、元からないのだ。
「お頼み申します」
深々とアルバは明人に頭を下げた。
長年閉じ込められた囚人の故か、枯れ木に皮がへばりついたかのごとき、乾ききり、痩せきった体つきであった。
と、静寂を破り、地上から大きな地響きがした。剥がれた土が天井からパラパラ落ちた。
しかも一度ではなく、それが二度、三度と続いた。
「変だな。陽動って感じじゃない。もしかして囮になっているちーちゃんたちが誰かと戦ってるんじゃ?」
「うむ。急いでここを出るべきだな。もしホフニと真っ向勝負になっているのだとしたら、いくらアニーがついているとはいえ千星ひとりでは荷が重い」
ベルがそう言って手の内に鉾を出した。
「アルバよ、お前も来るが良い。今出してやろう」
「おやめ下さい。それはなりません」
アルバが牢を破ろうとしたベルを両手で押しとどめた。
「なぜだ?」
「お忘れですか。この世界の呪いとは、すなわちホフニと、そして私のこと。その私を解放すれば、この呪われた世界の力もまた完全に解放されてしまいます。アキト様たちが死に至るまでの時間は今の半分となりましょうし、ホフニの扱える力も大きく増してしまうことでしょう。たしかに私はここに縛り付けられておりますが、見方を変えれば、ホフニが全力を出せぬよう縛りあげてもいるのです。彼が私を殺し、私が彼を殺した、その古い因縁は、今も続いているのですよ」
声もなく、アルバは暗く笑った。
それまで感じなかった不気味な悪意が、このときだけはアルバを覆った。
「私がここから出たところで、おそらくこの世界を壊す役には立ちますまい。ならば、せめてここでホフニを縛り付けていたく存じます。どうか私などにはかまわず、三界を崩すことに注力してくださいますよう。私は長い年月をここで耐えました。どうして後数日を耐えられないことがあるでしょうか」
「……やむをえないか。わかった」
ベルが鉾を収めた。
「明人、行くぞ。アルバの言に従おう」
「いいの?」
「残念だがアルバの言うとおりだ。今呪いの力を倍増させればお前と千星がおそらく持たん。それにここで解放したところで、我らが三界の破壊に失敗すれば、結局アルバは再びホフニに幽閉されてしまうだろう。それでは意味がない」
「我が神のおっしゃるとおりです。どうかお気になさいませぬよう」
とアルバが同意をしめしつつ促した。
「……わかりました」
ためらいを感じつつも、きびすを返そうとした明人に、
「ああ、そうだ。アキト様、最後にもう一つだけ」
とアルバが声をかけた。
「なんでしょう?」
「私はかつて道を踏み外しました。その過ちの結果が、この惨めな姿です。しかも己のことのみで済まず、長きに渡って罪のない人々まで苦しめることになってしまいました。私は祭司の座にこそついていましたが、真の祭司にはなれませんでした。どうか、貴方は私のようにならないでください。貴方を預言者たらしめるのは、血筋でも、特別な才能でもなく、貴方の振る舞いであることをお忘れなく」
「……はい。覚えておきます。どうか成功を祈っていて下さい、祭司アルバ」
「ええ、我が神とアキト様のご成功を祈っております。貴方にも天の祝福がございますよう」
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