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45編
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「現在のラスボスは
時生さんでも物理防御力・
魔法防御力共に高くて、
歯が立たない上に素早く
攻撃と魔法攻撃を連発してくるので
避けるだけで必死だったらしいよ。」
「それじゃあ4人で連携を取って攻撃か?」
「状態異常は効きやすいみたい。」
「じゃあ私が常に状態異常にしておいて、
貴方達が攻撃するパターンかしら?」
「それは必須だよねー。その間に私と
胡桃ちゃんとお兄ちゃんで攻撃する感じ?」
「それでも物理・魔法防御力が高いから、
大ダメージは与えにくいだろうね。
油断してると、いつ間にか状態異常が
切れて攻撃や魔法攻撃を連発してくるから、
危険だし長期戦になるのは
ある程度予想出来るかな。」
「長期戦かー。
無双モードに頼るのはダメかな?」
「あのモードも瀕死状態になって初めて
発動するからな。
回復が間に合わなかったら、即死だぞ。」
「やっぱりもっと強くなって使えるスキルを
増やしていくしか無いのかしら。」
「そうだね。
経験値を多く貰えるモンスターも
捨てがたいけど、ラスボス戦を予想して
似た傾向の攻撃パターンや弱点を持ってる
モンスターを倒して行くのも
大事だと思うよ。」
「じゃあ早速狩りに出ますかー。」
「強くなって早くラスボスを倒したいね!」
「私だって早く平和に戻って欲しいわよ。」
(私達もまだまだ
強くなる必要があるんだ…。)
それから何日が経っただろうか。
日にちを数えるのも忘れる程に
モンスター達と戦い続けた。
倒したモンスターは500を超え、
私達はレベル70になっていた。
「さて、70になったけど
目ぼしいスキルは習得できた?
私は新たにスチールソードを獲得したよ。
鋼属性の剣技みたい。
これを合体させると
ファイブアトリビュートソードが
出来るようになったよ。」
「俺は一刀両断とカウンターを覚えたな。
一刀両断は一撃で
かなりのダメージが与えられるみたいだ。
カウンターは残りのHPが少ない程、
威力が高い攻撃が出来るらしい。」
「私は新たに光属性の女神の守りと
ホーリーライト、回復魔法の
パーフェクトヒールを覚えたよ!
女神の守りは皆が即死しない状態に出来て、
ホーリーライトは光属性の
かなり強い攻撃みたい。
パーフェクトヒールはやっと1人だけど
全回復が出来るようになったよ!」
「私は魅惑の舞が出来るようになったわ。
後は扇舞という扇と舞を
融合させた攻撃が増えたわね。」
「やっぱりレベルが上がると、
使えるスキルが増えたよね。
もう少し新しいスキルを
試してからラスボス戦に挑もうか。」
それから私達は
再びモンスター討伐に明け暮れた。
「女神の守り!」
「魅惑の舞!」
「モンスターが魅了されてる今の内だ!
一刀両断!」
「ファイブアトリビュート五連撃!」
「ホーリーライト!」
「扇舞!」
「グァァァァァァァァ!」
「よし!現在のラスボスに近い
モンスターを倒せたぞ!」
「そろそろ過去のラスボスか未来のラスボス
討伐に挑戦してみない?」
「そうね。大分強くなった気がするし。
胡桃はどうかしら?」
「そうだね。これだけレベルも上がって
連携技が出来るようになったから、そろそろ
良い頃合いだね。行ってみようか!」
しかし、私達のこの考えが甘い事を
痛感するのはそう遠くなかった。
時生さんでも物理防御力・
魔法防御力共に高くて、
歯が立たない上に素早く
攻撃と魔法攻撃を連発してくるので
避けるだけで必死だったらしいよ。」
「それじゃあ4人で連携を取って攻撃か?」
「状態異常は効きやすいみたい。」
「じゃあ私が常に状態異常にしておいて、
貴方達が攻撃するパターンかしら?」
「それは必須だよねー。その間に私と
胡桃ちゃんとお兄ちゃんで攻撃する感じ?」
「それでも物理・魔法防御力が高いから、
大ダメージは与えにくいだろうね。
油断してると、いつ間にか状態異常が
切れて攻撃や魔法攻撃を連発してくるから、
危険だし長期戦になるのは
ある程度予想出来るかな。」
「長期戦かー。
無双モードに頼るのはダメかな?」
「あのモードも瀕死状態になって初めて
発動するからな。
回復が間に合わなかったら、即死だぞ。」
「やっぱりもっと強くなって使えるスキルを
増やしていくしか無いのかしら。」
「そうだね。
経験値を多く貰えるモンスターも
捨てがたいけど、ラスボス戦を予想して
似た傾向の攻撃パターンや弱点を持ってる
モンスターを倒して行くのも
大事だと思うよ。」
「じゃあ早速狩りに出ますかー。」
「強くなって早くラスボスを倒したいね!」
「私だって早く平和に戻って欲しいわよ。」
(私達もまだまだ
強くなる必要があるんだ…。)
それから何日が経っただろうか。
日にちを数えるのも忘れる程に
モンスター達と戦い続けた。
倒したモンスターは500を超え、
私達はレベル70になっていた。
「さて、70になったけど
目ぼしいスキルは習得できた?
私は新たにスチールソードを獲得したよ。
鋼属性の剣技みたい。
これを合体させると
ファイブアトリビュートソードが
出来るようになったよ。」
「俺は一刀両断とカウンターを覚えたな。
一刀両断は一撃で
かなりのダメージが与えられるみたいだ。
カウンターは残りのHPが少ない程、
威力が高い攻撃が出来るらしい。」
「私は新たに光属性の女神の守りと
ホーリーライト、回復魔法の
パーフェクトヒールを覚えたよ!
女神の守りは皆が即死しない状態に出来て、
ホーリーライトは光属性の
かなり強い攻撃みたい。
パーフェクトヒールはやっと1人だけど
全回復が出来るようになったよ!」
「私は魅惑の舞が出来るようになったわ。
後は扇舞という扇と舞を
融合させた攻撃が増えたわね。」
「やっぱりレベルが上がると、
使えるスキルが増えたよね。
もう少し新しいスキルを
試してからラスボス戦に挑もうか。」
それから私達は
再びモンスター討伐に明け暮れた。
「女神の守り!」
「魅惑の舞!」
「モンスターが魅了されてる今の内だ!
一刀両断!」
「ファイブアトリビュート五連撃!」
「ホーリーライト!」
「扇舞!」
「グァァァァァァァァ!」
「よし!現在のラスボスに近い
モンスターを倒せたぞ!」
「そろそろ過去のラスボスか未来のラスボス
討伐に挑戦してみない?」
「そうね。大分強くなった気がするし。
胡桃はどうかしら?」
「そうだね。これだけレベルも上がって
連携技が出来るようになったから、そろそろ
良い頃合いだね。行ってみようか!」
しかし、私達のこの考えが甘い事を
痛感するのはそう遠くなかった。
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