TAKE TIME WORLD

areafa krain

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35編

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「あら、胡桃…。戻って来たのね。
さっきはカッとなってごめんなさい。
言い過ぎたわ。」
「僕の方こそ、胡桃にはいつも迷惑を
かけているね。ごめんな。」
「ううん…。でもこれをキッカケに
私の思いを聞いて欲しいんだ。実は…。」

「おやおや、仲直りかい?つまらないねぇ。
人の憎しみは燃えれば燃えるほど
美しいのねぇ。」
「誰よ!貴方は!」
「私の名はヘイトラバーよ。
その名の通り、憎しみを愛する者。
憎しみが強ければ強いほど、
私の最高のエネルギー源になるの!
そこにいる二人からは
強い憎しみがあふれている。
私のエネルギー源になってもらうわよ!

「そんな事させない!
お父さんとお母さんは下がってて!」
「胡桃!ダメよ!危ないわ!」
「胡桃!帰ってくるんだ!」
「私が二人を守るの!黙ってて!」

「あらあら。そんな憎しみに溢れている
両親を守るなんてお利口さんね。
でも、冗談は口だけにしなさい。
ヘイトアプソープション!」
「させない!ファイアソード!
アクアソード!ウインドソード!
アースソード四連撃!からの突き!」
「ふっ。これくらいのスピードと威力じゃ
この私を倒せないわ。愛憎のムチ!」
「ガハァァァァァ!痛ぁぁぁっ!」

「胡桃ちゃん!デビルズクライ!」
「地割れ!」
百花繚乱ひゃっかりょうらん
「遅いっ!」
「グハァァァァッ!キャァァァァッ!」
(強い!しかも何より速い。
このスピードに付いていけない…。)
「貴方たちは遅すぎるのよ。私のこの
スピードに付いていけると思ってるの?」

(このままじゃ全員瀕死になってしまう…。
そうしたら無双モードを使えば良いのか!
でも、現在のキーパソンである
私がトドメを刺さないと
ヘイトラバーを倒せないんだっけ…。
どうしよう…。どうする?
向こうがスピードで仕掛けてくるなら
こちらは何で勝負できる?
スピード?いや無理か…。
そうだ!手数を増やせば
スピードが速くても当たる確率は
上がるんじゃないかな。
でも四連撃からの突きしか出来ない私に
連撃や新たな技が出来るの?
やってみる?やるしかないよ!) 

「あら?もうお終い?つまらないわねぇ。」
「お終いなんかじゃない!
フォーアトリビュート四連撃!からの突き」
「さっきより威力は上がったけど
まだまだね。」
「まだこれからよ!フォーアトリビュート
ソード五連撃!からの突き」
「なっ!連撃数を増やしたですって!
生意気な…。でもこれくらいじゃ
私を致命傷には負いやれないわよ!」

「何言ってるの?五連撃で終わりじゃない!
フォーアトリビュート
五連撃からの回転斬り!」
「回転斬りですって!くっ!速い!
かわせないかも!きゃぁぁぁぁぁ!」
「まだまだこれからとか言ってたよね?
これからが本当の戦いよ!」
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