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19編
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中級ボスの巣窟に向かう途中、時生さんに
教えて貰った過去の世界の中級ボスの
情報について確認する。
「えーと。今から倒すドラゴンは水属性と
闇属性のドラゴンで、主に魔法攻撃を
使ってくるみたい。」
「水属性なら俺が習得した地割れが
効果ありそうだな。」
「闇属性かー。私が今、習得してる光属性の
攻撃魔法は無いんだよね。どうしよう…。」
「私が習得した演舞爛漫で、状態異常に
させるターン数を増やしてその間に
雷太と美春が集中攻撃かしらね。」
「私も土属性の魔力を纏った攻撃で
援護するよ。」
ドラゴンの作戦を練っている内に
目の前にいかにもドラゴンが居そうな
大きな場所に出た。
「皆、気を引き締めて!来るよ!」
「グギャァァァァ!」
ダークアクアドラゴンが現れた。
やはりその大きさと迫力は
他のモンスターと桁違いだった。
「まずは皆が一撃で死なないように
女神の守り!」
不思議な光に包まれた。
ドラゴンが動き出し、大きく前足を
振り下ろそうとした。
その瞬間、雷太がドラゴンの前に
素早く立ちはだかり、盾で攻撃を防いだ。
「俺はドラゴンの主力攻撃となる魔法攻撃を
防ぐ!トリックシールド!」
ドラゴンの魔力が吸い取られていく。
「雷太がドラゴンの攻撃を防いでいる間に
演舞爛漫!からの癒しの舞!眠らせてる
今のうちに集中攻撃よ!」
「アースソード3連撃!からの突き!」
「俺は必殺技だ!地割れ!」
やはり雷太の必殺技の地割れは
私の攻撃よりも抜群に効いている。
半分くらいのHPは減らせたようだ。
「私も!アンデットカース!…。やっぱり
闇属性の私の攻撃はあんまり
効いてないみたい。」
「ドラゴンが起きたぞ!気をつけろ!」
ドラゴンが起き出し、残っているMPを
最大限に使い、濁流を放ってきた。
「ゴォォォオオ!」
全員濁流に飲み込まれて、HPはかなり
削られてしまった。
「美春!俺とお前の回復を優先させろ!
最悪、麗華と胡桃は蘇生できる!」
「お兄ちゃん!分かった!」
雷太と美春は回復出来たが、私と
麗華はしばらくは攻撃する気力が
残っていない。
(雷太、美春…。後はキーパーソンの
貴方達に任せたよ…。)
「私も攻撃出来れば良いんだけど…。
そうだ!アンデットカースで出て来る
アンデットを蘇生させたらどうなるかな?」
「良いアイデアかもな。俺が地割れで
ドラゴンの攻撃を
止めている間に試してくれ。地割れ!」
ドラゴンが地割れにより、
足元がおぼつかなくなっている。
「美春!今だ!」
「アンデットカース!からのリバイブ!」
アンデット達が蘇生されていき、何と
聖騎士が大量に誕生した。
「凄い!これなら光属性の攻撃が出来る!
聖騎士達よ、行けー!」
地割れで残りのHPが減っていたドラゴンに
聖騎士達が集中攻撃する。
「ギャァァァァ!」
ドラゴンが苦しみの雄叫びを上げている。
ふと聖騎士達の攻撃が止んだ。
ドラゴンが光を放ち、消えていく。
「やったー!倒せたよ!」
「良くやったな!胡桃と麗華のサポートも
ありがとな。」
「いえいえ。今回は2人の活躍のお陰だよ。
まずは過去の中級ボス討伐完了だね!」
こうして私達は最初の中級ボスである
ダークアクアドラゴンの討伐に成功した。
「見て!ドラゴンを倒したお陰でレベルが
40になったよ!」
「という事は異次元の扉が開くな。未来と
現在のどっちに行くか?」
「私はあのドラゴンに復讐したいわ。」
「じゃあ未来の世界だね。精霊さん、
異次元の扉を開ける?未来の世界まで
お願い。」
「胡桃ちゃん、了解!行くよー!」
異次元の扉が開き、私達は麗華を攻撃した
ドラゴンを倒すべく未来の世界に向かった。
教えて貰った過去の世界の中級ボスの
情報について確認する。
「えーと。今から倒すドラゴンは水属性と
闇属性のドラゴンで、主に魔法攻撃を
使ってくるみたい。」
「水属性なら俺が習得した地割れが
効果ありそうだな。」
「闇属性かー。私が今、習得してる光属性の
攻撃魔法は無いんだよね。どうしよう…。」
「私が習得した演舞爛漫で、状態異常に
させるターン数を増やしてその間に
雷太と美春が集中攻撃かしらね。」
「私も土属性の魔力を纏った攻撃で
援護するよ。」
ドラゴンの作戦を練っている内に
目の前にいかにもドラゴンが居そうな
大きな場所に出た。
「皆、気を引き締めて!来るよ!」
「グギャァァァァ!」
ダークアクアドラゴンが現れた。
やはりその大きさと迫力は
他のモンスターと桁違いだった。
「まずは皆が一撃で死なないように
女神の守り!」
不思議な光に包まれた。
ドラゴンが動き出し、大きく前足を
振り下ろそうとした。
その瞬間、雷太がドラゴンの前に
素早く立ちはだかり、盾で攻撃を防いだ。
「俺はドラゴンの主力攻撃となる魔法攻撃を
防ぐ!トリックシールド!」
ドラゴンの魔力が吸い取られていく。
「雷太がドラゴンの攻撃を防いでいる間に
演舞爛漫!からの癒しの舞!眠らせてる
今のうちに集中攻撃よ!」
「アースソード3連撃!からの突き!」
「俺は必殺技だ!地割れ!」
やはり雷太の必殺技の地割れは
私の攻撃よりも抜群に効いている。
半分くらいのHPは減らせたようだ。
「私も!アンデットカース!…。やっぱり
闇属性の私の攻撃はあんまり
効いてないみたい。」
「ドラゴンが起きたぞ!気をつけろ!」
ドラゴンが起き出し、残っているMPを
最大限に使い、濁流を放ってきた。
「ゴォォォオオ!」
全員濁流に飲み込まれて、HPはかなり
削られてしまった。
「美春!俺とお前の回復を優先させろ!
最悪、麗華と胡桃は蘇生できる!」
「お兄ちゃん!分かった!」
雷太と美春は回復出来たが、私と
麗華はしばらくは攻撃する気力が
残っていない。
(雷太、美春…。後はキーパーソンの
貴方達に任せたよ…。)
「私も攻撃出来れば良いんだけど…。
そうだ!アンデットカースで出て来る
アンデットを蘇生させたらどうなるかな?」
「良いアイデアかもな。俺が地割れで
ドラゴンの攻撃を
止めている間に試してくれ。地割れ!」
ドラゴンが地割れにより、
足元がおぼつかなくなっている。
「美春!今だ!」
「アンデットカース!からのリバイブ!」
アンデット達が蘇生されていき、何と
聖騎士が大量に誕生した。
「凄い!これなら光属性の攻撃が出来る!
聖騎士達よ、行けー!」
地割れで残りのHPが減っていたドラゴンに
聖騎士達が集中攻撃する。
「ギャァァァァ!」
ドラゴンが苦しみの雄叫びを上げている。
ふと聖騎士達の攻撃が止んだ。
ドラゴンが光を放ち、消えていく。
「やったー!倒せたよ!」
「良くやったな!胡桃と麗華のサポートも
ありがとな。」
「いえいえ。今回は2人の活躍のお陰だよ。
まずは過去の中級ボス討伐完了だね!」
こうして私達は最初の中級ボスである
ダークアクアドラゴンの討伐に成功した。
「見て!ドラゴンを倒したお陰でレベルが
40になったよ!」
「という事は異次元の扉が開くな。未来と
現在のどっちに行くか?」
「私はあのドラゴンに復讐したいわ。」
「じゃあ未来の世界だね。精霊さん、
異次元の扉を開ける?未来の世界まで
お願い。」
「胡桃ちゃん、了解!行くよー!」
異次元の扉が開き、私達は麗華を攻撃した
ドラゴンを倒すべく未来の世界に向かった。
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