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2章 領都
28 王都へ
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この世界に飛ばされてから二年が経った。
いや、この世界の暦はよくわからないから多分、なんだけど。
この世界でも緩やかな四季があるらしく、飛ばされたときには春らしい陽気だったのがだんだんと暑くなって、気づいたときには飛ばされたときに来ていた服じゃ肌寒くなるような日が続いた。
ジョシュアさんの好意で服やなんかは調達してもらっていたので、困ることはなかったのが救いだったな。
この二年で領都内の人間は料理というものに対して関心を寄せて、今じゃ一般市民のおばちゃんたちも日常的に料理をするようになった。
また、天職が料理人の人間も複数見つかって、シェリルバイト領の村に派遣できるくらいにはなっている。
最初に教えていたイーリスとロバート、ボブの三人は騎士団の食堂と領都内に作った食堂の両方で活躍している。
食材はあれ以降、目新しいものは見つかっていない。
この周辺では猪系の獣と鳥系の獣が多くいる状態らしく、見つかっても似たような料理にしかならない。
まあ、食材の安定供給がなされていると考えれば無駄とも言えないんだけどな。
残念だったのは爆弾米は領都ではほとんど自生してなかったことくらいか。
食堂裏の畑で栽培はしているが、従業員の賄い程度にしか収穫できないので、ジョシュアさん一家とウィリアムさんライアンさんみたいな騎士団の上層部以外は米料理は食べられていない状態だ。
レイジは十四歳に、ミーナは十二歳になった。
かくいう俺は十九歳になったはずなのだが、外見があまり変わらない。
まあ、この年になってしまうと数年でそこまで変化がないということかもしれないが、もしかしたら神様の加護のせいかもしれない。
神様の加護で俺は傷つくことも死ぬこともない。
死ぬことがないということは、もしかしたら老けることもないのかもしれない。
「マサト君、こちらの都合で長い間待たせてしまって申し訳ない」
「ジョシュアさん、大丈夫ですよ。こちらとしても料理の普及を進めていましたから」
領都でやることがなくなった俺たちは、料理を広めるために他の地へ行くつもりだった。
とりあえずはこの国の王都、あるいは他国へ行こうかと話していた時にジョシュアさんから言われた。
近いうちに爵位をランドールに移すから、その報告の時に一緒に王都へと行かないか、と。
旅のことだけを考えると俺たち三人で旅をしても問題は一切なかった。
俺を含めてレイジもミーナも旅の途中で負傷したり死んだりする心配がないからだ。
神様の加護で三人とも傷つかないうえに、食堂作成でいつでも拠点の作成が可能だからだ。
ただ、王都で料理を広めるために移動するとなると事情が変わってくる。
領都でもそうだったが、ある程度の権力がなければ食堂を作成するための土地の確保にも困るし、その土地の権力者に目を付けられても面倒だ。
その点、ジョシュアさんは王都にあるシェリルバイト領のタウンハウス周辺に食堂を建てるための土地を確保してくれて、お抱えの商人へ食材などの融通も頼んでいてくれていた。
だから、多少ジョシュアさんたちの事情で多少、王都行きの日程が遅れてもそれは許容範囲の内だ。
「王都にはランドールがついていく。護衛にはライアンと騎士団の中から希望者を数人つけるから道中は心配いらないよ」
「レイジも戦えるので道中はそこまで気を付けていなかったですけど、ライアンさんなんですね」
俺はてっきりウィリアムさんがついてくるものだと思っていた。
村に来たのもウィリアムさんだったし、団長らしいからこれから領主になる挨拶にはウィリアムさんがついてくるもだと思っていた。
「ウィリアムは領都の守りがあるからね。それにライアンが頼み込んだらしいよ」
ああ、ライアンさんは村にウィリアムさんが行ったことを未だにネチネチ言っているからな。
まあ、今は領都でも料理がいつでも食べられるから、彼なりに他に理由があるのかもしれないが。
「領主就任のあいさつには騎士団長は必要ないんですか?」
「まあ、結局王城に入れるのは爵位を持っている領主だけだからね。それにウィリアムには領都周辺の警戒を頼まないといけないからね」
ジョシュアさんが言うには料理のおかげでこの領が潤ってきた関係で、周辺領からのやっかみが酷いらしい。
ほとんどは夜会なんかで嫌味を言うだけらしいが、ひどいところになると魔獣や獣をシェリルバイト領のほうへ追い込んでくるらしい。
まあ、ジョシュアさんは食材が増えるから問題ないなんて言ってるから、結構豪胆だなって感じだが。
「お師匠様、本当に領都から去ってしまうんですね」
イーリスだ。
俺の呼び方がお師匠様になっているが、もうこの呼び方もあきらめた。
最初の内はフランクに呼んでくれって言い続けていたんだが結局、様付けは治らないから好きにさせていたらいつのまにかこの呼び方になっていた。
「領都はイーリスたちに任せておけば問題ないからな。俺は神様に言われた通り世界中に料理の知識を広めるために旅に出ないとな」
「付いていきたいって、言いたいところですが、私にはこの周辺で料理を広めなければなりませんから」
「だな。イーリスたちのことは頼りにしてるよ。領都で作れるレシピはほとんど教えたし、パン作りならイーリスが一番だからな」
イーリスの天職はパン作り特化だけでなく、パンにはさむ具材にも適用されていたから、カツとか焼きそばなんかもイーリスが一番だ。
黒麦のおかげ麵関係も伝えてあるし、スターオニオンやラージキャロットなんかを利用したソースづくりも進んでいる。
結局、領都周辺では魚も大豆も見つからなかったから醤油はおろか魚醤なんかも作れなかったが……。
発酵関係の調味料は作れなかったが、コンソメやソース、ケチャップづくりも進んでいるからその内、領都産の調味料が流通するかもしれない。
「マサトさん、準備できましたよ」
「マサト兄ちゃんは準備できたのか?」
ミーナとレイジが声をかけてきた。
村にいたころは二人とも成長不良で腕も足もガリガリだったんだが、年ごろの子供らしく成長している。
レイジは俺とそこまで慎重に差がなくなってきたし、戦闘の腕も騎士団の上位には負けるが、今すぐに騎士団に入団しても問題ないレベルらしい。
確実に筋力は負けてるな。
ミーナも身長はあまり伸びていないが、女性らしい体つきになってきた。
俺とは違って二人は成長しているようで少し安心する。
「食堂も収納してあるから俺の準備も問題ないよ」
「おうおう、あんちゃん。王都の方にも食器とか鍋なんかは送ってあるから足りなかったら連絡するんだぞ」
「ああ、ベックさん。足りなかったら連絡しますけど、領都周辺を優先してもらっていいですよ。こっちの時と同じで時間がかかるでしょうし」
鍛冶師のベックさんにはあの後も結構お世話になった。
騎士団用の食堂が終わったら、市井に開く食堂の備品も頼んだし、領都内で料理が広まっていくにつれて市民からも調理道具が欲しいという声が上がってきたからな。
「では、マサトさん。行きましょうかライアンたちも待っていますから」
ランドールさんに促されたし、そろそろ行こう。
村の時もそうだったような気もするが、この世界では一度旅立ってしまうと気軽に戻ってくることができないから別れの挨拶が長くなってしまう。
「ええ、このままだといつまでも挨拶が続いてしまうからそろそろ出ますね」
次は王都か。
領都よりも権力が集まっているだろうし、簡単にはいかないだろうな。
それでも、神様の加護と二人がついていれば何とかなるか。
きっとここには戻ってこれないが、せめて、領都の繁栄を祈っておくか。
いや、この世界の暦はよくわからないから多分、なんだけど。
この世界でも緩やかな四季があるらしく、飛ばされたときには春らしい陽気だったのがだんだんと暑くなって、気づいたときには飛ばされたときに来ていた服じゃ肌寒くなるような日が続いた。
ジョシュアさんの好意で服やなんかは調達してもらっていたので、困ることはなかったのが救いだったな。
この二年で領都内の人間は料理というものに対して関心を寄せて、今じゃ一般市民のおばちゃんたちも日常的に料理をするようになった。
また、天職が料理人の人間も複数見つかって、シェリルバイト領の村に派遣できるくらいにはなっている。
最初に教えていたイーリスとロバート、ボブの三人は騎士団の食堂と領都内に作った食堂の両方で活躍している。
食材はあれ以降、目新しいものは見つかっていない。
この周辺では猪系の獣と鳥系の獣が多くいる状態らしく、見つかっても似たような料理にしかならない。
まあ、食材の安定供給がなされていると考えれば無駄とも言えないんだけどな。
残念だったのは爆弾米は領都ではほとんど自生してなかったことくらいか。
食堂裏の畑で栽培はしているが、従業員の賄い程度にしか収穫できないので、ジョシュアさん一家とウィリアムさんライアンさんみたいな騎士団の上層部以外は米料理は食べられていない状態だ。
レイジは十四歳に、ミーナは十二歳になった。
かくいう俺は十九歳になったはずなのだが、外見があまり変わらない。
まあ、この年になってしまうと数年でそこまで変化がないということかもしれないが、もしかしたら神様の加護のせいかもしれない。
神様の加護で俺は傷つくことも死ぬこともない。
死ぬことがないということは、もしかしたら老けることもないのかもしれない。
「マサト君、こちらの都合で長い間待たせてしまって申し訳ない」
「ジョシュアさん、大丈夫ですよ。こちらとしても料理の普及を進めていましたから」
領都でやることがなくなった俺たちは、料理を広めるために他の地へ行くつもりだった。
とりあえずはこの国の王都、あるいは他国へ行こうかと話していた時にジョシュアさんから言われた。
近いうちに爵位をランドールに移すから、その報告の時に一緒に王都へと行かないか、と。
旅のことだけを考えると俺たち三人で旅をしても問題は一切なかった。
俺を含めてレイジもミーナも旅の途中で負傷したり死んだりする心配がないからだ。
神様の加護で三人とも傷つかないうえに、食堂作成でいつでも拠点の作成が可能だからだ。
ただ、王都で料理を広めるために移動するとなると事情が変わってくる。
領都でもそうだったが、ある程度の権力がなければ食堂を作成するための土地の確保にも困るし、その土地の権力者に目を付けられても面倒だ。
その点、ジョシュアさんは王都にあるシェリルバイト領のタウンハウス周辺に食堂を建てるための土地を確保してくれて、お抱えの商人へ食材などの融通も頼んでいてくれていた。
だから、多少ジョシュアさんたちの事情で多少、王都行きの日程が遅れてもそれは許容範囲の内だ。
「王都にはランドールがついていく。護衛にはライアンと騎士団の中から希望者を数人つけるから道中は心配いらないよ」
「レイジも戦えるので道中はそこまで気を付けていなかったですけど、ライアンさんなんですね」
俺はてっきりウィリアムさんがついてくるものだと思っていた。
村に来たのもウィリアムさんだったし、団長らしいからこれから領主になる挨拶にはウィリアムさんがついてくるもだと思っていた。
「ウィリアムは領都の守りがあるからね。それにライアンが頼み込んだらしいよ」
ああ、ライアンさんは村にウィリアムさんが行ったことを未だにネチネチ言っているからな。
まあ、今は領都でも料理がいつでも食べられるから、彼なりに他に理由があるのかもしれないが。
「領主就任のあいさつには騎士団長は必要ないんですか?」
「まあ、結局王城に入れるのは爵位を持っている領主だけだからね。それにウィリアムには領都周辺の警戒を頼まないといけないからね」
ジョシュアさんが言うには料理のおかげでこの領が潤ってきた関係で、周辺領からのやっかみが酷いらしい。
ほとんどは夜会なんかで嫌味を言うだけらしいが、ひどいところになると魔獣や獣をシェリルバイト領のほうへ追い込んでくるらしい。
まあ、ジョシュアさんは食材が増えるから問題ないなんて言ってるから、結構豪胆だなって感じだが。
「お師匠様、本当に領都から去ってしまうんですね」
イーリスだ。
俺の呼び方がお師匠様になっているが、もうこの呼び方もあきらめた。
最初の内はフランクに呼んでくれって言い続けていたんだが結局、様付けは治らないから好きにさせていたらいつのまにかこの呼び方になっていた。
「領都はイーリスたちに任せておけば問題ないからな。俺は神様に言われた通り世界中に料理の知識を広めるために旅に出ないとな」
「付いていきたいって、言いたいところですが、私にはこの周辺で料理を広めなければなりませんから」
「だな。イーリスたちのことは頼りにしてるよ。領都で作れるレシピはほとんど教えたし、パン作りならイーリスが一番だからな」
イーリスの天職はパン作り特化だけでなく、パンにはさむ具材にも適用されていたから、カツとか焼きそばなんかもイーリスが一番だ。
黒麦のおかげ麵関係も伝えてあるし、スターオニオンやラージキャロットなんかを利用したソースづくりも進んでいる。
結局、領都周辺では魚も大豆も見つからなかったから醤油はおろか魚醤なんかも作れなかったが……。
発酵関係の調味料は作れなかったが、コンソメやソース、ケチャップづくりも進んでいるからその内、領都産の調味料が流通するかもしれない。
「マサトさん、準備できましたよ」
「マサト兄ちゃんは準備できたのか?」
ミーナとレイジが声をかけてきた。
村にいたころは二人とも成長不良で腕も足もガリガリだったんだが、年ごろの子供らしく成長している。
レイジは俺とそこまで慎重に差がなくなってきたし、戦闘の腕も騎士団の上位には負けるが、今すぐに騎士団に入団しても問題ないレベルらしい。
確実に筋力は負けてるな。
ミーナも身長はあまり伸びていないが、女性らしい体つきになってきた。
俺とは違って二人は成長しているようで少し安心する。
「食堂も収納してあるから俺の準備も問題ないよ」
「おうおう、あんちゃん。王都の方にも食器とか鍋なんかは送ってあるから足りなかったら連絡するんだぞ」
「ああ、ベックさん。足りなかったら連絡しますけど、領都周辺を優先してもらっていいですよ。こっちの時と同じで時間がかかるでしょうし」
鍛冶師のベックさんにはあの後も結構お世話になった。
騎士団用の食堂が終わったら、市井に開く食堂の備品も頼んだし、領都内で料理が広まっていくにつれて市民からも調理道具が欲しいという声が上がってきたからな。
「では、マサトさん。行きましょうかライアンたちも待っていますから」
ランドールさんに促されたし、そろそろ行こう。
村の時もそうだったような気もするが、この世界では一度旅立ってしまうと気軽に戻ってくることができないから別れの挨拶が長くなってしまう。
「ええ、このままだといつまでも挨拶が続いてしまうからそろそろ出ますね」
次は王都か。
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