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1章 名もなき村
09 食事
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帰ってきた二人が発した一言は「ずるい」だった。
どうも、二人が帰るのを待たずに料理を始めてしまったのがまずかったようだ。
きちんと三人分の料理を用意してあるといったがどうも二人はいつも食べている緑菜が料理になるのを直接見て学びたかったようだ。
「悪かった。明日作るときにはきちんと二人を待って、二人に手伝ってもらいながら作るよ」
二人は斑芋もいくつか余分に持ってきてくれたようで斑芋と緑菜とポーションをもって食堂までやってきたのだ。
「じゃあそれで許すよ」
「絶対、次はミーナも誘ってよ」
苦笑いしか出ないが、二人が料理に真剣になってくれるのは確かにうれしい。
誰も興味を示さないなら俺がこの世界に呼ばれた甲斐がないが、たった二人でもこの世界に降り立って間もないうちに興味を持ってくれたのならこれからの未来も明るいってものだ。
「お兄さん、斑芋も持ってきたからまたさっきの粉ふきいもを作ろうよ」
「いやいや、二人が出ている間にパンを作ってみたからそれを食べてみてほしいんだ。今回は初めて作るものだったから一人で作ったけど二人が美味しいと思ってくれたらこっちも手伝ってほしいし」
パン作りは切実だ、一人分だとしても一週間分作れば今日以上の作業になる。
だが、週に二回も三回もパン作りするのはしんどいし、でも主食は欲しいしってな感じでぜひとも二人には手伝ってほしい。
パン作りで二時間以上、緑菜とバラ肉の鍋ものづくりで一時間くらいかけたから外は暗くなってきた頃合いだろう。
「さてさていい時間だから夕食にしようか。今日はパンと緑菜とバラ肉のスープだ。パンはそのまま齧れば大丈夫だ。味の感想を教えてくれ」
二人の前にスープの入った皿とフォーク、スプーンを出し、それとは別にパンを置く取り皿を渡したのちパンの入った籠をテーブルの中心に置く。
「パンってこれ? なんか表面が固いけど食べても平気なの?」
「スープのほうはさっき切ってたお肉と緑菜が入ってるの?」
二人とも未知の食べ物に質問がいっぱいだ。
まあ、俺にとっては異界のレシピで知っているし知識自体はあるからそこまで不思議じゃないけど初めて見る人間からするとびっくりだろうな。
「パンは外側は固いけど中身は柔らかくできているはずだ。スープのほうは熱いから気をつけて食べてくれ」
そう言って俺はパンを一つとって二つに割る。
なかなかうまくできたようで中に大きな気泡がたくさんあってスカスカというわけでもなく小さな気泡がたくさん見える形になっている。
……まあ、さすがに気泡の大きさはバラバラで素人仕事って感じではあるが。
「すごいっ、なんか食べたことない味がする。パンの中はふわふわしてるし」
「スープのほうもすごいっ、いつも食べてる緑菜なのに味も食感も全然違う。いつもみたいにシャキシャキしないでトロっとしてる」
二人の言うようにパンはふわふわしてるが、バターや牛乳を入れずに作ったので味のほうは甘いとまでは言えないほどだ。
スープのほうは固形のコンソメを使っているので改めて醤油やポン酢などで味付けしなくても美味しく頂ける。
特にデビルボアのバラ肉からは油が溶け出していて味に深みを出している。
「パンをスープに浸して食べるとスープの味がパンにしみて美味しいぞ」
そう言ってスープにパンを浸して食べる。
少し行儀が悪い気もするが、そもそも食事が野菜丸かじりの世界だからパンをスープに浸すくらい許されるだろう。
味の薄いパンもコンソメとバラ肉の油を吸ったことでかなり芳醇になる。
「すごいっ、パンがスープの味になった」
「パンがトロトロだよっ」
二人ともあっという間にパンとスープを食べきってしまうのですかさずおかわりをよそってやる。
そんなに大量に作ったわけではないが、それでも一人当たり二~三杯は食べられるだけの量は作ったから満腹になるだろう。
パンのほうは三十個も作ってあるからすぐにはなくならないだろうが、材料も調味料だけなので食べきってしまっても二人に手伝ってもらって再度作ればいいだろう。
しかしこうなってくるとあと気になるのは本当に食事でステータスが変わるのか、だ。
二人のステータスは鑑定のほうで逐一チェックしているが数字の変動はまだ見られない。
とはいっても、二人との食事はこれでまだ三回目なのでさすがにまだ変動するほどではないだけかもしれないが。
ちなみに二人のステータスはきちんと見てみると
『個体名:ミーナ 種族:人間 性別:女 年齢:十歳 天職:料理人 食用:可 雑食性のために国臭みがあることが多い。食用可能だが臭み取りに時間と手間がかかる。同種族の食肉は禁忌とされているので推奨はしない
ステータス 力:1 素早さ:1 頑健さ:2 器用:10 知力:1 運:1』
『個体名:レイジ 種族:人間 性別:男 年齢:十二歳 天職:剣士(二刀流) 食用:可 雑食性のために国臭みがあることが多い。食用可能だが臭み取りに時間と手間がかかる。同種族の食肉は禁忌とされているので推奨はしない
ステータス 力:1 素早さ:1 頑健さ:2 器用:12 知力:1 運:1』
食事は緑菜とポーションだけと言っていたことから緑菜で上がるステータスは器用なのだろう。
これまでにフライラットの肉と斑芋、そしてデビルボアの肉を食べさせたが、これで一体どのステータスが上がるだろうか。
「美味しかったっ」
「ミーナ、こんなにおなか一杯になるまで食べたの初めてだよ」
やはり主食とスープの組み合わせは成功だったようで、二人はかなり満足している。
俺もかなり満腹になったが、やはり人間、主食がなく肉や野菜だけの生活ではやはり満足感を得ることはできないのだろう。
毎回のことだが、食事終わりに二人を鑑定してみると二人そろって力のステータスが1上がっていた。
これは一体どういうことだ?
新しく食事に加えたデビルボアの肉がステータスに影響を与えたのか、それともこの世界に降り立ってから毎食のように食べていた肉類の影響か、そのどちらかだろう。
いや、きっと肉類を重ねて食べた影響なのだろう。
でなければ、緑菜しか食べてない二人のステータスが一項目とはいえ二桁に達している理由がわからない。
つまり、現地人のステータスは肉類で力が野菜類で器用が上がると考えるのが筋なのだろう。
この辺も逐一チェックしていかないとならないのだろうな。
どうも、二人が帰るのを待たずに料理を始めてしまったのがまずかったようだ。
きちんと三人分の料理を用意してあるといったがどうも二人はいつも食べている緑菜が料理になるのを直接見て学びたかったようだ。
「悪かった。明日作るときにはきちんと二人を待って、二人に手伝ってもらいながら作るよ」
二人は斑芋もいくつか余分に持ってきてくれたようで斑芋と緑菜とポーションをもって食堂までやってきたのだ。
「じゃあそれで許すよ」
「絶対、次はミーナも誘ってよ」
苦笑いしか出ないが、二人が料理に真剣になってくれるのは確かにうれしい。
誰も興味を示さないなら俺がこの世界に呼ばれた甲斐がないが、たった二人でもこの世界に降り立って間もないうちに興味を持ってくれたのならこれからの未来も明るいってものだ。
「お兄さん、斑芋も持ってきたからまたさっきの粉ふきいもを作ろうよ」
「いやいや、二人が出ている間にパンを作ってみたからそれを食べてみてほしいんだ。今回は初めて作るものだったから一人で作ったけど二人が美味しいと思ってくれたらこっちも手伝ってほしいし」
パン作りは切実だ、一人分だとしても一週間分作れば今日以上の作業になる。
だが、週に二回も三回もパン作りするのはしんどいし、でも主食は欲しいしってな感じでぜひとも二人には手伝ってほしい。
パン作りで二時間以上、緑菜とバラ肉の鍋ものづくりで一時間くらいかけたから外は暗くなってきた頃合いだろう。
「さてさていい時間だから夕食にしようか。今日はパンと緑菜とバラ肉のスープだ。パンはそのまま齧れば大丈夫だ。味の感想を教えてくれ」
二人の前にスープの入った皿とフォーク、スプーンを出し、それとは別にパンを置く取り皿を渡したのちパンの入った籠をテーブルの中心に置く。
「パンってこれ? なんか表面が固いけど食べても平気なの?」
「スープのほうはさっき切ってたお肉と緑菜が入ってるの?」
二人とも未知の食べ物に質問がいっぱいだ。
まあ、俺にとっては異界のレシピで知っているし知識自体はあるからそこまで不思議じゃないけど初めて見る人間からするとびっくりだろうな。
「パンは外側は固いけど中身は柔らかくできているはずだ。スープのほうは熱いから気をつけて食べてくれ」
そう言って俺はパンを一つとって二つに割る。
なかなかうまくできたようで中に大きな気泡がたくさんあってスカスカというわけでもなく小さな気泡がたくさん見える形になっている。
……まあ、さすがに気泡の大きさはバラバラで素人仕事って感じではあるが。
「すごいっ、なんか食べたことない味がする。パンの中はふわふわしてるし」
「スープのほうもすごいっ、いつも食べてる緑菜なのに味も食感も全然違う。いつもみたいにシャキシャキしないでトロっとしてる」
二人の言うようにパンはふわふわしてるが、バターや牛乳を入れずに作ったので味のほうは甘いとまでは言えないほどだ。
スープのほうは固形のコンソメを使っているので改めて醤油やポン酢などで味付けしなくても美味しく頂ける。
特にデビルボアのバラ肉からは油が溶け出していて味に深みを出している。
「パンをスープに浸して食べるとスープの味がパンにしみて美味しいぞ」
そう言ってスープにパンを浸して食べる。
少し行儀が悪い気もするが、そもそも食事が野菜丸かじりの世界だからパンをスープに浸すくらい許されるだろう。
味の薄いパンもコンソメとバラ肉の油を吸ったことでかなり芳醇になる。
「すごいっ、パンがスープの味になった」
「パンがトロトロだよっ」
二人ともあっという間にパンとスープを食べきってしまうのですかさずおかわりをよそってやる。
そんなに大量に作ったわけではないが、それでも一人当たり二~三杯は食べられるだけの量は作ったから満腹になるだろう。
パンのほうは三十個も作ってあるからすぐにはなくならないだろうが、材料も調味料だけなので食べきってしまっても二人に手伝ってもらって再度作ればいいだろう。
しかしこうなってくるとあと気になるのは本当に食事でステータスが変わるのか、だ。
二人のステータスは鑑定のほうで逐一チェックしているが数字の変動はまだ見られない。
とはいっても、二人との食事はこれでまだ三回目なのでさすがにまだ変動するほどではないだけかもしれないが。
ちなみに二人のステータスはきちんと見てみると
『個体名:ミーナ 種族:人間 性別:女 年齢:十歳 天職:料理人 食用:可 雑食性のために国臭みがあることが多い。食用可能だが臭み取りに時間と手間がかかる。同種族の食肉は禁忌とされているので推奨はしない
ステータス 力:1 素早さ:1 頑健さ:2 器用:10 知力:1 運:1』
『個体名:レイジ 種族:人間 性別:男 年齢:十二歳 天職:剣士(二刀流) 食用:可 雑食性のために国臭みがあることが多い。食用可能だが臭み取りに時間と手間がかかる。同種族の食肉は禁忌とされているので推奨はしない
ステータス 力:1 素早さ:1 頑健さ:2 器用:12 知力:1 運:1』
食事は緑菜とポーションだけと言っていたことから緑菜で上がるステータスは器用なのだろう。
これまでにフライラットの肉と斑芋、そしてデビルボアの肉を食べさせたが、これで一体どのステータスが上がるだろうか。
「美味しかったっ」
「ミーナ、こんなにおなか一杯になるまで食べたの初めてだよ」
やはり主食とスープの組み合わせは成功だったようで、二人はかなり満足している。
俺もかなり満腹になったが、やはり人間、主食がなく肉や野菜だけの生活ではやはり満足感を得ることはできないのだろう。
毎回のことだが、食事終わりに二人を鑑定してみると二人そろって力のステータスが1上がっていた。
これは一体どういうことだ?
新しく食事に加えたデビルボアの肉がステータスに影響を与えたのか、それともこの世界に降り立ってから毎食のように食べていた肉類の影響か、そのどちらかだろう。
いや、きっと肉類を重ねて食べた影響なのだろう。
でなければ、緑菜しか食べてない二人のステータスが一項目とはいえ二桁に達している理由がわからない。
つまり、現地人のステータスは肉類で力が野菜類で器用が上がると考えるのが筋なのだろう。
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