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陰謀篇
第61話 体育祭──宣戦布告
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講義中に魔力暴走が起きてから三週間。木々には徐々に若葉が育ち始め、季節は梅雨期に移り変わろうとしていた。気を失った私が目を覚ましたのは、騒動から一週間が経った頃だった。魔力枯渇を起こしていた上に体力が著しく削られていたこともあり、回復に時間がかかったそうだ。
それから一週間程は勉強の遅れを取り戻すために毎日必死に補講に出た。補講に出ていなければ、既に私の単位は落ちていたことだろう。勉強の遅れを取り戻してからは、通常の生活に戻っていた。
しかし、以前のような生活に戻れない生徒も居た。マリアンヌだ。マリアンヌが魔力暴走を起こして私に重症を負わせてしまったことは瞬く間に学園中に広まり、常に後ろ指を指されて生活することになった。今ではマリアンヌの噂話が聞こえない場所を探すほうが難しい。
『王女殿下、怪我のお加減は如何ですか?』
『お可哀そうな王女殿下、一週間も目覚めないほどの大怪我を負われてしまうなんて……』
この一週間で何度も聞いた言葉だ。どこに居ても優しい言葉を掛けてくれる令嬢たちは、その優雅な容姿には似合わないほど汚らしい罵詈雑言を吐き出していた。その殆どがマリアンヌを貶めるためだけのありもしない虚言や妄言で、令嬢たち自身もそれが真実ではないと知っていてなお、面白可笑しく広めているのだ。
その性根の腐った醜い姿は、かつて少女式で見た貴族たちの姿を彷彿させた。上位の者に媚び諂い、下位の者を嬲り痛めつける。その畜生にも劣る人格には吐き気がする。
「王女殿下、数人の令嬢たちがカタストロフ嬢を武術訓練場に連れて行ったそうです」
走って報告に来たのはルーシーだ。その後ろには必死に追いかけるメフィアとユダーナの姿。
「急ぎましょう」
私は武術訓練場に向かった。
武術訓練場に着くと、訓練場の中から罵声と嘲笑の声が聞こえてきた。真剣がぶつかり合う音と、時々聞こえるメリアンヌの叫び声は、中で何が起きているかを容姿に想像させた。私は焦って武術訓練場に入ろうとする。しかし武術訓練場に入ろうとした時に上級生に止められた。
「王女殿下、武術訓練場は制服では入れません。運動着に着替えて下さい」
「そんなことを言っている場合ではないでしょう!?」
「規則です。更に、中で行われているのは模擬戦なので我々の権限では口を挟むことは許されていません」
「そんなっ!」
「王女殿下、こちらに着替えて下さい」
私が絶句していると、メフィアは私が剣術の鍛錬をしているときの運動着を取り出した。
「運動着であれば中に入れます。入れさえすれば、王女殿下の権限で模擬戦を中断させることは容易いはずです」
「そ、そうね」
更衣所で着替えた私は急いで武術訓練場に入る。そこには全身に血を滲ませて倒れているマリアンヌと、それを取り囲む汚れ一つない数人の令嬢たち。そして令嬢たちの一方的な暴力を観戦し、賭けをしている生徒たちが居た。
「王女殿下! 私どもが王女殿下の代わりに、この不届き者を痛めつけておきました」
得意げな表情を浮かべる男子生徒たちを見て頭に血が上った私は男子生徒の一人の頬を全力で叩き、倒れているマリアンヌを抱き上げた。
「お、おうひょへんは? なえ……」
口の中も切っているのか、頬は大きく腫れ上がり喋り方がたどたどしい。
「喋らないで。すぐに治療するから」
見た所、血が滲んでいる場所は切られてはいるが深くはない。骨折している部分もなく、大きな傷に限定して治癒魔法をかければ魔力を使いすぎることもないだろう。
「万物を癒やし給う命の女神パールバティーよ。我が願いを聞き届け、彼の者に癒やしを与えよ。『Sanitatem』」
マリアンヌの怪我を光が包んで、瞬く間に傷口が塞がる。叩かれた衝撃で尻餅をついた男子生徒は何故殴られたのか理解出来ずに呆けている。それを見た令嬢たちは顔を真っ赤にして男子生徒に駆け寄った。
「王女殿下、一体何をするのですか!? 王女殿下に代わって制裁を与えた者に、褒美どころか罰を与えるなど」
「誰が、いつ、彼女に制裁を与えろ言ったのですか?」
「王女殿下のお気持ちを推し量ったまででしょう!」
「つまり私は言っていないということでしょう? それで、誰が、いつ、その男子生徒にマリアンヌに制裁を与えるように言ったのですか?」
「それはっ……」
令嬢はそのまま押し黙って目を泳がせる。それだけで考えていることは手にとるようにわかった。
「良いでしょう。貴女が答えないなら、その男子生徒に直接聞きます」
私が男子生徒の側に歩み寄ろうとすると、令嬢の取り巻きたちが令嬢を指差して白状した。
「彼女です。彼女がこちらの男子生徒にカタストロフ嬢に制裁を与えるように言いました。王女殿下がカタストロフ嬢を目の敵にしているから、制裁を与えれば褒美が貰えると」
「そうですか。ではそちらの男子生徒も被害者の一人ですね」
私は男子生徒に治癒魔法をかけると、叩いてしまったことを謝った。男子生徒は頬をポッを赤らめて「気にしないで下さい」と言う。
「私は彼に謝りました。貴女もマリアンヌに謝りなさい」
「なっ! 何故私が彼女ごときに膝を折らなければならないのです!」
「その彼女ごときは私に謝って下さいましたよ?」
往生際の悪い令嬢の周りから離れていく取り巻きたち。ただの観客の生徒たちも令嬢の非常識な態度に引いていた。令嬢は周囲の視線に気付き、わなわなと震える。
「言いたいことがあるのなら言いなさい。震えるだけではわかりません」
そう言うと、令嬢はキッと私を睨んで泣き叫ぶように言い放つ。
「勝負を申込みます!」
「勝負?」
「一ヶ月後、体育祭で武術トーナメントが開催されます。そこで負けたほうが相手の言うことを何でも一つ聞くのです」
「代理人を立ててですか?」
「いいえ、本人同士です」
周囲は王女に勝負を申し込むという貴族令嬢にあるまじき行為にざわめく。自分で言うのも何だが、私は王族の誰からも寵愛されている末の姫だ。武術トーナメントに出場して怪我でもしようものなら、家族が黙っていないだろう。
「本気ですか?」
「勿論です!」
令嬢の目は既に普通ではなくなっている。自身で言動を制御できていないようだ。碌に頭も回っていないだろう。しかしせっかくの誘いだ。
「良いでしょう」
その言葉に周囲の生徒たちは令嬢に非難の視線を浴びせる。最も非難の色を浮かべているのは、偶然にも居合わせている騎士コースの生徒たちだ。
私が幼い頃から武術の鍛錬をしていることは、殆どの人間には知られていない。そんな私は彼らから見れば素人にもほどがあるほどだ。そして彼らは自身の技量をよく知っている。彼らの技量では素人相手でも無傷で退場させることは出来ない。
騎士コースに進む生徒は騎士の中でも花形の近衛騎士を目指している者が多い。そのためには王族に良い印象を抱いて貰わなければならない。そこで最も大きな障害になるのが私だ。
自分で言うのも何だが、私は家族に溺愛されている。もしも私に怪我を負わせた人間が居て、その人間が近衛騎士を目指しているのなら、私の家族はその人間を絶対に近衛騎士にはさせないだろう。そして私にわざと負ければ、王族の目には留まらない。
「私は武術トーナメントに出場することを、ここに宣言します。武術トーナメントともなれば怪我は付き物です。私に怪我をさせても罰さないように家族には言っておきますので、騎士コースの皆さんも安心して下さい」
そう言うと騎士コースの生徒たちは少し安心したように肩の力を抜く。しかし一部の騎士コースの生徒は未だに令嬢を睨みつけていた。
「それでは私はこれで失礼します。ユダーナ、マリアンヌを医務室へ」
「はい」
ユダーナがマリアンヌを抱き上げるのを確認して、私はルーシーと武術訓練場を後にした。
それから一週間程は勉強の遅れを取り戻すために毎日必死に補講に出た。補講に出ていなければ、既に私の単位は落ちていたことだろう。勉強の遅れを取り戻してからは、通常の生活に戻っていた。
しかし、以前のような生活に戻れない生徒も居た。マリアンヌだ。マリアンヌが魔力暴走を起こして私に重症を負わせてしまったことは瞬く間に学園中に広まり、常に後ろ指を指されて生活することになった。今ではマリアンヌの噂話が聞こえない場所を探すほうが難しい。
『王女殿下、怪我のお加減は如何ですか?』
『お可哀そうな王女殿下、一週間も目覚めないほどの大怪我を負われてしまうなんて……』
この一週間で何度も聞いた言葉だ。どこに居ても優しい言葉を掛けてくれる令嬢たちは、その優雅な容姿には似合わないほど汚らしい罵詈雑言を吐き出していた。その殆どがマリアンヌを貶めるためだけのありもしない虚言や妄言で、令嬢たち自身もそれが真実ではないと知っていてなお、面白可笑しく広めているのだ。
その性根の腐った醜い姿は、かつて少女式で見た貴族たちの姿を彷彿させた。上位の者に媚び諂い、下位の者を嬲り痛めつける。その畜生にも劣る人格には吐き気がする。
「王女殿下、数人の令嬢たちがカタストロフ嬢を武術訓練場に連れて行ったそうです」
走って報告に来たのはルーシーだ。その後ろには必死に追いかけるメフィアとユダーナの姿。
「急ぎましょう」
私は武術訓練場に向かった。
武術訓練場に着くと、訓練場の中から罵声と嘲笑の声が聞こえてきた。真剣がぶつかり合う音と、時々聞こえるメリアンヌの叫び声は、中で何が起きているかを容姿に想像させた。私は焦って武術訓練場に入ろうとする。しかし武術訓練場に入ろうとした時に上級生に止められた。
「王女殿下、武術訓練場は制服では入れません。運動着に着替えて下さい」
「そんなことを言っている場合ではないでしょう!?」
「規則です。更に、中で行われているのは模擬戦なので我々の権限では口を挟むことは許されていません」
「そんなっ!」
「王女殿下、こちらに着替えて下さい」
私が絶句していると、メフィアは私が剣術の鍛錬をしているときの運動着を取り出した。
「運動着であれば中に入れます。入れさえすれば、王女殿下の権限で模擬戦を中断させることは容易いはずです」
「そ、そうね」
更衣所で着替えた私は急いで武術訓練場に入る。そこには全身に血を滲ませて倒れているマリアンヌと、それを取り囲む汚れ一つない数人の令嬢たち。そして令嬢たちの一方的な暴力を観戦し、賭けをしている生徒たちが居た。
「王女殿下! 私どもが王女殿下の代わりに、この不届き者を痛めつけておきました」
得意げな表情を浮かべる男子生徒たちを見て頭に血が上った私は男子生徒の一人の頬を全力で叩き、倒れているマリアンヌを抱き上げた。
「お、おうひょへんは? なえ……」
口の中も切っているのか、頬は大きく腫れ上がり喋り方がたどたどしい。
「喋らないで。すぐに治療するから」
見た所、血が滲んでいる場所は切られてはいるが深くはない。骨折している部分もなく、大きな傷に限定して治癒魔法をかければ魔力を使いすぎることもないだろう。
「万物を癒やし給う命の女神パールバティーよ。我が願いを聞き届け、彼の者に癒やしを与えよ。『Sanitatem』」
マリアンヌの怪我を光が包んで、瞬く間に傷口が塞がる。叩かれた衝撃で尻餅をついた男子生徒は何故殴られたのか理解出来ずに呆けている。それを見た令嬢たちは顔を真っ赤にして男子生徒に駆け寄った。
「王女殿下、一体何をするのですか!? 王女殿下に代わって制裁を与えた者に、褒美どころか罰を与えるなど」
「誰が、いつ、彼女に制裁を与えろ言ったのですか?」
「王女殿下のお気持ちを推し量ったまででしょう!」
「つまり私は言っていないということでしょう? それで、誰が、いつ、その男子生徒にマリアンヌに制裁を与えるように言ったのですか?」
「それはっ……」
令嬢はそのまま押し黙って目を泳がせる。それだけで考えていることは手にとるようにわかった。
「良いでしょう。貴女が答えないなら、その男子生徒に直接聞きます」
私が男子生徒の側に歩み寄ろうとすると、令嬢の取り巻きたちが令嬢を指差して白状した。
「彼女です。彼女がこちらの男子生徒にカタストロフ嬢に制裁を与えるように言いました。王女殿下がカタストロフ嬢を目の敵にしているから、制裁を与えれば褒美が貰えると」
「そうですか。ではそちらの男子生徒も被害者の一人ですね」
私は男子生徒に治癒魔法をかけると、叩いてしまったことを謝った。男子生徒は頬をポッを赤らめて「気にしないで下さい」と言う。
「私は彼に謝りました。貴女もマリアンヌに謝りなさい」
「なっ! 何故私が彼女ごときに膝を折らなければならないのです!」
「その彼女ごときは私に謝って下さいましたよ?」
往生際の悪い令嬢の周りから離れていく取り巻きたち。ただの観客の生徒たちも令嬢の非常識な態度に引いていた。令嬢は周囲の視線に気付き、わなわなと震える。
「言いたいことがあるのなら言いなさい。震えるだけではわかりません」
そう言うと、令嬢はキッと私を睨んで泣き叫ぶように言い放つ。
「勝負を申込みます!」
「勝負?」
「一ヶ月後、体育祭で武術トーナメントが開催されます。そこで負けたほうが相手の言うことを何でも一つ聞くのです」
「代理人を立ててですか?」
「いいえ、本人同士です」
周囲は王女に勝負を申し込むという貴族令嬢にあるまじき行為にざわめく。自分で言うのも何だが、私は王族の誰からも寵愛されている末の姫だ。武術トーナメントに出場して怪我でもしようものなら、家族が黙っていないだろう。
「本気ですか?」
「勿論です!」
令嬢の目は既に普通ではなくなっている。自身で言動を制御できていないようだ。碌に頭も回っていないだろう。しかしせっかくの誘いだ。
「良いでしょう」
その言葉に周囲の生徒たちは令嬢に非難の視線を浴びせる。最も非難の色を浮かべているのは、偶然にも居合わせている騎士コースの生徒たちだ。
私が幼い頃から武術の鍛錬をしていることは、殆どの人間には知られていない。そんな私は彼らから見れば素人にもほどがあるほどだ。そして彼らは自身の技量をよく知っている。彼らの技量では素人相手でも無傷で退場させることは出来ない。
騎士コースに進む生徒は騎士の中でも花形の近衛騎士を目指している者が多い。そのためには王族に良い印象を抱いて貰わなければならない。そこで最も大きな障害になるのが私だ。
自分で言うのも何だが、私は家族に溺愛されている。もしも私に怪我を負わせた人間が居て、その人間が近衛騎士を目指しているのなら、私の家族はその人間を絶対に近衛騎士にはさせないだろう。そして私にわざと負ければ、王族の目には留まらない。
「私は武術トーナメントに出場することを、ここに宣言します。武術トーナメントともなれば怪我は付き物です。私に怪我をさせても罰さないように家族には言っておきますので、騎士コースの皆さんも安心して下さい」
そう言うと騎士コースの生徒たちは少し安心したように肩の力を抜く。しかし一部の騎士コースの生徒は未だに令嬢を睨みつけていた。
「それでは私はこれで失礼します。ユダーナ、マリアンヌを医務室へ」
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