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第一章 閃血の復讐者《アヴェンジ》
浴槽での雪解け
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「たくっ、なんで俺まで……」
「まぁ、そう言わないでクロエ…」
不機嫌なクロエをなんとか嗜めるミシェル。
あの後、ビョルンとはクラウスと話があると部屋の前で別れたミシェルはクロエも含めた子供達全員と浴槽の脱衣所に来ていた。
「「「「「……………」」」」」
リンク達とクロエの間の溝はまだ埋まらない。気まずい雰囲気が漂う。
「まぁ、とりあえずみんな服脱いじゃおう?みんなこれからここに住むんだし、これを機に親睦を深めようよ、ね?」
ミシェルが全員の仲をとりもちつつも、自分の着ているローブを脱ぎ、そして下着も脱いでロッカーに入れ一糸まとわぬ姿へとなった。
それに続いてリンクもヴェルも脱ぎ捨てチャップ、メアリも脱ぎ、ヨナもミシェルが脱がしていく。
これで全員かと思いきや、クロエだけが下着姿でまだ脱ぎ終わってなかった。
「どうしたのクロエ?」
「……裸…見られるの恥ずかしいです……」
意外だった、先程のふざけた言動からは想像できないような仕草にミシェルも驚いたが、
「なんだよ、男のくせに裸見られるのが恥ずかしいのかよ?女々しい奴だなぁ」
リンクはそんなクロエの仕草に少々苛立ったのかクロエの前に達そして次の瞬間、
「脱がねぇなら、俺が脱がしてやるよ」
っと一気クロエのパンツをずらした。その刹那、全員は息を飲んだのだった。それはなぜか?
なぜなら、今までクロエの事を言動からして皆、男だと思っていたからだ。
だがどうだろうか?パンツを脱がしてみたら、
本来なら大人だろうが子供だろうが男なら誰しも付いてるはずのモノが付いてなかったのだ。
「くっ……クロエ?…….君もしかして……女の子だったの?……」
「………ぎ……」
「ぎ?」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
「ぐへぇ!!」
顔を真っ赤にしたクロエは大声をあげるとリンクの顔に凄まじい回し蹴りの一撃をくらわせたのだった。
「てめぇ!!乙女の下着を無理やり脱がすとはどおいう了見だ!!!なんだ!?レ◯プか!?俺を丸裸にしてレ◯プするつもりだったのか!?この◯◯◯◯がぁ!!!!」
8歳とは思考とは到底思えない放送禁止用語を連発するクロエに、リンクを除く全員は思わず引いてしまったのだった。
◇
そして全員脱いで浴槽に浸かっているのだが、
「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すetc」
「だから悪かったって言ってるだろ!しつけぇなぁ!!」
「FU◯K YOU!!」
「よしよし、落ち着いてクロエ」
リンクをゴミを見る目でずっと睨み中指をおったてるクロエを胸に抱きしめて落ち着かせようとするミシェル。
「やっ、やめてください!俺がこんな事で落ち着くわけ……いい匂い……」
秒で落ちたのだった、そして母親に甘えるかのように抱きついて、
「スー!ハァー!!スー!ハァー!!」
ミシェルの胸の谷間に顔を埋め、大きく深呼吸をする。その姿は変態そのものである。
◇
ようやくクロエが落ち着いてリンクのやった事を多少許せるようになった頃。
「聞かないんですか?俺の事…」
クロエが口を開き、ミシェルに問いかけた。
「どうして?」
「いや、その、なんであんな事したんだとか…」
確かに、その事はずっと気になっていた。どうして自分たちをここに誘導したんだ?とか、何が目的でここに呼び寄せたんだとか。でも
「確かに色々聞きたい事はあるよ、でも結果的に僕たちを助けてくれたんだから悪い気はしないよ、それに何か理由があるんでしょ?」
再びクロエとミシェル達の間で沈黙が続くも。
「今だから言いますけど……俺あなた達の事、ずっとハッキングで監視してたんですよ?」
「えっ?」
「工場での貴方達の生活とか、ビョルンさんがあの機体を組み上げていくまでの過程とかをクラウスさんに報告してたんですよ」
ミシェルは驚いた。まさかそこまでみられていたとは。
「どうしてそんな事を?」
「最初はクラウスさんに貴方達の安否を確かめてほしいと頼まれて、でも段々自分の意思で監視するようになって」
クロエは急に震えだした。お湯は40℃はするはずなのにまるで氷水に浸かっているかのような震え方だった。
「分からないんです、最初はただただ退屈凌ぎのつもりだったのに、ずっとみ続けてたらなんだろう、心がモヤモヤして、見るのが辛くなってきて……」
クロエの目に涙が滲み初めてきた。
(!!)
その様子にミシェルは悟った。きっとこの子は寂しかったんだろうと、羨ましかったんだろうと。
無理もない、母親からは見放されて、周りの大人達からは罵声を浴びせられ続けられたクロエにはずっと甘えられる相手がいなかったのた。
クロエはきっと、自身の母親となって愛情をくれる相手をずっと欲していたんだという事を。
「……おいでクロエ…」
ミシェルはクロエを再び抱き寄せ、優しく胸に抱きしめたのだ。
「ちょ、何を?」
「今までずっと辛かったよね?もう大丈夫だよ」
まるで赤ん坊をあやすようにクロエの頭を優しく撫でる。
そしてクロエは、
「ん…」
無意識のうちにミシェルの胸の先端を口に含み吸っていた。まるで赤ん坊が母親の胸を吸うかのように。
「よしよし、落ち着くまでこうしていいからね」
そんな二人の中を微笑ましくリンク達が見つめる中、クロエの目元には再び一筋の涙が流れた。
この瞬間、クロエは家族の一員になった。ミシェルは心からそう思えるのだった。
「まぁ、そう言わないでクロエ…」
不機嫌なクロエをなんとか嗜めるミシェル。
あの後、ビョルンとはクラウスと話があると部屋の前で別れたミシェルはクロエも含めた子供達全員と浴槽の脱衣所に来ていた。
「「「「「……………」」」」」
リンク達とクロエの間の溝はまだ埋まらない。気まずい雰囲気が漂う。
「まぁ、とりあえずみんな服脱いじゃおう?みんなこれからここに住むんだし、これを機に親睦を深めようよ、ね?」
ミシェルが全員の仲をとりもちつつも、自分の着ているローブを脱ぎ、そして下着も脱いでロッカーに入れ一糸まとわぬ姿へとなった。
それに続いてリンクもヴェルも脱ぎ捨てチャップ、メアリも脱ぎ、ヨナもミシェルが脱がしていく。
これで全員かと思いきや、クロエだけが下着姿でまだ脱ぎ終わってなかった。
「どうしたのクロエ?」
「……裸…見られるの恥ずかしいです……」
意外だった、先程のふざけた言動からは想像できないような仕草にミシェルも驚いたが、
「なんだよ、男のくせに裸見られるのが恥ずかしいのかよ?女々しい奴だなぁ」
リンクはそんなクロエの仕草に少々苛立ったのかクロエの前に達そして次の瞬間、
「脱がねぇなら、俺が脱がしてやるよ」
っと一気クロエのパンツをずらした。その刹那、全員は息を飲んだのだった。それはなぜか?
なぜなら、今までクロエの事を言動からして皆、男だと思っていたからだ。
だがどうだろうか?パンツを脱がしてみたら、
本来なら大人だろうが子供だろうが男なら誰しも付いてるはずのモノが付いてなかったのだ。
「くっ……クロエ?…….君もしかして……女の子だったの?……」
「………ぎ……」
「ぎ?」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
「ぐへぇ!!」
顔を真っ赤にしたクロエは大声をあげるとリンクの顔に凄まじい回し蹴りの一撃をくらわせたのだった。
「てめぇ!!乙女の下着を無理やり脱がすとはどおいう了見だ!!!なんだ!?レ◯プか!?俺を丸裸にしてレ◯プするつもりだったのか!?この◯◯◯◯がぁ!!!!」
8歳とは思考とは到底思えない放送禁止用語を連発するクロエに、リンクを除く全員は思わず引いてしまったのだった。
◇
そして全員脱いで浴槽に浸かっているのだが、
「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すetc」
「だから悪かったって言ってるだろ!しつけぇなぁ!!」
「FU◯K YOU!!」
「よしよし、落ち着いてクロエ」
リンクをゴミを見る目でずっと睨み中指をおったてるクロエを胸に抱きしめて落ち着かせようとするミシェル。
「やっ、やめてください!俺がこんな事で落ち着くわけ……いい匂い……」
秒で落ちたのだった、そして母親に甘えるかのように抱きついて、
「スー!ハァー!!スー!ハァー!!」
ミシェルの胸の谷間に顔を埋め、大きく深呼吸をする。その姿は変態そのものである。
◇
ようやくクロエが落ち着いてリンクのやった事を多少許せるようになった頃。
「聞かないんですか?俺の事…」
クロエが口を開き、ミシェルに問いかけた。
「どうして?」
「いや、その、なんであんな事したんだとか…」
確かに、その事はずっと気になっていた。どうして自分たちをここに誘導したんだ?とか、何が目的でここに呼び寄せたんだとか。でも
「確かに色々聞きたい事はあるよ、でも結果的に僕たちを助けてくれたんだから悪い気はしないよ、それに何か理由があるんでしょ?」
再びクロエとミシェル達の間で沈黙が続くも。
「今だから言いますけど……俺あなた達の事、ずっとハッキングで監視してたんですよ?」
「えっ?」
「工場での貴方達の生活とか、ビョルンさんがあの機体を組み上げていくまでの過程とかをクラウスさんに報告してたんですよ」
ミシェルは驚いた。まさかそこまでみられていたとは。
「どうしてそんな事を?」
「最初はクラウスさんに貴方達の安否を確かめてほしいと頼まれて、でも段々自分の意思で監視するようになって」
クロエは急に震えだした。お湯は40℃はするはずなのにまるで氷水に浸かっているかのような震え方だった。
「分からないんです、最初はただただ退屈凌ぎのつもりだったのに、ずっとみ続けてたらなんだろう、心がモヤモヤして、見るのが辛くなってきて……」
クロエの目に涙が滲み初めてきた。
(!!)
その様子にミシェルは悟った。きっとこの子は寂しかったんだろうと、羨ましかったんだろうと。
無理もない、母親からは見放されて、周りの大人達からは罵声を浴びせられ続けられたクロエにはずっと甘えられる相手がいなかったのた。
クロエはきっと、自身の母親となって愛情をくれる相手をずっと欲していたんだという事を。
「……おいでクロエ…」
ミシェルはクロエを再び抱き寄せ、優しく胸に抱きしめたのだ。
「ちょ、何を?」
「今までずっと辛かったよね?もう大丈夫だよ」
まるで赤ん坊をあやすようにクロエの頭を優しく撫でる。
そしてクロエは、
「ん…」
無意識のうちにミシェルの胸の先端を口に含み吸っていた。まるで赤ん坊が母親の胸を吸うかのように。
「よしよし、落ち着くまでこうしていいからね」
そんな二人の中を微笑ましくリンク達が見つめる中、クロエの目元には再び一筋の涙が流れた。
この瞬間、クロエは家族の一員になった。ミシェルは心からそう思えるのだった。
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