2 / 42
2 初めての竜化《ドラグ・フュージョン》
しおりを挟む
デュランダルと出会って早一週間。今日も快晴である。
俺たちは崩落したダンジョンを抜け出し、手近な街を目指していた。
そこは西欧聖女騎士団が守護する地域であり、俺が元いた帝国とは敵対関係にある。だが国を追放された俺にはもはや関係のないことだ。しがない荷物持ちである自分はもういない。
涼やかに流れる小川で顔を洗う。ひんやりと心地よい。
「時にマスター」
赤い少女がぴょんぴょんと跳ねながら、俺の顔を見上げている。この娘がSSS級ドラゴンであるとは、今でも信じがたい。
「あそこでピンチ塗れの聖女騎士がいるみたいなのだ。見て見ぬ振りでよいか?」
「え?」
デュランダルは丘になった草原を指差した。導かれるようにそちらへ視線を向ける。
――そこには、四人の男たちに襲われているふわふわとした少女がいた。
「ああーん! もう、どっかにいってくださいいいいいい!」
彼女は叫びながらミルクティー色の長髪と、手にした巨大な剣を振り回している。あれはバスターソードだろうか。それにしてもでかい。彼女の身長と同じくらいの大きさはあるだろうか。
一方、盗賊風の男たちはニヤニヤと下劣な笑みを浮かべながら少女を取り囲んでいる。
男の一人が、少女の大剣を派手に蹴飛ばした。
「きゃあっ!」
聖女騎士らしき少女は地面に転げる。バスターソードは二度ほど空転すると、地面に突き刺さった。
武器を失った少女に男たちが取り囲むように近づいていく。
「へへ。あんた、なかなかかわいいじゃん」
「俺たちといいことしようぜ。なあ?」
ゲスなセリフを吐きながら、男どもが一歩、また一歩と聖女を追い詰める。
「い、いや、どこかへ行ってください! お願いだからあ……」
ついに彼女は泣き出してしまった。
男たちは加虐的な視線を光らせ、狂った笑いを浮かべ続けている。
「マスター。あの白いローブは西欧聖女騎士団の制服なのだ。ちょうどいい。助けて恩を練り込んでおくのだ。さあ竜化なのだマスター!」
デュランダルがきらきらした赤い瞳で俺を見つめている。
「え。あ、竜化って、どうやるの?」
「あーもうめんどうなのだ! 強制竜化スタートなのだ!」
彼女の雄叫びに応じるように、俺の身体が熱くなる。
なんだ、この感じ! これが、竜化なのか!!
額に、頬に、胸に熱が走る。
《竜魂融合 ドラグ・フュージョン》
デュランダルが呟くのと同時に、一際強い光が俺からほとばしる。
「マスター、竜化完了なのだ! さあ蹴散らすのだ!!」
「え。竜化できたの?」
俺は自分の姿を川面に見る。そこには、赤と黒を基調としたローブを纏った長身の男が立っていた。黒髪に一束の赤い前髪。腰には反りのある極東の剣である刀が二振り。瞳はルビーのように光っている。
おお、これが、これが俺なのか!
自分の変貌ぶりに興奮しつつも、腰の刀にそっと触れる。まさかここで再び刀を手にするとは、な。思わず苦笑が零れた。だが――あの時とは違う。俺は今、竜化を果たしたのだから!
「そうなのだマスター! 解放されたの力を存分に使って、あいつらをぶっ飛ばすのだ!」
デュランダルの声が頭に響く。どうやら彼女は俺の中にいるようだ。
力が溢れ、脳にも多様なスキルが溢れてくる。覚醒したのが、自分でもわかった。
「これが――デュランダルの力」
胸中で呟くと、彼女がやんわりとそれを否定した。
「それは違うのだ。我自身は鍵に過ぎないのだ。マスターは現世でただ一人のSSSランカー。十三のドラゴンたちを鍵として、マスター自身の力が解放される。つまりはマスターの中に、最初からあった力なのだ」
俺の力。俺だけの力。
「きゃあああああ! 誰か、誰か助けてくださいー!!」
遠くのほうでふわふわ聖女が叫んでいる。彼女は腕と足を男たちに掴まれ、絶対絶命だ。呆けている場合ではない。
やってみるか。
「おい。あんたら」
「ああん!?」
声をかけると、男たちが一斉にこちらを向く。
「一人相手に寄ってたかって恥ずかしくないのか」
「んだと小僧が!」
右側の男がそう叫ぶ。その男から順に敵となった連中を眺めた。
今の俺の目である《紅蓮眼 レッド・アイズ》には、彼らのステータスが数値として見えていた。
男たちの平均値は、
レベル 30
攻撃 3000
防御 2500
速度 12000
魔力 600
生命 4000
となっている。だが俺にはこの数値が高いのか、低いのかがよくわからない。
「マスター。やつらは人間でいえばまあまあといったところなのだ。無論、我らの敵ではないがな」
なるほど。デュランダルの説明に納得する。確かに今の自分であれば圧倒できるだろう。そんな気がした。
「なんだてめえは!」
「殺されたくなければとっと失せろ! くそ雑魚野郎が」
いかにも三下といったセリフである。思わず苦笑が漏れる。
「おい、何笑ってやがる!」
連中の一人が、いきなりナイフを投げつけてきた。もちろん、それが俺に刺さることはなかった。ナイフは「じゅっ」と音を上げて、俺の紅蓮眼の熱線に焼かれ、一瞬で蒸発したのだ。
「なっ!?」
男たちは驚きの表情とともに、それぞれの獲物を構えて俺へと向ける。戦意はまだ失っていないようだ。
「て、てめえ……ウィザードか。少しはできるようだが、俺達のスピードについてこれるか。へへへ!」
そのセリフを号令に、賊たちは四方に散る。そのまま俺を取り囲むように高速移動を繰り返した。
「ははははっ! どうだ! 残像すらお前には捉えられんだろう!!」
一人の男が高笑いを上げる。
確かに。確かに以前の俺には見えなかっただろう。――だが、今の俺には止まって見えた。
「さあ! 下手な正義感を後悔しやがれ!」
右後方から敵が短刀を振りかぶるのを感じる。空気の流れや、微かな匂いで敵の動きを感じることが出来た。
――よし。初陣といこうか。
そっと地面を蹴る。
刹那。
俺は瞬間移動の如く、短刀の男の背後を取った。もはや転移に近い。盗賊たちはまだ誰一人として、俺の移動に気がついていない。
「マスター。めんどうだ。一気にいくのだ」
デュランダルの声に頷くと、刀の鍔に親指を添えた。
わずかに心臓が高鳴る。俺に、刀が使えるだろうか。
だが、そんな心配は無用だった。子供の頃とは全く違う感覚が刀から伝わってくる。吸い付くような一体感。まるで自分の一部のようだった。
やれる。今なら、やれる!
俺は刀身を一気に抜き放った。抜刀と同時に赤い閃光が空を駆ける。
《竜爪一閃 ドラグ・スラッシュ》
瞬間的に、放った刀を鞘に戻す。
その時にはもう――終わっていた。
四人の盗賊たちは紅蓮の炎に弾かれて、四方へと吹っ飛んだ。彼らは悲鳴を上げながら、火傷を負ったであろう部位を抑えて転げ回る。とはいっても殺すほど燃やしてはいない。これでも極限まで威力を抑えたつもりだ。難しかったが……。
俺は転げている一人に、目を細めて視線を投げた。
男が「ひいっ!」と絶叫と小便を漏らしてから駆け出した。それを合図に、他の男たちも一斉に散らばっていく。
どうやらうまく追っ払えたようだな。
遠くなっていく賊の背中を見送ると、すでに竜化が解けていた。俺はデュランダルと元の姿で並んで立っている。これが俺の力。Fランク以下だった俺の。
「すべてマスターの力なのだ。世界にただ一人のSSSランカー。もっと威張っていいのだ」
赤い少女が高らかに笑っている。
「それだけではないのだ。SSS級ドラゴンと盟約を結べば結ぶほどに、マスターの封印されていた力が解放されていく。これこそがマスターの唯一無二のユニークスキル『ドラグ・エンゲージ』なのだ」
ドラグ・エンゲージ。
それが俺の力。俺だけのユニークスキル。鼓動が高鳴るのを感じる。
「あ、ありがとうございました……。あなた方すごいですね。もしかしてA級、いえS級ですか?」
助けたふわふわ聖女が、その場にへたり込みながら聞いてきた。
「S? 我らをそんな低ランクに分類しないでほしいのだ」
デュランダルはそう返すと、聖女騎士の手を引いて強制的に起立させた。
「えっと、お嬢ちゃん、もしかしてドラゴンですか?」
聖女の言葉にデュランダルが胸を張って叫ぶ。
「ふふふ。はははっ! そう! そうなのだ! 我は世界に十三しかいない至高の存在――SSS級ドラゴンであるサラマンダーの姫! デュランダルちゃんなのだ! そして、そして、そしてぇえええ! この殿方こそが、我ら十三騎竜の主であるジン・カミクラ様なのだああああああああ!」
それは聞いたふわふわ聖女騎士は、ぽかんとした表情から徐々に真顔になっていく。最終的には顔を真っ赤にして叫び声を上げた。
「えええええっ!」
「ふははははっ!」
少女たちの甲高い声が蒼穹に響き渡る。その光景に俺は思わず吹き出してしまった。
「ほ、ほんとに、お二人ともSSS級でしたら、お願いです! どうか、どうか西欧聖女騎士団に入って下さい!」
へ? 聖女騎士団に? 俺たちが?
なんだか大変なことに巻き込まれそうな予感がするのは、俺だけだろうか……?
俺たちは崩落したダンジョンを抜け出し、手近な街を目指していた。
そこは西欧聖女騎士団が守護する地域であり、俺が元いた帝国とは敵対関係にある。だが国を追放された俺にはもはや関係のないことだ。しがない荷物持ちである自分はもういない。
涼やかに流れる小川で顔を洗う。ひんやりと心地よい。
「時にマスター」
赤い少女がぴょんぴょんと跳ねながら、俺の顔を見上げている。この娘がSSS級ドラゴンであるとは、今でも信じがたい。
「あそこでピンチ塗れの聖女騎士がいるみたいなのだ。見て見ぬ振りでよいか?」
「え?」
デュランダルは丘になった草原を指差した。導かれるようにそちらへ視線を向ける。
――そこには、四人の男たちに襲われているふわふわとした少女がいた。
「ああーん! もう、どっかにいってくださいいいいいい!」
彼女は叫びながらミルクティー色の長髪と、手にした巨大な剣を振り回している。あれはバスターソードだろうか。それにしてもでかい。彼女の身長と同じくらいの大きさはあるだろうか。
一方、盗賊風の男たちはニヤニヤと下劣な笑みを浮かべながら少女を取り囲んでいる。
男の一人が、少女の大剣を派手に蹴飛ばした。
「きゃあっ!」
聖女騎士らしき少女は地面に転げる。バスターソードは二度ほど空転すると、地面に突き刺さった。
武器を失った少女に男たちが取り囲むように近づいていく。
「へへ。あんた、なかなかかわいいじゃん」
「俺たちといいことしようぜ。なあ?」
ゲスなセリフを吐きながら、男どもが一歩、また一歩と聖女を追い詰める。
「い、いや、どこかへ行ってください! お願いだからあ……」
ついに彼女は泣き出してしまった。
男たちは加虐的な視線を光らせ、狂った笑いを浮かべ続けている。
「マスター。あの白いローブは西欧聖女騎士団の制服なのだ。ちょうどいい。助けて恩を練り込んでおくのだ。さあ竜化なのだマスター!」
デュランダルがきらきらした赤い瞳で俺を見つめている。
「え。あ、竜化って、どうやるの?」
「あーもうめんどうなのだ! 強制竜化スタートなのだ!」
彼女の雄叫びに応じるように、俺の身体が熱くなる。
なんだ、この感じ! これが、竜化なのか!!
額に、頬に、胸に熱が走る。
《竜魂融合 ドラグ・フュージョン》
デュランダルが呟くのと同時に、一際強い光が俺からほとばしる。
「マスター、竜化完了なのだ! さあ蹴散らすのだ!!」
「え。竜化できたの?」
俺は自分の姿を川面に見る。そこには、赤と黒を基調としたローブを纏った長身の男が立っていた。黒髪に一束の赤い前髪。腰には反りのある極東の剣である刀が二振り。瞳はルビーのように光っている。
おお、これが、これが俺なのか!
自分の変貌ぶりに興奮しつつも、腰の刀にそっと触れる。まさかここで再び刀を手にするとは、な。思わず苦笑が零れた。だが――あの時とは違う。俺は今、竜化を果たしたのだから!
「そうなのだマスター! 解放されたの力を存分に使って、あいつらをぶっ飛ばすのだ!」
デュランダルの声が頭に響く。どうやら彼女は俺の中にいるようだ。
力が溢れ、脳にも多様なスキルが溢れてくる。覚醒したのが、自分でもわかった。
「これが――デュランダルの力」
胸中で呟くと、彼女がやんわりとそれを否定した。
「それは違うのだ。我自身は鍵に過ぎないのだ。マスターは現世でただ一人のSSSランカー。十三のドラゴンたちを鍵として、マスター自身の力が解放される。つまりはマスターの中に、最初からあった力なのだ」
俺の力。俺だけの力。
「きゃあああああ! 誰か、誰か助けてくださいー!!」
遠くのほうでふわふわ聖女が叫んでいる。彼女は腕と足を男たちに掴まれ、絶対絶命だ。呆けている場合ではない。
やってみるか。
「おい。あんたら」
「ああん!?」
声をかけると、男たちが一斉にこちらを向く。
「一人相手に寄ってたかって恥ずかしくないのか」
「んだと小僧が!」
右側の男がそう叫ぶ。その男から順に敵となった連中を眺めた。
今の俺の目である《紅蓮眼 レッド・アイズ》には、彼らのステータスが数値として見えていた。
男たちの平均値は、
レベル 30
攻撃 3000
防御 2500
速度 12000
魔力 600
生命 4000
となっている。だが俺にはこの数値が高いのか、低いのかがよくわからない。
「マスター。やつらは人間でいえばまあまあといったところなのだ。無論、我らの敵ではないがな」
なるほど。デュランダルの説明に納得する。確かに今の自分であれば圧倒できるだろう。そんな気がした。
「なんだてめえは!」
「殺されたくなければとっと失せろ! くそ雑魚野郎が」
いかにも三下といったセリフである。思わず苦笑が漏れる。
「おい、何笑ってやがる!」
連中の一人が、いきなりナイフを投げつけてきた。もちろん、それが俺に刺さることはなかった。ナイフは「じゅっ」と音を上げて、俺の紅蓮眼の熱線に焼かれ、一瞬で蒸発したのだ。
「なっ!?」
男たちは驚きの表情とともに、それぞれの獲物を構えて俺へと向ける。戦意はまだ失っていないようだ。
「て、てめえ……ウィザードか。少しはできるようだが、俺達のスピードについてこれるか。へへへ!」
そのセリフを号令に、賊たちは四方に散る。そのまま俺を取り囲むように高速移動を繰り返した。
「ははははっ! どうだ! 残像すらお前には捉えられんだろう!!」
一人の男が高笑いを上げる。
確かに。確かに以前の俺には見えなかっただろう。――だが、今の俺には止まって見えた。
「さあ! 下手な正義感を後悔しやがれ!」
右後方から敵が短刀を振りかぶるのを感じる。空気の流れや、微かな匂いで敵の動きを感じることが出来た。
――よし。初陣といこうか。
そっと地面を蹴る。
刹那。
俺は瞬間移動の如く、短刀の男の背後を取った。もはや転移に近い。盗賊たちはまだ誰一人として、俺の移動に気がついていない。
「マスター。めんどうだ。一気にいくのだ」
デュランダルの声に頷くと、刀の鍔に親指を添えた。
わずかに心臓が高鳴る。俺に、刀が使えるだろうか。
だが、そんな心配は無用だった。子供の頃とは全く違う感覚が刀から伝わってくる。吸い付くような一体感。まるで自分の一部のようだった。
やれる。今なら、やれる!
俺は刀身を一気に抜き放った。抜刀と同時に赤い閃光が空を駆ける。
《竜爪一閃 ドラグ・スラッシュ》
瞬間的に、放った刀を鞘に戻す。
その時にはもう――終わっていた。
四人の盗賊たちは紅蓮の炎に弾かれて、四方へと吹っ飛んだ。彼らは悲鳴を上げながら、火傷を負ったであろう部位を抑えて転げ回る。とはいっても殺すほど燃やしてはいない。これでも極限まで威力を抑えたつもりだ。難しかったが……。
俺は転げている一人に、目を細めて視線を投げた。
男が「ひいっ!」と絶叫と小便を漏らしてから駆け出した。それを合図に、他の男たちも一斉に散らばっていく。
どうやらうまく追っ払えたようだな。
遠くなっていく賊の背中を見送ると、すでに竜化が解けていた。俺はデュランダルと元の姿で並んで立っている。これが俺の力。Fランク以下だった俺の。
「すべてマスターの力なのだ。世界にただ一人のSSSランカー。もっと威張っていいのだ」
赤い少女が高らかに笑っている。
「それだけではないのだ。SSS級ドラゴンと盟約を結べば結ぶほどに、マスターの封印されていた力が解放されていく。これこそがマスターの唯一無二のユニークスキル『ドラグ・エンゲージ』なのだ」
ドラグ・エンゲージ。
それが俺の力。俺だけのユニークスキル。鼓動が高鳴るのを感じる。
「あ、ありがとうございました……。あなた方すごいですね。もしかしてA級、いえS級ですか?」
助けたふわふわ聖女が、その場にへたり込みながら聞いてきた。
「S? 我らをそんな低ランクに分類しないでほしいのだ」
デュランダルはそう返すと、聖女騎士の手を引いて強制的に起立させた。
「えっと、お嬢ちゃん、もしかしてドラゴンですか?」
聖女の言葉にデュランダルが胸を張って叫ぶ。
「ふふふ。はははっ! そう! そうなのだ! 我は世界に十三しかいない至高の存在――SSS級ドラゴンであるサラマンダーの姫! デュランダルちゃんなのだ! そして、そして、そしてぇえええ! この殿方こそが、我ら十三騎竜の主であるジン・カミクラ様なのだああああああああ!」
それは聞いたふわふわ聖女騎士は、ぽかんとした表情から徐々に真顔になっていく。最終的には顔を真っ赤にして叫び声を上げた。
「えええええっ!」
「ふははははっ!」
少女たちの甲高い声が蒼穹に響き渡る。その光景に俺は思わず吹き出してしまった。
「ほ、ほんとに、お二人ともSSS級でしたら、お願いです! どうか、どうか西欧聖女騎士団に入って下さい!」
へ? 聖女騎士団に? 俺たちが?
なんだか大変なことに巻き込まれそうな予感がするのは、俺だけだろうか……?
0
お気に入りに追加
1,187
あなたにおすすめの小説
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる