憧れの君と密室に閉じ込められたけど性愛じゃないから逃げないで!

真冬のラズビ

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君と密室に閉じ込められたけど拒まないで

1回戦-4

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アレンはリリアナの動きを封じ込めると、片手でコンドームの箱を器用に開け始めた。そして5個連続して繋がっているそれを1つ切り取るともう1度キスするためにリリアナに顔を近づけた。

かっこ悪い話だが、口を使ってコンドームを開封するというのが上手くできそうになかったから両手を使いたかったのだ。酷くしてでも犯すと言った以上かっこ悪い面をリリアナに見せたいとは思えなかった。

犯すという割にはコンドームの装着に拘る自分に苦笑してしまう。しかし、これは自分の精神衛生のためにも大切の儀式だ。

そもそもこの空間は何故避妊や感染症予防の面に関してはゴムをつけなくても平気だとしなかったのか…。考えても仕方がないし、仮に平気だったとしても怖くて生でなんて出来ないから別にいいのだが…。

リリアナはまだ何か考え事をしているのか舌が動いていない。時折思い出したかのようにもがく。もちろんアレンに両手は拘束されていて、足も股の間にアレンがいる以上どうしようもないのだが。

リリアナはまだ考え事をしているようだった。

考え事ばかりで事態をややこしくするリリアナは気に食わない。
前回のように性行為に乗り気になれば良いのに。バイアグラではなく媚薬があればよかったのに。

「何も考えないで」
耳元でそう呟くと、ビクッと反応したかと思うと大人しくなった。
その隙に両手でリリアナの下着を取り払った。

そして己のソレを出すと急いでコンドームを装着し、そのまま入り口に先の方だけ挿れた。その間リリアナが煩くならないように片手でリリアナの口を塞いだ。その間モガモガしていた。

俺も余裕がないんだ。
リリアナに構うのをやめて両手でリリアナの腰を掴んだ。

「……!?、アレンくん!、こんな……あっ…!!!!」

『仕方ないよね?性行為しないと出られないのだから』その気持ちを込めてリリアナに微笑むと顔を真っ赤に染めた。話途中みたいだったが聞く気はなかった。

一気に奥まで挿入した。

濡れていたのか思いの外滑らかだった。

「リリアナッ、濡れてるね」
思いの外息が上がっていく。体も熱い。
服を全て脱いでしまいたかった。

だが、今止めてはいけないと思いそのまま動き続けた。

「あっ、アレンくん!?はうっ!?!」
何かを話したそうにしていたが、動きを早めると喘ぐだけになる。面白くて、速さを固定した。

「うっ、あっ、はぁぁっ!?まっ、うわぁ!?」
そしていると、リリアナは突然困惑したようになり腰を掴むアレンの両手に手を添えてギュッと握った。

「だ、ダメェ、なんか変!?変なの!?
なんだが体の芯に響くの、こ、壊れちゃうよ」
涙目になり、そのまま首を左右にフルフルと振っていた。

だが、それはかえってアレンのことを煽る形になった。
楽しくなって、体を少し前屈みに倒して責め立てた。

するとリリアナの瞳から一筋の涙が溢れて

「何がなんだかわからないよ」

と言ってからすぐに

「あうっっっ!!!」

とだけ声を上げて震えた。
多分イッてしまったのだろう。
肌が朱色に染まっていて、全裸にさせなかったのが悔やまれた。
きっと可愛かったに違いない。なのに勿体ない。

アレンの方はまだイけてなく、そのままの動きを続けていると

「も、もうダメ動き止めて、イヤイヤ」
瞳から大粒の涙をいくつも溢しながら、首を左右に振って止まるのを懇願していた。

それを無視して欲望のままに動きを早めた。

「あうっっっ!?ダメ!?壊れちゃ…うっ!?」
ほとんど叫びにも近い言葉だったが、やはり続けて彼女はまたもや、「あっっっ!?!?」と喉の奥から声を出すと大きく揺れた。

それとほぼ同時に「うっ…!」とだけ声を漏らすと、射精したアレンはリリアナの上に倒れ込んだ。

少しやすみたくて、そしてリリアナに触れたくて、鼓動を聴きながらリリアナのことをゆっくりと堪能した。
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