憧れの君と密室に閉じ込められたけど性愛じゃないから逃げないで!

真冬のラズビ

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君と密室に閉じ込められたけど拒まないで

1回戦-3

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私ってわがままでどうしようもない女だと思う。そして思考回路が理解不能。私自身分からなくなっている。

ただ今の状況だけ、言い訳するのならば、憧れ、そして焦がれてどうしようもなかった男の子からキスされたら正常な考え事なんてできない。だから仕方ない。

本当は、仕方なくなんてないけれども。18歳の高校卒業間際の女がこんな状況なんて阿保みたい。

また言い訳するなら、異性経験が限りなく少なくてキスに困惑しているから。だってほら今も首筋に落ちてきたキスで考え事が妨害される。

けれども、やっぱり言い訳に出来ない。
だって淫乱な夢をほぼ毎日見てたんだから慣れているはずでしょう?普通はなのにおかしい。

首筋に落ちた唇の感触はあまりにも気持ちが良くて蕩けてしまいそうだった。だが気を引き締めないと。
1回2回首筋にキスするとアレンくんの唇は離れていった。

名残惜しい。
はっ、いや、ダメ!そんなこと考えてはいけない。

唇が離れたのを確認して薄目を開けた。
私を見つめるアレンくんの瞳からは、感情を読み取ることは出来なかった。

そして無表情のままアレンくんは再び顔を近づけてきた。
慌てて拒もうと顔を背けようとしたら、今度は片手で肩をしっかりと抱かれ、もう片方の手で顔を固定された。

口への侵入は許さないと歯を食いしばって、アレンくんの舌や唇から逃れていると口の端をチロッと舐めらた。慣れない感覚に「ひゃっ」と声が漏れてしまった。

声が漏れ、口の守りが緩くなったのを見逃さなかったアレンくんはそのまま強引に舌を割り込ませた。


熱を帯びたアレンくんの舌に、行き場を失った私の舌が絡みとられる。口内をアレンくんの舌が自由に動き回る。まるで全てを暴き出すというように歯の裏も、歯茎も全て触れらる。

ぬるっと一瞬アレンくんの舌が、私の舌の舌に潜りこみ、敏感な口底を舐めとられた。力が抜けそうで慌ててアレンくんの胸元に手を置いた。

口付けたまま絡みとられた舌はアレンくんによって強く吸われ、そのせいで一瞬姿勢を崩した。それをアレンくんは見逃さずそのまま抱きかかえられた。

「アレンくん!?」
驚いていると、体が持ち上がった。

「知らない。乱暴にでも好きなように抱く。」
それだけ言うとベッドの上にボスッと落とされた。
思ったよりも柔らかくて安心していると、アレンくんが覆いかぶさって来た。
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