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秘密の放課後
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今井先生がクスッと笑った。今井先生の指は、私の顎から下へ……首筋へと移動する。くすぐったい、あと、とても恥ずかしい。でも、なぜか、やめてほしい、とは思わなかった。そして、首筋をツツツ……と、指先で撫でられながら耳にした今井先生の答えは、私の予想していないものだった。
「……僕は、雛ちゃんのことを好きになってしまったんです。入学式の日に」
「す、き……?」
……え、えええ!?いま、今井先生、なんて言ったの?私のことを好きって言った!?私も今井先生のこと好きだけど、今井先生も私のこと、……あああ、なんかよくわからないけど、どうしよう!私が一人、パニックになっていると、今井先生がおかしそうに笑った。
「ふふ、心の声が丸聞こえですよ、雛ちゃん」
「え、あ……く、口に出てました!?」
「出ていました、私も今井先生のこと好きだけど、って」
い、言わないで、今井先生!なんか、これって両想いなんだろうけど、えっと、あのその、うわああ、どうしようどうしよう、ほんっとにどうしよう!!
「ねぇ、雛ちゃん、入学式の日に約束した診察、してもいいですか?」
「ふぇ!?」
あぁ、もう、変な声出ちゃうし!そういえば、そんな約束もしてたっけ……で、でも!あの「お昼休みと放課後に腹痛」は、保健室に来るための口実で、本当はお腹痛くないよ!?
今井先生、女子生徒は診ない主義、とか言ってたし、診てくれるっていうのは、本当に特別なことなんだろうけど、それは嬉しいけど、な、なんで、今……!?
「っ、あ……」
今井先生の指が、私の鎖骨をなぞった。触れられたところから、じわじわと熱が広がる。小さく声を漏らしてしまったのが恥ずかしくて、私はぎゅっと目を閉じた。
「……診察、してほしかったんでしょう?僕に、診られたかったんじゃないんですか?」
「今井せんせ、」
「さぁ、制服の上着を脱いでください。佐藤さん、」
佐藤さん。さとうさん。雛ちゃん、じゃなくて、佐藤さんって呼ばれた。そう、だよね、今井先生は養護教諭として、診てくれようとしてるん……だよね?……そうじゃないことは、とっくにわかってしまっているけど、私の鎖骨の辺りをくすぐる今井先生の指に、もっと触れられたい、と、そう思ってしまった。でも、脱ぐって……脱ぐって……。
「……僕は、雛ちゃんのことを好きになってしまったんです。入学式の日に」
「す、き……?」
……え、えええ!?いま、今井先生、なんて言ったの?私のことを好きって言った!?私も今井先生のこと好きだけど、今井先生も私のこと、……あああ、なんかよくわからないけど、どうしよう!私が一人、パニックになっていると、今井先生がおかしそうに笑った。
「ふふ、心の声が丸聞こえですよ、雛ちゃん」
「え、あ……く、口に出てました!?」
「出ていました、私も今井先生のこと好きだけど、って」
い、言わないで、今井先生!なんか、これって両想いなんだろうけど、えっと、あのその、うわああ、どうしようどうしよう、ほんっとにどうしよう!!
「ねぇ、雛ちゃん、入学式の日に約束した診察、してもいいですか?」
「ふぇ!?」
あぁ、もう、変な声出ちゃうし!そういえば、そんな約束もしてたっけ……で、でも!あの「お昼休みと放課後に腹痛」は、保健室に来るための口実で、本当はお腹痛くないよ!?
今井先生、女子生徒は診ない主義、とか言ってたし、診てくれるっていうのは、本当に特別なことなんだろうけど、それは嬉しいけど、な、なんで、今……!?
「っ、あ……」
今井先生の指が、私の鎖骨をなぞった。触れられたところから、じわじわと熱が広がる。小さく声を漏らしてしまったのが恥ずかしくて、私はぎゅっと目を閉じた。
「……診察、してほしかったんでしょう?僕に、診られたかったんじゃないんですか?」
「今井せんせ、」
「さぁ、制服の上着を脱いでください。佐藤さん、」
佐藤さん。さとうさん。雛ちゃん、じゃなくて、佐藤さんって呼ばれた。そう、だよね、今井先生は養護教諭として、診てくれようとしてるん……だよね?……そうじゃないことは、とっくにわかってしまっているけど、私の鎖骨の辺りをくすぐる今井先生の指に、もっと触れられたい、と、そう思ってしまった。でも、脱ぐって……脱ぐって……。
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