35 / 84
第34話、お色気おねえさんと露天風呂につかりたい
しおりを挟む
玲萌がまた同じような古びた表紙の本を取り出す。題字を一瞥して、
「政細則覚書―― これは違いそうね」
また次の本へ。黄ばんだ紙をめくりながら、古い手書きの文字を読んでいる。
「よくそんな書体が読めるな。いまと結構ちがくね?」
「魔術理論系の授業で『歴史的文献解読法』ってのがあってね、自由選択科目として取れたの。知らない?」
「知らねーよ……」
必修単位ぎりぎりで卒業しようとしてた俺に聞かないでくれ。
「目当ての文献はみつけられたかにゃ?」
書棚の後ろから奈楠さんがひょっこりとのぞいた。音もなく近付いてくるな、この人。
「まだまだ時間がかかりそうだわ」
古文書から顔も上げずに答える玲萌。じっとしていることに飽きてきた俺は、
「奈楠さん、どの本に土蜘蛛のことが書いてあるか分かんねえんですかぃ?」
「分かるかもにゃあ? 奈楠さんは専門家にゃから」
自分のこと「奈楠さん」呼びかよ。
「じゃあ玲萌に教えてやっておくんなせえよ」
と、お願いしてみる。奈楠さんは大きなあくびをしてから、
「奈楠さんは仕事に一区切りついたから一休みしたいのにゃ」
「そこをなんとか――」
「樹葵ちゃんがなんでも言うこと聞いてくれるんにゃら手伝うニャ」
「なんでも?」
ってなんだろ。「ま、俺にできることなら構わねえですよ。なんでも言ってみてくんなせえ」
俺だって直接的ではないにせよ、玲萌の仕事を手伝いたいしな。なにより土蜘蛛を復活させちまった責任があるんだし。
「樹葵ちゃん、奈楠さんといっしょに湯船につかってくれるかにゃ?」
いっしょに湯船!? 彼女の衿もとからのぞくなめらかな肌、あれがそのまま胸のふくらみにつながって―― 湯けむりの向こうに見えるであろう妄想の女体は、玲萌の冷たい声によってかき消された。「奈楠さん、混浴はあたしたちの生まれる前に大王から禁令が出てますよ。奈楠さんは生まれてたかもだけど」
ちぇっ、と舌打ちした奈楠さんの顔が一瞬、化け猫みたいだったぞ……
「じゃあ樹葵ちゃん、こんどの休みにふたりで露天風呂付き客室のある旅館に泊まって、いろんなとこ洗いっこするニャ」
いろんなとこ洗いっこ!! いろんなってこたぁ、胸とかお尻とかも含まれるわけで―― 俺のこの水かきのついた手が石鹸をよく泡立てる。陽の光にきらきらと輝く泡が彼女の豊かな胸を包み、その先端をかざる桃色のつぼみを隠す。手のひらでやさしく按摩すると、彼女が俺に甘えた声を出す――樹葵ちゃん、もっと下も――
「そんな待てるわけないでしょ?」
玲萌のつっけんどんな声で、またしても俺の妄想は霧散した。「こんどの休みですって? あたしは今日、できればいますぐ該当の資料を読みたいの!」
なにピリピリしてるんだ、玲萌は。さっきまであんな機嫌よかったのに。
「じゃあ樹葵ちゃんも猫耳としっぽつける? あ~でもしっぽはこれ、特注にゃんだよにゃあ」
と、振り返って帯にはさんだ自分のしっぽをもふもふする奈楠さん。
「樹葵はもともとコウモリみたいな耳がついてるから必要ないじゃん」
不機嫌そうな玲萌の声。あんたは奈楠さんに手伝ってほしくないのか、さっきっから。俺がせっかく一肌ぬごうってぇのに。
「位置が違うにゃ。猫耳は髪型で再現するのが奈楠さん流にゃのだ。かわいくておすすめニャ!」
自慢げに解説しながら、胸元からするすると赤い紐を二本取り出した。
「いや俺、髪短いんで無理っすよ」
という言葉とはうらはらに頭を差し出す俺。だってあの紐、奈楠さんのふっくらした胸の谷間から出てきたんだぜ!? 奈楠さんの体温が残ってそう!
「樹葵ちゃんの髪、ふわふわしててきれいにゃあ」
奈楠さんの指が俺の髪を分けて、するりと頭皮に触れる。
「ただのくせっ毛ですよ」
とか答えながら気持ちよくてまぶたを閉じる。小さいころうちの姉ちゃんが母ちゃんに髪を結ってもらってるのを見て、じゅきもやってぇ、とせがんだことを思い出す。男の子だからだめとかそんなん、当世風じゃないよな。
「樹葵ちゃん、完成ニャ! うんうん、よく似合ってかわいいのにゃ」
うなずく奈楠さんは満足そう。なにがそんなに楽しいのか分からないが、うれしそうだからよかったぜ。
すねたように視線を文献に落としたままの玲萌に、
「なあ、どうだろう? 玲萌?」
と声をかける物好きな俺。意地を張って我慢していた玲萌が、耐えきれずに顔をあげた。
「あ……」
なんの、あ、だよ…… 何か大切なことを思い出したかのように、玲萌はまばたきも忘れて俺をみつめた。その頬がみるみるうちに紅潮してゆく。
「玲萌しゃん、そこらへんは政関係の記録だから魔物退治の文献はないのにゃ。奈楠さんは政治・経済・軍事の順に整理してるからにゃ」
俺が髪を結ってもらっただけで点数が入ったのか、奈楠さんが書棚のあちこちを指さしながら説明する。我に返った玲萌は、
「てことは戦や魔物討伐は、このへん――軍事の分類なのね」
背中側の書棚から適当な一冊を手に取った。
「あっこの本、魍魎戦記だって! ありがと奈楠さん、近付いたわ!」
「政細則覚書―― これは違いそうね」
また次の本へ。黄ばんだ紙をめくりながら、古い手書きの文字を読んでいる。
「よくそんな書体が読めるな。いまと結構ちがくね?」
「魔術理論系の授業で『歴史的文献解読法』ってのがあってね、自由選択科目として取れたの。知らない?」
「知らねーよ……」
必修単位ぎりぎりで卒業しようとしてた俺に聞かないでくれ。
「目当ての文献はみつけられたかにゃ?」
書棚の後ろから奈楠さんがひょっこりとのぞいた。音もなく近付いてくるな、この人。
「まだまだ時間がかかりそうだわ」
古文書から顔も上げずに答える玲萌。じっとしていることに飽きてきた俺は、
「奈楠さん、どの本に土蜘蛛のことが書いてあるか分かんねえんですかぃ?」
「分かるかもにゃあ? 奈楠さんは専門家にゃから」
自分のこと「奈楠さん」呼びかよ。
「じゃあ玲萌に教えてやっておくんなせえよ」
と、お願いしてみる。奈楠さんは大きなあくびをしてから、
「奈楠さんは仕事に一区切りついたから一休みしたいのにゃ」
「そこをなんとか――」
「樹葵ちゃんがなんでも言うこと聞いてくれるんにゃら手伝うニャ」
「なんでも?」
ってなんだろ。「ま、俺にできることなら構わねえですよ。なんでも言ってみてくんなせえ」
俺だって直接的ではないにせよ、玲萌の仕事を手伝いたいしな。なにより土蜘蛛を復活させちまった責任があるんだし。
「樹葵ちゃん、奈楠さんといっしょに湯船につかってくれるかにゃ?」
いっしょに湯船!? 彼女の衿もとからのぞくなめらかな肌、あれがそのまま胸のふくらみにつながって―― 湯けむりの向こうに見えるであろう妄想の女体は、玲萌の冷たい声によってかき消された。「奈楠さん、混浴はあたしたちの生まれる前に大王から禁令が出てますよ。奈楠さんは生まれてたかもだけど」
ちぇっ、と舌打ちした奈楠さんの顔が一瞬、化け猫みたいだったぞ……
「じゃあ樹葵ちゃん、こんどの休みにふたりで露天風呂付き客室のある旅館に泊まって、いろんなとこ洗いっこするニャ」
いろんなとこ洗いっこ!! いろんなってこたぁ、胸とかお尻とかも含まれるわけで―― 俺のこの水かきのついた手が石鹸をよく泡立てる。陽の光にきらきらと輝く泡が彼女の豊かな胸を包み、その先端をかざる桃色のつぼみを隠す。手のひらでやさしく按摩すると、彼女が俺に甘えた声を出す――樹葵ちゃん、もっと下も――
「そんな待てるわけないでしょ?」
玲萌のつっけんどんな声で、またしても俺の妄想は霧散した。「こんどの休みですって? あたしは今日、できればいますぐ該当の資料を読みたいの!」
なにピリピリしてるんだ、玲萌は。さっきまであんな機嫌よかったのに。
「じゃあ樹葵ちゃんも猫耳としっぽつける? あ~でもしっぽはこれ、特注にゃんだよにゃあ」
と、振り返って帯にはさんだ自分のしっぽをもふもふする奈楠さん。
「樹葵はもともとコウモリみたいな耳がついてるから必要ないじゃん」
不機嫌そうな玲萌の声。あんたは奈楠さんに手伝ってほしくないのか、さっきっから。俺がせっかく一肌ぬごうってぇのに。
「位置が違うにゃ。猫耳は髪型で再現するのが奈楠さん流にゃのだ。かわいくておすすめニャ!」
自慢げに解説しながら、胸元からするすると赤い紐を二本取り出した。
「いや俺、髪短いんで無理っすよ」
という言葉とはうらはらに頭を差し出す俺。だってあの紐、奈楠さんのふっくらした胸の谷間から出てきたんだぜ!? 奈楠さんの体温が残ってそう!
「樹葵ちゃんの髪、ふわふわしててきれいにゃあ」
奈楠さんの指が俺の髪を分けて、するりと頭皮に触れる。
「ただのくせっ毛ですよ」
とか答えながら気持ちよくてまぶたを閉じる。小さいころうちの姉ちゃんが母ちゃんに髪を結ってもらってるのを見て、じゅきもやってぇ、とせがんだことを思い出す。男の子だからだめとかそんなん、当世風じゃないよな。
「樹葵ちゃん、完成ニャ! うんうん、よく似合ってかわいいのにゃ」
うなずく奈楠さんは満足そう。なにがそんなに楽しいのか分からないが、うれしそうだからよかったぜ。
すねたように視線を文献に落としたままの玲萌に、
「なあ、どうだろう? 玲萌?」
と声をかける物好きな俺。意地を張って我慢していた玲萌が、耐えきれずに顔をあげた。
「あ……」
なんの、あ、だよ…… 何か大切なことを思い出したかのように、玲萌はまばたきも忘れて俺をみつめた。その頬がみるみるうちに紅潮してゆく。
「玲萌しゃん、そこらへんは政関係の記録だから魔物退治の文献はないのにゃ。奈楠さんは政治・経済・軍事の順に整理してるからにゃ」
俺が髪を結ってもらっただけで点数が入ったのか、奈楠さんが書棚のあちこちを指さしながら説明する。我に返った玲萌は、
「てことは戦や魔物討伐は、このへん――軍事の分類なのね」
背中側の書棚から適当な一冊を手に取った。
「あっこの本、魍魎戦記だって! ありがと奈楠さん、近付いたわ!」
0
あなたにおすすめの小説
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
【完結】魔法大戦 〜失われた古代魔法で無双する!〜
加瀬 一葉
ファンタジー
王立魔法学校。高等部に編入してきた冴えない生徒ラフィト。エリートが集うこの学校で、辺境出身のラフィトは落ちこぼれの劣等生なのだが……。
実は彼は、失われたはずの古代魔法を操る一族の末裔。魔族の脅威が増す時代に、ラフィトは人類を救うことができるのか?
過去と現在が交錯する、魔法ファンタジー。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる