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第四幕:愛し合う二人の幸せを求めて
36、突然の襲撃
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「小舟が二艘、俺たちを尾行ている」
アルの視線の先に、二艘の船影が浮かんでいた。満月の下、私は目を凝らす。それぞれの舟に、男らしき人影が二人ずつ乗っているようだ。
「王宮の近衛兵かしら?」
私は自分の両肩を抱いて身震いした。
二艘の小舟は二人で漕いでいるため私たちより速いらしく、次第に近づいてくる。
アルが力いっぱい櫂を動かす水音の間に、うしろの舟から会話の断片が聞こえてきた。夜風に乗って途切れ途切れに届くのは、「僕自らこんな仕事を」「どいつもこいつも酔いつぶれて」「せっかくいい目が出ていたのに」などとぼやく声。どこかで聞き覚えがあるのはなぜだろう?
アルも夜風が運ぶ声に耳を傾けていたが、首を振った。
「近衛兵ではなさそうだ。伯爵家の私兵ということは?」
彼が問うあいだにも二艘の舟はさらに距離をつめてくる。いまや会話の内容もはっきりと聞き取れるほどだ。
「しかし旦那、まさか大建国祭の最終日に出かけるたぁ、見張っていた甲斐があるってもんでさぁ」
「後をつけてみりゃあ小姓一人しかつれずに逃亡たぁ不用心なもんよ」
ごろつきのような口調に私は震えあがった。
「まさか王族暗殺事件の続きなの?」
月明かりの下、男たちの姿がはっきりと見えてくる。全員が黒ずくめの服で仮装し、顔には気味の悪い仮面をつけている。そのうちの一人――最初にぼやいていた声が宣言した。
「ようやく王子を探し当てたんだ。わざわざ賭博場から駆けつけてやったんだから、今夜で決着をつけるぞ。これで僕も晴れて父上に認めてもらえる!」
――グイードだわ。
声の正体に気付くと同時に、すべてがつながった。
やはり事件の首謀者はブライデン公爵親子だったのだ。グイードの不気味な仮装も、夜闇に紛れるにはうってつけだ。
王宮の発表によりアルベルト殿下が生きていると知った彼らは、王都の噂を調べまわり、歌手アルカンジェロ・ディベッラにたどり着いたのだろう。
真夜中のミサが終わったあと、アルは密かに護衛されて王宮へ戻ったと言っていた。そのときグイードの手下が尾行していたに違いない。一介の歌手が覆いのついた貴人用ゴンドラで宮殿に入ったとき、アルカンジェロがアルベルト殿下であるという仮説は事実と確認されたのだ。
その後、下っ端が王宮の見張りを続け、アルが抜け出したのを見てしまった。賭博場で楽しんでいたグイードに、すぐ報告しに行ったはずだ。本来ならグイードは命令を下すのみ。彼自身が動くはずはない。
だがすでに夜も更けて、実行犯になるべき男たちは酔いつぶれていた。千載一遇の機会を逃したくないグイードは、動ける手下だけを率いて、アルの命を奪うために追ってきた――そんなところだろう。
あまりにリスクの大きい愚かな行動だが、グイードは勝負師なのだと知っている私は驚かない。ここぞというときには持っているコインをすべて賭ける。いま彼は、訪れたチャンスに人生をベットしたのだ。
アルは必死で櫂を動かしたが、二人がかりで近づく舟にはかなわなかった。
ついに私たちは二艘の舟にはさまれてしまった。
「悪いけれど、ここで死んでもらいますよ。アルベルト殿下」
くちばしのような仮面の下から、グイードの冷たい声が響く。
アルは無言のまま腰の剣を抜き、私をかばう位置に移動した。
「この人に指一本触れることは許さん!」
アルは相手がグイード・ブライデンだと気付いてはいないようだ。
グイードは小舟の上で立ち上がり、ぬらりと剣を抜いた。
「小姓に興味はありません。あなたの命さえもらえればね」
仮面の下からクククと忍び笑いをもらす。
「アルベルト殿下、田舎に潜伏するつもりか外国に逃げるつもりか知りませんが、こそこそと危険を回避しようなんて作戦が裏目に出ましたな」
グイードはアルを誤解している。彼は王位に興味なんてない。だが王位のために甥三人を殺そうとする男の息子にそれを言っても、信じることはないだろう。
私とアルが幸せな未来をつかむために、何ができる?
アルは暗殺者から身を守るため、かなりの訓練を積んできたようだが、それでも私を守りながら四人の男と戦っては無傷で済むはずがない。
私はグイードの視線から隠れるようにうつむいたまま、めまぐるしく思考だけを回転させた。
決して愛する人との未来をあきらめない。幸せをつかむため、私は最後の瞬間まで戦うことを選ぶ。
私は心を決めた。
グイード・ブライデン、あなたにはここで消えてもらうしかないようね。
私は鬼の騎士団長の娘。敵対者には屈しない。
そして私にとっての敵対者とは、王国の敵などではなく、愛するアルの命を奪う者。アルを傷つける輩は許さない。この手で地獄に突き落とす。
「リーダーさん」
私はすました口調でグイードに話しかけた。
「どなたに殺されるのか知りたいのです。お顔を見せて下さらない?」
剣を構えていたアルが驚いて私を振り返る。私は安心させるように、彼の手を握った。
一方グイードは私が誰か気付いたようだ。
「その声――」
仮面の下から聞こえる忍び笑いが次第に大きくなる。
「フハハハ、これは傑作だ!」
ひとしきり笑ってから、私に気付いていないふりをして尋ねてきた。
「見せてくれと頼まれて素直に見せると思うのかい? まあ真面目な君なら、言われた通りに仮面を外すのかもしれないねえ」
きっと仮面の奥で、口角をいやらしく持ち上げているのだろう。
私は構わず作戦を実行に移した。
「では、ゲームをしませんか?」
「ゲームだと?」
グイードは怪訝そうに問い返した。
「はい。ゲームをしてあなたが勝てば、私はおとなしく殺されましょう。でも私が勝ったらお顔を見てから死にたいのです」
「おもしろそうじゃないか」
愚かなギャンブラーが誘いに乗った。
彼の手下たちは口々に、
「えっ、若旦那!?」
「いいんですかい?」
いさめようとするが、剣を握ったグイードの右手は賭け事への期待に震え始めていた。彼はたまらず、剣を腰の鞘に戻した。
「で、どんなゲームをするんだ?」
「コイントスはどうでしょう? 表か裏か当てるだけです」
「もっとも単純だが、もっとも面白いやつだ」
グイードは仮面の奥で舌なめずりしているようだ。
私はコインを探すふりをして、腰のうしろに刺した短剣をすぐに抜けるよう、鞘から浮かせた。
─ * ─
リラは宣言通り、グイードを地獄に突き落とせるのか!?
アルの視線の先に、二艘の船影が浮かんでいた。満月の下、私は目を凝らす。それぞれの舟に、男らしき人影が二人ずつ乗っているようだ。
「王宮の近衛兵かしら?」
私は自分の両肩を抱いて身震いした。
二艘の小舟は二人で漕いでいるため私たちより速いらしく、次第に近づいてくる。
アルが力いっぱい櫂を動かす水音の間に、うしろの舟から会話の断片が聞こえてきた。夜風に乗って途切れ途切れに届くのは、「僕自らこんな仕事を」「どいつもこいつも酔いつぶれて」「せっかくいい目が出ていたのに」などとぼやく声。どこかで聞き覚えがあるのはなぜだろう?
アルも夜風が運ぶ声に耳を傾けていたが、首を振った。
「近衛兵ではなさそうだ。伯爵家の私兵ということは?」
彼が問うあいだにも二艘の舟はさらに距離をつめてくる。いまや会話の内容もはっきりと聞き取れるほどだ。
「しかし旦那、まさか大建国祭の最終日に出かけるたぁ、見張っていた甲斐があるってもんでさぁ」
「後をつけてみりゃあ小姓一人しかつれずに逃亡たぁ不用心なもんよ」
ごろつきのような口調に私は震えあがった。
「まさか王族暗殺事件の続きなの?」
月明かりの下、男たちの姿がはっきりと見えてくる。全員が黒ずくめの服で仮装し、顔には気味の悪い仮面をつけている。そのうちの一人――最初にぼやいていた声が宣言した。
「ようやく王子を探し当てたんだ。わざわざ賭博場から駆けつけてやったんだから、今夜で決着をつけるぞ。これで僕も晴れて父上に認めてもらえる!」
――グイードだわ。
声の正体に気付くと同時に、すべてがつながった。
やはり事件の首謀者はブライデン公爵親子だったのだ。グイードの不気味な仮装も、夜闇に紛れるにはうってつけだ。
王宮の発表によりアルベルト殿下が生きていると知った彼らは、王都の噂を調べまわり、歌手アルカンジェロ・ディベッラにたどり着いたのだろう。
真夜中のミサが終わったあと、アルは密かに護衛されて王宮へ戻ったと言っていた。そのときグイードの手下が尾行していたに違いない。一介の歌手が覆いのついた貴人用ゴンドラで宮殿に入ったとき、アルカンジェロがアルベルト殿下であるという仮説は事実と確認されたのだ。
その後、下っ端が王宮の見張りを続け、アルが抜け出したのを見てしまった。賭博場で楽しんでいたグイードに、すぐ報告しに行ったはずだ。本来ならグイードは命令を下すのみ。彼自身が動くはずはない。
だがすでに夜も更けて、実行犯になるべき男たちは酔いつぶれていた。千載一遇の機会を逃したくないグイードは、動ける手下だけを率いて、アルの命を奪うために追ってきた――そんなところだろう。
あまりにリスクの大きい愚かな行動だが、グイードは勝負師なのだと知っている私は驚かない。ここぞというときには持っているコインをすべて賭ける。いま彼は、訪れたチャンスに人生をベットしたのだ。
アルは必死で櫂を動かしたが、二人がかりで近づく舟にはかなわなかった。
ついに私たちは二艘の舟にはさまれてしまった。
「悪いけれど、ここで死んでもらいますよ。アルベルト殿下」
くちばしのような仮面の下から、グイードの冷たい声が響く。
アルは無言のまま腰の剣を抜き、私をかばう位置に移動した。
「この人に指一本触れることは許さん!」
アルは相手がグイード・ブライデンだと気付いてはいないようだ。
グイードは小舟の上で立ち上がり、ぬらりと剣を抜いた。
「小姓に興味はありません。あなたの命さえもらえればね」
仮面の下からクククと忍び笑いをもらす。
「アルベルト殿下、田舎に潜伏するつもりか外国に逃げるつもりか知りませんが、こそこそと危険を回避しようなんて作戦が裏目に出ましたな」
グイードはアルを誤解している。彼は王位に興味なんてない。だが王位のために甥三人を殺そうとする男の息子にそれを言っても、信じることはないだろう。
私とアルが幸せな未来をつかむために、何ができる?
アルは暗殺者から身を守るため、かなりの訓練を積んできたようだが、それでも私を守りながら四人の男と戦っては無傷で済むはずがない。
私はグイードの視線から隠れるようにうつむいたまま、めまぐるしく思考だけを回転させた。
決して愛する人との未来をあきらめない。幸せをつかむため、私は最後の瞬間まで戦うことを選ぶ。
私は心を決めた。
グイード・ブライデン、あなたにはここで消えてもらうしかないようね。
私は鬼の騎士団長の娘。敵対者には屈しない。
そして私にとっての敵対者とは、王国の敵などではなく、愛するアルの命を奪う者。アルを傷つける輩は許さない。この手で地獄に突き落とす。
「リーダーさん」
私はすました口調でグイードに話しかけた。
「どなたに殺されるのか知りたいのです。お顔を見せて下さらない?」
剣を構えていたアルが驚いて私を振り返る。私は安心させるように、彼の手を握った。
一方グイードは私が誰か気付いたようだ。
「その声――」
仮面の下から聞こえる忍び笑いが次第に大きくなる。
「フハハハ、これは傑作だ!」
ひとしきり笑ってから、私に気付いていないふりをして尋ねてきた。
「見せてくれと頼まれて素直に見せると思うのかい? まあ真面目な君なら、言われた通りに仮面を外すのかもしれないねえ」
きっと仮面の奥で、口角をいやらしく持ち上げているのだろう。
私は構わず作戦を実行に移した。
「では、ゲームをしませんか?」
「ゲームだと?」
グイードは怪訝そうに問い返した。
「はい。ゲームをしてあなたが勝てば、私はおとなしく殺されましょう。でも私が勝ったらお顔を見てから死にたいのです」
「おもしろそうじゃないか」
愚かなギャンブラーが誘いに乗った。
彼の手下たちは口々に、
「えっ、若旦那!?」
「いいんですかい?」
いさめようとするが、剣を握ったグイードの右手は賭け事への期待に震え始めていた。彼はたまらず、剣を腰の鞘に戻した。
「で、どんなゲームをするんだ?」
「コイントスはどうでしょう? 表か裏か当てるだけです」
「もっとも単純だが、もっとも面白いやつだ」
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