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Ⅱ、ユリア嬢は天然娘
18、聖剣アリルミナスは、誰も見たことがない?
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「二人にぴったりな武器と防具、アタシに見つくろわせておくれ!」
笑うと褐色の肌に白い歯がまぶしい。
「助かるよ。ヴィーリ氏の娘さん」
一方の壁を埋め尽くす槍、反対の壁には剣、さらに斧や盾などそれぞれ驚くほど種類が豊富で、レモのために選んでやりたくてもよく分からねぇ。
「アタシはドリーナだ。よろしくな、ジュキくん」
俺を見上げて右手を差し出すドリーナさん。そのあたたかい手をにぎると、びっくりするような握力でにぎり返してきた。
「アタシの大切な武器たちを盗っ人から守ってくれて、本当に感謝してるよ」
父親のヴィーリさんは部屋中の鎧戸を開けながら、
「まったくじゃ。おぬしが来なければ、わしのかわいい子供たちが誘拐されるところじゃった」
「親父のかわいい娘はここにいるじゃんか」
しっかり主張するドリーナさん。
武器庫は運河から数段上がっただけの高さにあるらしく、窓のすぐ外に大運河が広がり、人々を乗せた小舟や荷物を運ぶ船がゆっくりとすべってゆく。
「なんて気持ちのいい景色!」
レモが思いっきり深呼吸した。
水面に反射する日差しが部屋の天井に映り、光の網を投げかける。俺は急に明るくなった室内にちょっと目を細めながら、
「レモにはあまり重くない装備で頼むよ。彼女のギフトは<風魔法>だから、空中遊泳術を使いながら戦うこともあるし」
「レモネッラ嬢は人族だよな? すると魔力量はあまり多くない――」
「いや、彼女の魔力量は三万超えなんだよ」
「ええっ!? 三万って言ったら亜人族の中でも多いほうだぞ!? それならミスリル製の武器と防具でそろえよう。軽量だしレモネッラ嬢の魔力量にも耐えられる素材だ」
ドリーナさんに案内されたのは、金色に輝く剣が並んでいる一角だ。
「ここまでがミスリル剣だ。左のほうに並んでる細剣から選んではどうだろう?」
レモは興味津々のぞきこみ、
「この剣、柄のデザインが素敵だわ!」
目を輝かせた。どの細剣の柄も複雑な曲線を描いているが、レモが指さしたものは流水のように華やかだ。
ドリーナさんはその一本を手に取り、
「レイピアは刀身が細いから敵とがっつり斬り結ぶのを避けて、この部分で相手の剣をからめとったり、時には折ったりするんだ。レモネッラ嬢、握ってみな」
と手渡した。
「武器は愛着持てるものがいいから、気に入ったのをいくつかにぎってみて、グリップが手になじむものを探すといい」
レモはユリアとふたり、楽しそうにレイピア選びを始めた。
「次はジュキくんだ」
「いや、俺は魔力量が多すぎて測定不能だから正確には分からないんだけど、二十万超えは確実らしくて―― 使える魔法剣がないんだよ。だから自分の精霊力を具現化させた氷の剣を、金剛石の硬さにして戦うつもりなんだ」
「に……にじゅうまん……」
ドリーナさんは固まってしまった。
「聖剣アリルミナスの持ち主にふさわしいかもしれんな」
作業台で武具の手入れをしていた親父さんが、背を向けたまま言った。
「聖剣なら、俺の力を流しても耐えてくれますかね?」
「そりゃ聖剣が決めるだろうよ」
どういうことだ? もっと詳しく訊きたいが、ドワーフの親父はぶっきらぼうで取り付く島もない。
「聖剣が、持つ人を選ぶんだよ」
代わりにドリーナさんが説明してくれた。
「精霊教会が守り続けてきた聖剣アリルミナスはここ数十年、代々のルーピ伯爵が所有している。でも大きな声じゃ言えないが、使っているところも、腰に下げているのすら誰も見たことがないのさ」
「聖剣に選ばれなかったから? でも伯爵自身が剣をにぎって戦う必要なんてないからじゃね?」
しかしユリアが首を振った。
「そんなことないない。パパもじいじも鍛えてるし剣術に精を出してるもん。うちの家訓は『強い魔力は強い肉体に宿る』だから」
それで魔術兵たちまでムキムキだったのか。魔法使うのに筋肉いらねぇだろ……
「なあ、聖剣って実在するんだよな?」
せっかく所有している聖剣を一切使わないなんて妙だ。ちょっと不安になってくる。
「するんじゃないか? アタシは見たことねぇけど……」
ドリーナさんは、作業台でもくもくと武具を磨く親父さんのほうに首を向け、
「親父は――? 聖剣磨く仕事とかしたことないのか?」
「ない。だがわしの師匠が、聖剣をヴァーリエ大聖堂からルーピ伯爵家礼拝堂に移動させたとき、立ち会ったそうだ」
何十年前の話だよ…… だけど――
「こいつぁ魔術剣大会に優勝して、礼拝堂の聖具室に案内してもらうしかねぇな。聖剣に選んでもらえるかは分かんねぇけど」
俺のひとり言に、レモが答えてくれた。
「だいじょぶよ。ジュキならきっと選ばれるわ」
「そうかな……」
「そうよ! 私が聖剣だったら絶対ジュキを相棒にしたいもの! きみみたいに強くてまっすぐな人と共に戦いたいわ!」
話しながら気に入ったレイピアで、やたらと突きを披露するレモ。
「そうだな。俺も、もし自分が聖剣だったらレモににぎってほしいよ」
「えぇっ!? ちょ、ちょっとジュキ、それはエッチ……」
いきなり顔を赤らめるレモ。ドワーフ父娘は黙って目をそらし、ユリアはぽかんとしている。
「いやレモ、俺そういう意味で言ったんじゃないからな!?」
レモの思考回路を理解して焦る俺。
「やだ、なんだか私がいつもジュキに欲情してる変態みたいじゃないの!」
ややそういう側面があるから変なこと考えるんだろ!? もう勘弁してくれよ……
ドリーナさんが気まずそうに、コホンとせき払いした。
「次は防具を選ぼう」
-----------------
次回は防具だ!
魔力量が多すぎて扱えるマジックソードがないジュキも、その大きな力を生かせる武具を手に入れるぞ!
(第一章/一の「ダンジョン最下層に封印されていたのは」でちらっと書いた設定で、「精霊力は魔力の何倍もの威力を発する純粋な力」でして、無尽蔵の精霊力を持つジュキは魔力量として測っても桁外れって設定です。魔力の方が不純物混ざってて薄くなってるイメージ)
笑うと褐色の肌に白い歯がまぶしい。
「助かるよ。ヴィーリ氏の娘さん」
一方の壁を埋め尽くす槍、反対の壁には剣、さらに斧や盾などそれぞれ驚くほど種類が豊富で、レモのために選んでやりたくてもよく分からねぇ。
「アタシはドリーナだ。よろしくな、ジュキくん」
俺を見上げて右手を差し出すドリーナさん。そのあたたかい手をにぎると、びっくりするような握力でにぎり返してきた。
「アタシの大切な武器たちを盗っ人から守ってくれて、本当に感謝してるよ」
父親のヴィーリさんは部屋中の鎧戸を開けながら、
「まったくじゃ。おぬしが来なければ、わしのかわいい子供たちが誘拐されるところじゃった」
「親父のかわいい娘はここにいるじゃんか」
しっかり主張するドリーナさん。
武器庫は運河から数段上がっただけの高さにあるらしく、窓のすぐ外に大運河が広がり、人々を乗せた小舟や荷物を運ぶ船がゆっくりとすべってゆく。
「なんて気持ちのいい景色!」
レモが思いっきり深呼吸した。
水面に反射する日差しが部屋の天井に映り、光の網を投げかける。俺は急に明るくなった室内にちょっと目を細めながら、
「レモにはあまり重くない装備で頼むよ。彼女のギフトは<風魔法>だから、空中遊泳術を使いながら戦うこともあるし」
「レモネッラ嬢は人族だよな? すると魔力量はあまり多くない――」
「いや、彼女の魔力量は三万超えなんだよ」
「ええっ!? 三万って言ったら亜人族の中でも多いほうだぞ!? それならミスリル製の武器と防具でそろえよう。軽量だしレモネッラ嬢の魔力量にも耐えられる素材だ」
ドリーナさんに案内されたのは、金色に輝く剣が並んでいる一角だ。
「ここまでがミスリル剣だ。左のほうに並んでる細剣から選んではどうだろう?」
レモは興味津々のぞきこみ、
「この剣、柄のデザインが素敵だわ!」
目を輝かせた。どの細剣の柄も複雑な曲線を描いているが、レモが指さしたものは流水のように華やかだ。
ドリーナさんはその一本を手に取り、
「レイピアは刀身が細いから敵とがっつり斬り結ぶのを避けて、この部分で相手の剣をからめとったり、時には折ったりするんだ。レモネッラ嬢、握ってみな」
と手渡した。
「武器は愛着持てるものがいいから、気に入ったのをいくつかにぎってみて、グリップが手になじむものを探すといい」
レモはユリアとふたり、楽しそうにレイピア選びを始めた。
「次はジュキくんだ」
「いや、俺は魔力量が多すぎて測定不能だから正確には分からないんだけど、二十万超えは確実らしくて―― 使える魔法剣がないんだよ。だから自分の精霊力を具現化させた氷の剣を、金剛石の硬さにして戦うつもりなんだ」
「に……にじゅうまん……」
ドリーナさんは固まってしまった。
「聖剣アリルミナスの持ち主にふさわしいかもしれんな」
作業台で武具の手入れをしていた親父さんが、背を向けたまま言った。
「聖剣なら、俺の力を流しても耐えてくれますかね?」
「そりゃ聖剣が決めるだろうよ」
どういうことだ? もっと詳しく訊きたいが、ドワーフの親父はぶっきらぼうで取り付く島もない。
「聖剣が、持つ人を選ぶんだよ」
代わりにドリーナさんが説明してくれた。
「精霊教会が守り続けてきた聖剣アリルミナスはここ数十年、代々のルーピ伯爵が所有している。でも大きな声じゃ言えないが、使っているところも、腰に下げているのすら誰も見たことがないのさ」
「聖剣に選ばれなかったから? でも伯爵自身が剣をにぎって戦う必要なんてないからじゃね?」
しかしユリアが首を振った。
「そんなことないない。パパもじいじも鍛えてるし剣術に精を出してるもん。うちの家訓は『強い魔力は強い肉体に宿る』だから」
それで魔術兵たちまでムキムキだったのか。魔法使うのに筋肉いらねぇだろ……
「なあ、聖剣って実在するんだよな?」
せっかく所有している聖剣を一切使わないなんて妙だ。ちょっと不安になってくる。
「するんじゃないか? アタシは見たことねぇけど……」
ドリーナさんは、作業台でもくもくと武具を磨く親父さんのほうに首を向け、
「親父は――? 聖剣磨く仕事とかしたことないのか?」
「ない。だがわしの師匠が、聖剣をヴァーリエ大聖堂からルーピ伯爵家礼拝堂に移動させたとき、立ち会ったそうだ」
何十年前の話だよ…… だけど――
「こいつぁ魔術剣大会に優勝して、礼拝堂の聖具室に案内してもらうしかねぇな。聖剣に選んでもらえるかは分かんねぇけど」
俺のひとり言に、レモが答えてくれた。
「だいじょぶよ。ジュキならきっと選ばれるわ」
「そうかな……」
「そうよ! 私が聖剣だったら絶対ジュキを相棒にしたいもの! きみみたいに強くてまっすぐな人と共に戦いたいわ!」
話しながら気に入ったレイピアで、やたらと突きを披露するレモ。
「そうだな。俺も、もし自分が聖剣だったらレモににぎってほしいよ」
「えぇっ!? ちょ、ちょっとジュキ、それはエッチ……」
いきなり顔を赤らめるレモ。ドワーフ父娘は黙って目をそらし、ユリアはぽかんとしている。
「いやレモ、俺そういう意味で言ったんじゃないからな!?」
レモの思考回路を理解して焦る俺。
「やだ、なんだか私がいつもジュキに欲情してる変態みたいじゃないの!」
ややそういう側面があるから変なこと考えるんだろ!? もう勘弁してくれよ……
ドリーナさんが気まずそうに、コホンとせき払いした。
「次は防具を選ぼう」
-----------------
次回は防具だ!
魔力量が多すぎて扱えるマジックソードがないジュキも、その大きな力を生かせる武具を手に入れるぞ!
(第一章/一の「ダンジョン最下層に封印されていたのは」でちらっと書いた設定で、「精霊力は魔力の何倍もの威力を発する純粋な力」でして、無尽蔵の精霊力を持つジュキは魔力量として測っても桁外れって設定です。魔力の方が不純物混ざってて薄くなってるイメージ)
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