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118話 遊園地ダンジョン 1
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朝食の前にレイニーとこれからの打ち合わせをしにきた。
「カドマツ様に行きそびれた場所はございますか?」
ハクアとの戦いで勝っても負けても俺たちはお別れしなければならない。
つまり一緒にどこかに行けるチャンスはそろそろ終わる。
後悔は残さないようにしたい。
「遊園地でもありゃ別だったけどな」
「ありますが?」
「あるの!?」
「グーチョキパーランド、行きますか?」
遊園地の名称というよりはデパートのゲームコーナーに聞こえる。
でも、思い出の旅行をするなら遊園地は相応しいだろう。
修学旅行なんかでも候補としてよく入るよな。
「行きたい!」
「男二人で行くような場所ではないですね……」
「この世界の遊園地だと男だけで行くのは変かな?」
男だけ、女だけのグループで遊園地はSNSなんかでもよく見かけた。
ただここは異世界なので何か常識外れなところも多い。
カップルで行くところだったらどうしよう?
「10人は連れていかないと脱落しますよ」
「俺の知ってる遊園地に脱落って単語は出てこないんだけど!?」
「とりあえず死ななそうな人を集めて行きますか」
「待て、おいレイニー!?」
――
「えっ」
「は?」
「何?」
「どういうことよ?」
俺は気が付いたら見知らぬ土地でウェルカムと書かれたアーチの前にいた。
明らかに遊園地の入り口で遠くに建物が見える、地面はアスファルトのような素材。
レイニーに誘拐されてきた人々がこちらに注目している。
「ごめんなさい」
俺はもう全力で巻き込まれた人物たちに土下座した。
「どういうこっちゃねん」
エプロン姿のサカネさんは、右手にしゃもじを持っている。
何をしていたかここまで一目で分かるのも珍しい。
レイニーを抱えて揺さぶりながら叫ぶ。
「朝ごはんの準備中に呼び出しちゃ駄目でしょ帰してきなさい!!」
「無理です」
「サカネさん困るだろ!?」
「できないんです」
「え?」
「連れてきてから思い出しました。ここのダンジョンはアトラクションを3つクリアするまで出られません」
他にも人選は問題があった。
ガゴリグさんはまだ分かるが、同時にホンイツまで連れてきちゃ駄目だろ。
手も足も喰われてるし顔もかけていてグロテスク。喋れるような状態ではない。
自業自得とは言え、見ていて痛々しくて目をそらした。
「他はいいが、何でコイツがいるんだよ!?」
「―――」
「【スキル:治療 ヒール】」
サカネさんが治療したのであっという間に人間の形へ戻った。
復活させてから知り合いだったらしくホンイツの顔を見て驚いている。
起き上がって服の埃を手ではらうホンイツ。
「痛かった」
「自業自得ですよ」
「そうだね……で、ここ何処?」
「遊園地です」
ティラノがいたのでテレポーターで帰れないかと質問。
どうやら既にダンジョンには入ってしまっている、だから出られない。
諦めて全員で円になって座った。
「とりあえず自己紹介しないと、シャックから頼む」
「僕はシャック、【スキル:ヒキヨセ】の使い手で元は盗賊。普段は教会で孤児の面倒をみてる」
「あたしはこのシャックって人の妹で名前はエレナ!【スキル:でんき】が使えるしこう見えてけっこうなレディだからね!」
「サカネや! 主婦で医者や! 【スキル:治療】は元々ウチのスキルやで!」
「私はティラノ、で【スキル:テレポーター】が使えるわ」
「ウルフだ……見ての通り【スキル:犬】鼻がいい」
ここまでは本物のレイニーと数百年前に組んでたパーティー。
「私はパンジーと言います……【スキル:ツタ】で植物のツタを伸ばせます。炎が弱点なのと、あまり強くはないので期待しないでくださいね」
ジーンズで大火傷をしていたので心配していたが、一応は無事なようだ。
自身がなさそうに目を伏せて肩を落として座っている。
強い異世界転生者に囲まれれば比べてしまうのは分からなくもない。
で、知らない男性が座っているんだが?
「……初めましてカドマツ様、俺はボルトシメにて救助隊をしております隊長の〈ケロリンパ〉です。」
「ん?スキルは?」
「異世界転生者でも子孫でもないのでスキルなどは持っておりません――ティラノ様とは長い付き合いですね」
「他に知ってる人はいない感じ?」
「ボルトシメの危機を救って下さったカドマツ殿とレイニー殿には感謝しております」
ボルトシメは雪の降る地方でポチがいたグレイスノウとは隣国だ。
大規模な雪崩のせいで死傷者が出た時に手をかした。
雪を炎でとかせば水は作れるが、今回は雪崩が家を押しつぶし汚い雪しかなかった。
だからレイニーは連れていかれたのだと後から聞いた。
で、問題の二人だ。ガゴリグとホンイツが自己紹介した。
「俺は海賊の船長をしているガゴリグ、【スキル:パワー】で力だけはある」
「……」
「次お前だろニカナの国王」
「僕はいいよ、寝る」
「……殴るぞまじで」
「どうぞ?」
本当に拳骨したがホンイツには傷がついてない。
手加減してはいなさそうで地面は叩き割られたが、まだホンイツは寝ていた。
頑丈な身体なようだが、ワンズはどうやって食べているのだろうか。
「どなたか存じませんが、疲れて寝ているようですし……そのままでいいのでは!?」
この扱いからしてパンジーはホンイツに捕まっていなかったようだ。
そんなパンジーから見ればホンイツもここへ連れてこられた同じ被害者。
やらかしたことを知らなければ俺もガゴリグさんの拳骨に驚いていただろう。
頭を殴ったということはコアを狙ってない、だから殺すつもりはなさそうだ。
「パンジーさんは優しいですね……」
レイニーはホンイツが庇われてちょっと嫌そう。
「実際のところ暴れられるとかよりは楽だしこのまま地面に寝かせておこう」
「ダンジョンの中に1人で置いていくのですか!?」
「あ、そうだ丁度いいの持ってる――【スキルカード:ドール】」
ボワッ!!
使用したドールのスキルカードがあっという間に燃えた。
熱くて思わず手放したが、残ったのは黒い炭だけ。
「ここでスキルカードを使うと燃えますよ」
「説明ありがとう、先に言え」
「カドマツ様に行きそびれた場所はございますか?」
ハクアとの戦いで勝っても負けても俺たちはお別れしなければならない。
つまり一緒にどこかに行けるチャンスはそろそろ終わる。
後悔は残さないようにしたい。
「遊園地でもありゃ別だったけどな」
「ありますが?」
「あるの!?」
「グーチョキパーランド、行きますか?」
遊園地の名称というよりはデパートのゲームコーナーに聞こえる。
でも、思い出の旅行をするなら遊園地は相応しいだろう。
修学旅行なんかでも候補としてよく入るよな。
「行きたい!」
「男二人で行くような場所ではないですね……」
「この世界の遊園地だと男だけで行くのは変かな?」
男だけ、女だけのグループで遊園地はSNSなんかでもよく見かけた。
ただここは異世界なので何か常識外れなところも多い。
カップルで行くところだったらどうしよう?
「10人は連れていかないと脱落しますよ」
「俺の知ってる遊園地に脱落って単語は出てこないんだけど!?」
「とりあえず死ななそうな人を集めて行きますか」
「待て、おいレイニー!?」
――
「えっ」
「は?」
「何?」
「どういうことよ?」
俺は気が付いたら見知らぬ土地でウェルカムと書かれたアーチの前にいた。
明らかに遊園地の入り口で遠くに建物が見える、地面はアスファルトのような素材。
レイニーに誘拐されてきた人々がこちらに注目している。
「ごめんなさい」
俺はもう全力で巻き込まれた人物たちに土下座した。
「どういうこっちゃねん」
エプロン姿のサカネさんは、右手にしゃもじを持っている。
何をしていたかここまで一目で分かるのも珍しい。
レイニーを抱えて揺さぶりながら叫ぶ。
「朝ごはんの準備中に呼び出しちゃ駄目でしょ帰してきなさい!!」
「無理です」
「サカネさん困るだろ!?」
「できないんです」
「え?」
「連れてきてから思い出しました。ここのダンジョンはアトラクションを3つクリアするまで出られません」
他にも人選は問題があった。
ガゴリグさんはまだ分かるが、同時にホンイツまで連れてきちゃ駄目だろ。
手も足も喰われてるし顔もかけていてグロテスク。喋れるような状態ではない。
自業自得とは言え、見ていて痛々しくて目をそらした。
「他はいいが、何でコイツがいるんだよ!?」
「―――」
「【スキル:治療 ヒール】」
サカネさんが治療したのであっという間に人間の形へ戻った。
復活させてから知り合いだったらしくホンイツの顔を見て驚いている。
起き上がって服の埃を手ではらうホンイツ。
「痛かった」
「自業自得ですよ」
「そうだね……で、ここ何処?」
「遊園地です」
ティラノがいたのでテレポーターで帰れないかと質問。
どうやら既にダンジョンには入ってしまっている、だから出られない。
諦めて全員で円になって座った。
「とりあえず自己紹介しないと、シャックから頼む」
「僕はシャック、【スキル:ヒキヨセ】の使い手で元は盗賊。普段は教会で孤児の面倒をみてる」
「あたしはこのシャックって人の妹で名前はエレナ!【スキル:でんき】が使えるしこう見えてけっこうなレディだからね!」
「サカネや! 主婦で医者や! 【スキル:治療】は元々ウチのスキルやで!」
「私はティラノ、で【スキル:テレポーター】が使えるわ」
「ウルフだ……見ての通り【スキル:犬】鼻がいい」
ここまでは本物のレイニーと数百年前に組んでたパーティー。
「私はパンジーと言います……【スキル:ツタ】で植物のツタを伸ばせます。炎が弱点なのと、あまり強くはないので期待しないでくださいね」
ジーンズで大火傷をしていたので心配していたが、一応は無事なようだ。
自身がなさそうに目を伏せて肩を落として座っている。
強い異世界転生者に囲まれれば比べてしまうのは分からなくもない。
で、知らない男性が座っているんだが?
「……初めましてカドマツ様、俺はボルトシメにて救助隊をしております隊長の〈ケロリンパ〉です。」
「ん?スキルは?」
「異世界転生者でも子孫でもないのでスキルなどは持っておりません――ティラノ様とは長い付き合いですね」
「他に知ってる人はいない感じ?」
「ボルトシメの危機を救って下さったカドマツ殿とレイニー殿には感謝しております」
ボルトシメは雪の降る地方でポチがいたグレイスノウとは隣国だ。
大規模な雪崩のせいで死傷者が出た時に手をかした。
雪を炎でとかせば水は作れるが、今回は雪崩が家を押しつぶし汚い雪しかなかった。
だからレイニーは連れていかれたのだと後から聞いた。
で、問題の二人だ。ガゴリグとホンイツが自己紹介した。
「俺は海賊の船長をしているガゴリグ、【スキル:パワー】で力だけはある」
「……」
「次お前だろニカナの国王」
「僕はいいよ、寝る」
「……殴るぞまじで」
「どうぞ?」
本当に拳骨したがホンイツには傷がついてない。
手加減してはいなさそうで地面は叩き割られたが、まだホンイツは寝ていた。
頑丈な身体なようだが、ワンズはどうやって食べているのだろうか。
「どなたか存じませんが、疲れて寝ているようですし……そのままでいいのでは!?」
この扱いからしてパンジーはホンイツに捕まっていなかったようだ。
そんなパンジーから見ればホンイツもここへ連れてこられた同じ被害者。
やらかしたことを知らなければ俺もガゴリグさんの拳骨に驚いていただろう。
頭を殴ったということはコアを狙ってない、だから殺すつもりはなさそうだ。
「パンジーさんは優しいですね……」
レイニーはホンイツが庇われてちょっと嫌そう。
「実際のところ暴れられるとかよりは楽だしこのまま地面に寝かせておこう」
「ダンジョンの中に1人で置いていくのですか!?」
「あ、そうだ丁度いいの持ってる――【スキルカード:ドール】」
ボワッ!!
使用したドールのスキルカードがあっという間に燃えた。
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