118 / 123
115話 シゲルのヒーロー2
しおりを挟む
ノックの音と扉を開ける音
「あれっ!?」
「しぃ……今、お休みに成られました」
「そうですか」
ヒロシがつっかかる
「何しに来たんだよ悪魔?」
「レーネさんに聞きたいことがあったけれど、寝てるならいいの」
「おいババア来客」
蹴り飛ばすのを見て流石に止め
……ようとは思わなかった
悪を裁く正義にしか思えない
「いったぁ!?なんであんた戻って……」
「こんにちは」
「あら?ラギちゃんいらっしゃい」
「どうして基地を籠にしたんです?」
そういえば籠って長い間ホテルとして使っていたけど
昔は小さな村の建物の事だったな
外に籠?
「別に部屋一個を籠にするために必要なエビルエナジーなんかしれたものよ?」
「でもダブさんは自分の為に犠牲を出す事嫌そうだって思って」
「確かにそうかもしれないわ」
ゆっくりと起き上がるレーネ様
「目覚めの紅茶を用意しましょうか?」
「アンタ休日よ今日」
「後で待遇を良くして貰えるかもしれないですから」
「別に操られてる間は待遇なんかどうでもいいのに?」
「そうでもありませんよ?」
ラギという彼は
「お、お兄さん!!」
「悪魔が俺に何の用事だ?」
「……どうしたら、幸せになれますか?」
「はぁ?」
「僕その心を操る魔法って辛いのか分からなくて……長生きなのも」
「死ねればとっくに死んでるよ」
不思議な質問に流石のレーネも聞いた
「アンタ突然どうしたのよ?」
「僕はヒーローだから助けたい」
「……でも彼はアタシの趣味よ?」
悪神の間で趣味を邪魔するのは禁止事項
「禁止されてるからって下がれるようなヒーローじゃない」
「あら!まぁまぁ」
嬉しそうにするレーネ様
「じゃあ俺の事も解放してくれよ?」
「……終わらせれば、いいの?」
「殺してくれるとでも?」
出来ねぇだろと何処かへ行こうとする
「いいよ」
「……出来ねぇ事をいうもんじゃねぇぞガキ」
「僕ならやれる」
「やってみろよ」
「いいけど思い残しない?」
「無い」
きっぱりと言う彼に
「分かった……変身、ブラックホープ」
「俺と戦う気なのか!?」
「そもそも僕が倒せるって、事を簡単に説明したほうが、いい?」
「アタシすら不明なのよ?アタシが開放すれば別だろうけど」
「生きるって『エネルギー』がいるんです」
「エビルエナジーで動かされてるんだから終われないんだろうが」
このエネルギーが体の中にある限り『終わる』のは不可能
「ヒーローは浄化できるんです」
「……そういえば悪神化した奴を浄化したアホいたな」
「エビルエナジーって0から作れない……んです」
「はぁ?」
「実際に生きてる仕組みは『エビルエナジー』を体内で『作り続けている』せいなんです」
「ぜんぜんわからん」
「エビルエナジーを消し去ってしまえばもう身体はエビルエナジーを作れなくなって死んじゃう」
「……アンタの言う事がやっと分かったわ」
「どうしたいですか?レーネさんの……お手伝いさんたち」
「あれっ!?」
「しぃ……今、お休みに成られました」
「そうですか」
ヒロシがつっかかる
「何しに来たんだよ悪魔?」
「レーネさんに聞きたいことがあったけれど、寝てるならいいの」
「おいババア来客」
蹴り飛ばすのを見て流石に止め
……ようとは思わなかった
悪を裁く正義にしか思えない
「いったぁ!?なんであんた戻って……」
「こんにちは」
「あら?ラギちゃんいらっしゃい」
「どうして基地を籠にしたんです?」
そういえば籠って長い間ホテルとして使っていたけど
昔は小さな村の建物の事だったな
外に籠?
「別に部屋一個を籠にするために必要なエビルエナジーなんかしれたものよ?」
「でもダブさんは自分の為に犠牲を出す事嫌そうだって思って」
「確かにそうかもしれないわ」
ゆっくりと起き上がるレーネ様
「目覚めの紅茶を用意しましょうか?」
「アンタ休日よ今日」
「後で待遇を良くして貰えるかもしれないですから」
「別に操られてる間は待遇なんかどうでもいいのに?」
「そうでもありませんよ?」
ラギという彼は
「お、お兄さん!!」
「悪魔が俺に何の用事だ?」
「……どうしたら、幸せになれますか?」
「はぁ?」
「僕その心を操る魔法って辛いのか分からなくて……長生きなのも」
「死ねればとっくに死んでるよ」
不思議な質問に流石のレーネも聞いた
「アンタ突然どうしたのよ?」
「僕はヒーローだから助けたい」
「……でも彼はアタシの趣味よ?」
悪神の間で趣味を邪魔するのは禁止事項
「禁止されてるからって下がれるようなヒーローじゃない」
「あら!まぁまぁ」
嬉しそうにするレーネ様
「じゃあ俺の事も解放してくれよ?」
「……終わらせれば、いいの?」
「殺してくれるとでも?」
出来ねぇだろと何処かへ行こうとする
「いいよ」
「……出来ねぇ事をいうもんじゃねぇぞガキ」
「僕ならやれる」
「やってみろよ」
「いいけど思い残しない?」
「無い」
きっぱりと言う彼に
「分かった……変身、ブラックホープ」
「俺と戦う気なのか!?」
「そもそも僕が倒せるって、事を簡単に説明したほうが、いい?」
「アタシすら不明なのよ?アタシが開放すれば別だろうけど」
「生きるって『エネルギー』がいるんです」
「エビルエナジーで動かされてるんだから終われないんだろうが」
このエネルギーが体の中にある限り『終わる』のは不可能
「ヒーローは浄化できるんです」
「……そういえば悪神化した奴を浄化したアホいたな」
「エビルエナジーって0から作れない……んです」
「はぁ?」
「実際に生きてる仕組みは『エビルエナジー』を体内で『作り続けている』せいなんです」
「ぜんぜんわからん」
「エビルエナジーを消し去ってしまえばもう身体はエビルエナジーを作れなくなって死んじゃう」
「……アンタの言う事がやっと分かったわ」
「どうしたいですか?レーネさんの……お手伝いさんたち」
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる