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第78話 タイムスリップ4
しおりを挟む「兄ちゃん、遅いから気に成って来ちゃった」
「来ちゃったのか、危ないなぁ」
「タカヒロさんこれ……死んで!?」
(俺はここにいるぞ)
「寝てるだけだよ」
「えっ……そうなんだ、寝てるのか」
声が、届かないのか
「これ見てよ」
「何これ?」
「蜜が出るから、吸ってごらん?」
は?
「変わった見た目の人形?」
ちゅっ♡♡♡ぢゅうう♡♡♡
(あっあっ♡♡♡)
「これ甘い!」
「でしょ?」
ぢゅ~~~~~♡♡♡
ら、らめ、舌入って
(んああああああっ♡♡♡)
「美味しいっ、いっぱい出て来た!」
「良かったねぇ」
「……お兄ちゃん」
「うん?」
「皆んも、あげたい、駄目、かな?」
「いいよー」
「お兄ちゃん、タカヒロさん連れて帰れる?」
「うん」
持って帰って貰わないと、犬に喰われるな
「それと、さ」
「なーに?」
「辛い事しちゃ、駄目だよ」
「あはは、平気平気、別に辛くはないよ『ループにも慣れた』しお前たちが少しでも楽に生きれれば俺ちゃん満足」
「兄ちゃん繰り返す度に、どんどんおかしくなってくから……」
「本当に平気、お前たちに会えるからな」
「でも」
「兄ちゃん、正直に言ってくれよ……これ高広さんの本体なんじゃないか?」
「ありゃ?何で分かったの?」
「……でも、あいつらお腹すいてるから、ごめんね、タカヒロさん」
俺を心配してくれてるのか
(おいメルド)
「ん?」
(俺って枯れる事あるのか?)
「愛液の事?基本無限に濡れた気がする」
(じゃあ、いいよ、喰われても)
「へぇ?」
(……あの子たちが悪者だとは思えないし、何より腹空かせて辛そうなあいつら見る方がよっぽど辛ぇよ)
「流石ヒーロー」
「兄ちゃん、言葉わかるのか?」
「うん」
「助けてくれって、言ってたりするのか?」
「逆だねぇ、助けたいって言ってる」
「え」
「ヒーローっていうのは愚か者なんだよ、自己犠牲でどうにか出来る事をやってしまう」
「……俺、先に帰る」
道中で
「タカヒロさん、ヒーローならさ?お兄ちゃんを救える?」
(え)
「兄ちゃん、どんどん変になっていってるんだ……俺達も、でもどうにも出来なくて」
弟が泣いてるぞ、あいつ何したんだ、っていうか何『されたんだ』
(俺は大丈夫だ)
「前回の繰り返しで分かったんだ、兄ちゃんすごく悪い事いっぱいしてるって」
(……そうだな)
「その『ひぃろぉ』なら止めて、くれるかな」
(どうにか頑張ってみるさ)
持ち帰られて、吸われた
「美味しいっ」
(……ふ♡♡♡く♡♡♡)
―――――――――――――――――――――――――
「……あ、れ?」
「おはよ」
いつのまにかボディに入れられたようだ、朝が来ている
「おまえ、何されたんだよ」
「レイプだって言ったじゃん」
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