大悪神 ヒーローが悪落ちする話

第77話 タイムスリップ３

辺りは暗く、もう一寸先は闇という言葉が似あいすぎる時間になっていた



アオーン

野犬、狼の声がする
それも、集団で動いている

「どうやら今回のループは、今日までかなこれ」
「え」
「ちょっと帰るのが遅くなりすぎるとね、注意してたけどこれ死ぬよ」

スマホなんか無い、声をあげて助けを呼んでも山奥で人はこない
昔の人々はいつもここまで死と隣合わせだったんだな

「あんたが死ぬとどうなる？」
「弟たちが悲しむけど、歴史は変わらない、前にもあったからねぇ」

タイムスリップは、最低でも二度目なのか
そして彼らの雰囲気と会話内容からして恐らく前とやらの記憶もある
メルドはあまり嘘を言わない、それにここまで凝って何か企むというのも妙だ

「狼を殺しても、歴史は変わらないか？」
「そりゃね」
「変身、レッドハート」


久しぶりに変身した、やはり疼くが、今は構っている暇はないと狼を次々に蹴飛ばした


「こいつで終わりっ」
「はい、お疲れ」
「……ふぅ」
「ついでにこの木蹴ってよ」
「は？」
「斧で切るより早いでしょ」

太い木だったが、蹴り折った

「これでいいのか」
「うんうん」
「……く、ぁ♡」

服が、擦れて、軽くイッた


「抜いてあげようか？」
「だ、れが」
「その状態で帰るよりいいでしょ、ほら」

抱えられるような形で着物の紐を解かれた
もう自分のチンコですらほぼ見えない暗さの中
手が触れて来る

「ひゃん！？♡」
「可愛い声だしちゃってまぁ、手だけでそんなに気持ちい？」
「お、まっ♡♡♡あっ、んんっ♡♡♡いっ♡♡♡」


びゅくっ

「はっや」
「……は、はぁ♡♡♡クソッ♡♡♡」
「まだ起ってるのすごいねぇ、流石最新型のスーツ」
「入れっ、ねぇのか？♡♡♡」
「ん？俺のちんちんほぼ起たないからさぁ」


身体、それも本体が疼く

「……じゃあ、気合で起たせろッ、く♡♡♡」
「気合でどうにか出来たりしないんだけど？」
「しごけば、起つぐらいっ♡♡♡」
「ああ『本体』が辛いのか、使ってあげるから身体ぬいで、ほら」
「く、んっアンロック♡♡♡」

普段からだの中に留め続けているが
本体のロックを解除すると大切なものが出ていこうとする
敵を前に出しちゃいけないのは確かだが、今は状況が違う

「あ、あっ……♡♡♡」
「大丈夫、ほら」


ぶりゅりゅ、ぶりゅんっ♡♡♡
出ていく、本体が、魂が、意識が移って気持ちイイ♡♡♡

（あ゛あ゛あ゛ッ゛ッッッッ！？♡♡♡）


地面に堕ちずに、手で持たれた

「ほら、指いれてあげる」

指が中に入る、気持ちがいい、どうして


（何でっ♡♡♡こんなに上手いんだよぉ♡♡♡いくにょ、止まらな♡♡♡）
「こんなもんかなぁ？うーん」

くちゅっ♡♡♡

（舐め、ちゃ♡♡♡）
「滅茶苦茶、甘い……？」