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第48話 赤い心と黒の希望
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ダブは酉(とり)に気をつけろと言ってラギのいう『悪神ホテル』へと帰って行った
だが、現状一番のトップにこの事を言わない訳にもいかず報告に来た
第一俺達からすれば、酉さんに気を付けるべき要素があるならば上司である事ぐらいだ
「話は分かった、ラギ君を歓迎しよう、私が動くまでもなく君から言ってくれて本当にうれしいよ」
「あのぅ……ダブさんとどんな話をしてたのでしょうか?」
「別に大した事はしていない、ラギ君が可愛いという話ならしたが」
「この服は、ちがくて!!」
そういえばまだ女子高生用の服だ
確かにこれが似合ってて可愛いという話であれば分からんでもない
中性的な顔立ちのせいと若いのもあってこれで戦ってたら女の子と勘違いするかもしれない
「私は君を寝取るつもりでいたのだがなぁ」
何て!?
「寝とるって何ですか?」
だよね、ラギそういう事あんまり知らないもんね!?
「ふむ、体験したいかい?」
「えっと」
「止めとけ、それダブがお前を酉(とり)さんに近づけたく無かった理由だから」
今の発言でそれがよく分かった
悪神だからって、何でもやるわけではない
特に仲間への手出しをしている様子は少ない
いや寝取りって事は手は出してるが寝取られるのは嫌だって事か?
「そう、なんだ」
「……あのさ、お前、誰かとセックスした記憶ある?」
「う、ん」
あるんだ、でもラギの事だから多分合意だろう
「そのセックスを誰かのパートナーとする事、かな?」
「あるんだ」
「人の奥さんとかに手を出したり、普通の人はやらんが」
「そうなんだ」
「つまり悪神から奪う……いやヒーローからしたらいい事ではあるかもしれんが」
悪神としてアイツらと『悪事』されるよるはいいけども
「さて、この基地はラギ君を歓迎する、ヒーローとしての名前は考えているのかい?」
「ぼ、僕っこういうの考えるの苦手で」
「私が考えた名前で構わないかね?」
「は、はい」
「……ブラックホープ、黒の希望だ」
「俺のヒーロー名に似てません?」
「対で活動してもらいたいのでな、立場が分かりやすく呼びやすくさらに動きやすい」
立場は悪神でヒーロー
ブラックホープなら確かにレッドハートとセットで言いやすい
動きやすいって何だ?
「あのぅ、最後だけちょっと分からなくて」
「【動きやすい】さ、私たちヒーローは別に悪神と戦う組織ではない、人々を特殊な脅威から少しでも守る為に存在している、だから君という存在に矛盾が無い。だが君にとって悪神たちは信仰対象、どちらも両立する為にはヒーローとして割り切っている名前ではいずれ違和感を覚えてくる」
「そう、なのかな」
だが、現状一番のトップにこの事を言わない訳にもいかず報告に来た
第一俺達からすれば、酉さんに気を付けるべき要素があるならば上司である事ぐらいだ
「話は分かった、ラギ君を歓迎しよう、私が動くまでもなく君から言ってくれて本当にうれしいよ」
「あのぅ……ダブさんとどんな話をしてたのでしょうか?」
「別に大した事はしていない、ラギ君が可愛いという話ならしたが」
「この服は、ちがくて!!」
そういえばまだ女子高生用の服だ
確かにこれが似合ってて可愛いという話であれば分からんでもない
中性的な顔立ちのせいと若いのもあってこれで戦ってたら女の子と勘違いするかもしれない
「私は君を寝取るつもりでいたのだがなぁ」
何て!?
「寝とるって何ですか?」
だよね、ラギそういう事あんまり知らないもんね!?
「ふむ、体験したいかい?」
「えっと」
「止めとけ、それダブがお前を酉(とり)さんに近づけたく無かった理由だから」
今の発言でそれがよく分かった
悪神だからって、何でもやるわけではない
特に仲間への手出しをしている様子は少ない
いや寝取りって事は手は出してるが寝取られるのは嫌だって事か?
「そう、なんだ」
「……あのさ、お前、誰かとセックスした記憶ある?」
「う、ん」
あるんだ、でもラギの事だから多分合意だろう
「そのセックスを誰かのパートナーとする事、かな?」
「あるんだ」
「人の奥さんとかに手を出したり、普通の人はやらんが」
「そうなんだ」
「つまり悪神から奪う……いやヒーローからしたらいい事ではあるかもしれんが」
悪神としてアイツらと『悪事』されるよるはいいけども
「さて、この基地はラギ君を歓迎する、ヒーローとしての名前は考えているのかい?」
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「私が考えた名前で構わないかね?」
「は、はい」
「……ブラックホープ、黒の希望だ」
「俺のヒーロー名に似てません?」
「対で活動してもらいたいのでな、立場が分かりやすく呼びやすくさらに動きやすい」
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動きやすいって何だ?
「あのぅ、最後だけちょっと分からなくて」
「【動きやすい】さ、私たちヒーローは別に悪神と戦う組織ではない、人々を特殊な脅威から少しでも守る為に存在している、だから君という存在に矛盾が無い。だが君にとって悪神たちは信仰対象、どちらも両立する為にはヒーローとして割り切っている名前ではいずれ違和感を覚えてくる」
「そう、なのかな」
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