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第37話 ちから 3
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ラギは第三教団について、聞いてはいた、戦ったという記録も見ているが
今目の前にいる【敵】は見たことも聞いた事もない
最も、名乗られてすらいないが
「っていうか変身してないわよね?どうなってるのよぉ!?こんな事あるぅ?」
天井を突き破って、一人のヒーローが駆け付けた
「こんな遠い場所だと、俺みたいなのでもキツイわ」
ラギも映像でだけならば見た事がある、十二支の卯(うさぎ)だった
「うっげぇ、嫌だわ女の子来ちゃった」
「俺は男だってのクソが!!!つか、何でラギがいるん!?」
「え、えと」
会話している間に、第三教団が仕留めそこなった男性にトドメを指そうと動いた
このままでは確実に死んでしまう
そうなるのは、嫌だ
「操作!」
闇人形が、再び刃を防ぐ
「新型のクソロボットか何かかしら!?」
「……その人は、優しい人だった」
「はぁ?」
怒りが確実に大きくなっていった、死んでいたと思った感情は
ラギ本人も気づかないうちに悪という仲間と共にすごしてまた芽生えていた
戸惑いこそあれ、こんなに明確にやりたい事がはっきりした戸惑いだった
「ボクの正体も知らずに、逃がそうと必死になってた、なのに!」
そしてラギは、怒りという感情に涙が出る事を初めて知った
両手を合わせて闇の結界を作って一般人を追い出し
出血や怪我の具合からして動かしたら不味そうな彼だけは傍に残した
第三教団は慌てて距離をとった
「……はぁ!?これ、闇の結界でしょ!?あんたまさか悪神な訳!?」
「しってるんだ、この技の名前と僕の正体」
「アンタら中立の筈でしょ!?どっちにも今まで味方してこなかったのに急になんなのよ!!!」
先輩は、彼に怒りが沸かなかっただけなのだろうとラギは推察した
「何で俺も入れたし」
そして卯(うさぎ)は、自分も入れられた事を不思議に思い口にしていた
「……頼みがあります」
「はぁ!?」
「そこに倒れている人、息はあるけど多分無理に動かしたら死んじゃいます」
「えっ息あんのかよ!?つかエビルエナジー固まってるしお前がやったのか……?」
ヒーロー視点、傷をおわせたのは見たところラギだと感じるのは当然だった
エビルエナジーがしみついている身体、しかし解く訳にいかない
もしその【蓋】がなくなれば出血量のせいでこんどこそ死んでしまう
だが、エビルエナジーは【いいもの】ではない
「救急車、おねがいできる?」
「……司令官、医療班の手配はすんでるな?―――ならいい」
「そう、か、ねぇこの人名前なにか分かる?」
「まぁ、あのオネェならアルフって名前の筈だ」
「聞いたことの無い名前だ」
「だろうな、だったらついでに先生してやろうか?」
「先生?」
うっかり、口に出してしまったラギ
『さて』
現れたのは、大悪神ウガマ
「なん……!?」
「おいおいマジか」
二人が絶望の顔をするなかで、現れた理由も分かっているラギは能天気にいった
「あ、先生」
今目の前にいる【敵】は見たことも聞いた事もない
最も、名乗られてすらいないが
「っていうか変身してないわよね?どうなってるのよぉ!?こんな事あるぅ?」
天井を突き破って、一人のヒーローが駆け付けた
「こんな遠い場所だと、俺みたいなのでもキツイわ」
ラギも映像でだけならば見た事がある、十二支の卯(うさぎ)だった
「うっげぇ、嫌だわ女の子来ちゃった」
「俺は男だってのクソが!!!つか、何でラギがいるん!?」
「え、えと」
会話している間に、第三教団が仕留めそこなった男性にトドメを指そうと動いた
このままでは確実に死んでしまう
そうなるのは、嫌だ
「操作!」
闇人形が、再び刃を防ぐ
「新型のクソロボットか何かかしら!?」
「……その人は、優しい人だった」
「はぁ?」
怒りが確実に大きくなっていった、死んでいたと思った感情は
ラギ本人も気づかないうちに悪という仲間と共にすごしてまた芽生えていた
戸惑いこそあれ、こんなに明確にやりたい事がはっきりした戸惑いだった
「ボクの正体も知らずに、逃がそうと必死になってた、なのに!」
そしてラギは、怒りという感情に涙が出る事を初めて知った
両手を合わせて闇の結界を作って一般人を追い出し
出血や怪我の具合からして動かしたら不味そうな彼だけは傍に残した
第三教団は慌てて距離をとった
「……はぁ!?これ、闇の結界でしょ!?あんたまさか悪神な訳!?」
「しってるんだ、この技の名前と僕の正体」
「アンタら中立の筈でしょ!?どっちにも今まで味方してこなかったのに急になんなのよ!!!」
先輩は、彼に怒りが沸かなかっただけなのだろうとラギは推察した
「何で俺も入れたし」
そして卯(うさぎ)は、自分も入れられた事を不思議に思い口にしていた
「……頼みがあります」
「はぁ!?」
「そこに倒れている人、息はあるけど多分無理に動かしたら死んじゃいます」
「えっ息あんのかよ!?つかエビルエナジー固まってるしお前がやったのか……?」
ヒーロー視点、傷をおわせたのは見たところラギだと感じるのは当然だった
エビルエナジーがしみついている身体、しかし解く訳にいかない
もしその【蓋】がなくなれば出血量のせいでこんどこそ死んでしまう
だが、エビルエナジーは【いいもの】ではない
「救急車、おねがいできる?」
「……司令官、医療班の手配はすんでるな?―――ならいい」
「そう、か、ねぇこの人名前なにか分かる?」
「まぁ、あのオネェならアルフって名前の筈だ」
「聞いたことの無い名前だ」
「だろうな、だったらついでに先生してやろうか?」
「先生?」
うっかり、口に出してしまったラギ
『さて』
現れたのは、大悪神ウガマ
「なん……!?」
「おいおいマジか」
二人が絶望の顔をするなかで、現れた理由も分かっているラギは能天気にいった
「あ、先生」
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