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第25話 第3陣営とヒーロー 1
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「皆、こころして聞いて頂戴、第三教団が出たわ」
聞いた事が無いが、羊の先輩が深刻な事だと言って会議室にヒーローを集めてる時点で状況はまずいのだろう。
「師匠、第三教団って何です?」
「……簡単に言えば討伐も可能な悪の組織だな」
「えっ悪神ではなく?」
今までタカヒロにとって悪の組織といえば悪神の事を指していた、しかし違うと言うのだ。
「ツカサ(兎)先輩も知らないんすか?」
「俺もお前ほどではないけど新参だからな」
二人で、煉瓦先輩(羊)を見た
「第三教団っていうのはウガマとは違う悪の力を使う組織ね?」
「はい先輩、質問があります」
「なにかしら?」
「何で警察はそいつらを捕まえないんでしょうか?」
「端的に言って見えないからよ、どちらかといえば私たちヒーローが変身すると一般市民にみえなくなる機能を悪用した連中って事ね?あとあいつらワープ使えるから」
「ワープ?」
「といっても、連発は出来ないみたいなの、最近は大人しかったのだけど」
ブリックシープが出現した第三教団の写真を見せてくれた、顔は中性的だ。
「……これ、性別どっちですかね?」
「オネェだ」
「うわ他のオネェから嫌われてそう」
そしてオネェ以外も、好意的な感情は持っていなそうだった。
「っていっても喋り方がオネェってだけで、女性だとは言わなかった、名前は【アルフ】」
「こいつ今までに何したんです?」
「美術品の窃盗が主だが、女性へのレイプも過去に8回ほど報告されている」
つまりクズだな、ってかオネェなのに女性へのレイプって頭混乱するわ
「俺達で、倒せるんすね?なのに今まで倒せなかったのって」
「ボコボコにしてもしても、また繰り返すアホなのにタフすぎて毎回ワープで逃げやがる」
「なるほど」
「ドライブ」
「なんすかー?」
「お前、その付近で調査してこい」
「出動命令っすね!?」
「【倒せなくてもいい】から調査して何も分からなくても定期連絡、いいな?あとレッドハートは近くでカバー」
「了解です」
「流石に新人だけにまかせるのもまずいな、行ける奴いるか?」
十二支の一人が手を挙げた
「俺が行く」
「ドラゴン先輩が!?」
「文句でも?」
「いえ、ずっと温厚派だと思ってたので驚いただけです」
「ならいい」
―――――――――――――――――――――――――――――
「こちらレッドハート、付近にそれらしき影はありません」
(引き続き調査してくれ)
「了解」
通信機から師匠の声が聞こえる、電波におかしな所はない。
おかしな所があるとすれば
『ファイトです』
「なんでいるんだテメェ」
『面白そうだからですねぇ』
悪い事大好きな神様が近くにいる
腹立つけど無視だ
「……こちら変なのにからまれてますが、無視でいいですか?」
『こんにちは』
通信カメラに手を振るな
(それは放置でいい、第三教団が出ると見学にくるんだその野次馬)
「了解です」
『あ』
何のあ?しかも、いないし
「今、いなくなったので気にしなくて良さそうです」
(……ドライブの通信が急に切れた!大至表示された場所まで行ってくれ!)
「了解」
聞いた事が無いが、羊の先輩が深刻な事だと言って会議室にヒーローを集めてる時点で状況はまずいのだろう。
「師匠、第三教団って何です?」
「……簡単に言えば討伐も可能な悪の組織だな」
「えっ悪神ではなく?」
今までタカヒロにとって悪の組織といえば悪神の事を指していた、しかし違うと言うのだ。
「ツカサ(兎)先輩も知らないんすか?」
「俺もお前ほどではないけど新参だからな」
二人で、煉瓦先輩(羊)を見た
「第三教団っていうのはウガマとは違う悪の力を使う組織ね?」
「はい先輩、質問があります」
「なにかしら?」
「何で警察はそいつらを捕まえないんでしょうか?」
「端的に言って見えないからよ、どちらかといえば私たちヒーローが変身すると一般市民にみえなくなる機能を悪用した連中って事ね?あとあいつらワープ使えるから」
「ワープ?」
「といっても、連発は出来ないみたいなの、最近は大人しかったのだけど」
ブリックシープが出現した第三教団の写真を見せてくれた、顔は中性的だ。
「……これ、性別どっちですかね?」
「オネェだ」
「うわ他のオネェから嫌われてそう」
そしてオネェ以外も、好意的な感情は持っていなそうだった。
「っていっても喋り方がオネェってだけで、女性だとは言わなかった、名前は【アルフ】」
「こいつ今までに何したんです?」
「美術品の窃盗が主だが、女性へのレイプも過去に8回ほど報告されている」
つまりクズだな、ってかオネェなのに女性へのレイプって頭混乱するわ
「俺達で、倒せるんすね?なのに今まで倒せなかったのって」
「ボコボコにしてもしても、また繰り返すアホなのにタフすぎて毎回ワープで逃げやがる」
「なるほど」
「ドライブ」
「なんすかー?」
「お前、その付近で調査してこい」
「出動命令っすね!?」
「【倒せなくてもいい】から調査して何も分からなくても定期連絡、いいな?あとレッドハートは近くでカバー」
「了解です」
「流石に新人だけにまかせるのもまずいな、行ける奴いるか?」
十二支の一人が手を挙げた
「俺が行く」
「ドラゴン先輩が!?」
「文句でも?」
「いえ、ずっと温厚派だと思ってたので驚いただけです」
「ならいい」
―――――――――――――――――――――――――――――
「こちらレッドハート、付近にそれらしき影はありません」
(引き続き調査してくれ)
「了解」
通信機から師匠の声が聞こえる、電波におかしな所はない。
おかしな所があるとすれば
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『面白そうだからですねぇ』
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「……こちら変なのにからまれてますが、無視でいいですか?」
『こんにちは』
通信カメラに手を振るな
(それは放置でいい、第三教団が出ると見学にくるんだその野次馬)
「了解です」
『あ』
何のあ?しかも、いないし
「今、いなくなったので気にしなくて良さそうです」
(……ドライブの通信が急に切れた!大至表示された場所まで行ってくれ!)
「了解」
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