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24話 ごめん
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「マジで悪かった」
「えっと?」
「今朝は傍にいてやれなくて、ごめん」
入江が謝ってくるが、自分も勝手にいなくなっている
「いえ、僕も勝手にカエルについていきましたから」
「怪我は?」
「ないです」
「取られたもんは?」
「ないです」
「訳わかんねぇ魔物もいたもんだなぁ」
「僕、集落に戻らない方がいいですか――――?」
「ちなみに今朝、オジジがいなかったのは家から枕もってこようとしてただけ」
「え」
「いや思ったより別の枕って寝心地わるくてさ?目ぇ話したらお前いなくなるし集落の連中みんなに叱られてなぁ、見つかったってメッセージしとこ」
機械を使いこなす奈良産まれの人、まだ違和感ある
「それであの……僕は」
「あの家に帰るぞ」
「カエルが出て来たのは、何故なんでしょう?」
「オジジの予想がただしければ魔物じゃなくて玩具かなんかだな」
「玩具?」
「恭平さん!!」
ラウが大慌てで森から出てきて恭平に抱き着いた
「えーと」
「無事で良かった、本当に良かった!!」
「すみません、心配かけたみたいで」
「集落に戻りましょう」
「いいんですか?僕には」
「カエル程度で追い出したりしません、だから貴方も気楽に考えて下さい」
―――――――――――――――――――――――――――――――
強引に腕をひっぱって、集落へ引き戻された
「お主が無事でなにより」
「菊里さんにもご心配おかけして申し訳ありませんでした」
「よい、元はといえば入江が悪い」
「あはは」
「笑いごとではありませんが???」
「お前ら……」
「ヒカリさん、本当にありがとうございます」
「『一人谷』に連れていきたくないって個人的に思っただけだ」
「一人谷って、どういう所なんですか?」
「現世でいうところの刑務所に近い」
「え」
「そこから自力だと出られない、本来は反省させるような場所なんだが」
「反省がいること何もしてませんよ彼」
「分かってる、だから悩んだけどお前らの集落に戻そうってなったんだよ」
「けれどハンターには魔物が出たら一人谷につれていく決まりがある筈」
「……いいさ、俺がちょっと叱られるだけで済む」
ヒカリが決まりを破ってまでして助けてくれた、事が分かって
「本当にすみませんでした!!」
「ん?」
「何時も僕のせいで、こんな事に」
「ああ『やっぱり』お前、そういう」
「え?」
「ともかく、お前は集落に『いろ』一人谷につれていくのもそれはそれで面倒だからな」
「ワカリマシタ」
「入江に任せたままも心配故、拙者がつこうか?」
「私がつきます」
「お主はお主で心配なのだが?」
また、自分のせいで喧嘩になる
「おいおい、恭平君の意見が一番大事だろ」
「確かにそうだな」
「誰についていて貰いたいとかあるか?」
「えーと、ヒカリさん?」
「俺ぇ!?」
「あ、無理にとは言わないです!!」
「お前集落の連中に何かされたの?」
「ち、違いますっ」
「じゃあ何で」
「魔物が出てきている襲われるのか分からないから、ヒカリさんなら平気なのかなって」
「大真面目な理由だし、確かに俺いつも戦ってはいるから分かる」
「無理です、か?」
「あー……俺はいいとはいえ集落から出しておくのも恐いなぁ」
「ならヒカリが集落にいれば解決だな!」
「えっと?」
「今朝は傍にいてやれなくて、ごめん」
入江が謝ってくるが、自分も勝手にいなくなっている
「いえ、僕も勝手にカエルについていきましたから」
「怪我は?」
「ないです」
「取られたもんは?」
「ないです」
「訳わかんねぇ魔物もいたもんだなぁ」
「僕、集落に戻らない方がいいですか――――?」
「ちなみに今朝、オジジがいなかったのは家から枕もってこようとしてただけ」
「え」
「いや思ったより別の枕って寝心地わるくてさ?目ぇ話したらお前いなくなるし集落の連中みんなに叱られてなぁ、見つかったってメッセージしとこ」
機械を使いこなす奈良産まれの人、まだ違和感ある
「それであの……僕は」
「あの家に帰るぞ」
「カエルが出て来たのは、何故なんでしょう?」
「オジジの予想がただしければ魔物じゃなくて玩具かなんかだな」
「玩具?」
「恭平さん!!」
ラウが大慌てで森から出てきて恭平に抱き着いた
「えーと」
「無事で良かった、本当に良かった!!」
「すみません、心配かけたみたいで」
「集落に戻りましょう」
「いいんですか?僕には」
「カエル程度で追い出したりしません、だから貴方も気楽に考えて下さい」
―――――――――――――――――――――――――――――――
強引に腕をひっぱって、集落へ引き戻された
「お主が無事でなにより」
「菊里さんにもご心配おかけして申し訳ありませんでした」
「よい、元はといえば入江が悪い」
「あはは」
「笑いごとではありませんが???」
「お前ら……」
「ヒカリさん、本当にありがとうございます」
「『一人谷』に連れていきたくないって個人的に思っただけだ」
「一人谷って、どういう所なんですか?」
「現世でいうところの刑務所に近い」
「え」
「そこから自力だと出られない、本来は反省させるような場所なんだが」
「反省がいること何もしてませんよ彼」
「分かってる、だから悩んだけどお前らの集落に戻そうってなったんだよ」
「けれどハンターには魔物が出たら一人谷につれていく決まりがある筈」
「……いいさ、俺がちょっと叱られるだけで済む」
ヒカリが決まりを破ってまでして助けてくれた、事が分かって
「本当にすみませんでした!!」
「ん?」
「何時も僕のせいで、こんな事に」
「ああ『やっぱり』お前、そういう」
「え?」
「ともかく、お前は集落に『いろ』一人谷につれていくのもそれはそれで面倒だからな」
「ワカリマシタ」
「入江に任せたままも心配故、拙者がつこうか?」
「私がつきます」
「お主はお主で心配なのだが?」
また、自分のせいで喧嘩になる
「おいおい、恭平君の意見が一番大事だろ」
「確かにそうだな」
「誰についていて貰いたいとかあるか?」
「えーと、ヒカリさん?」
「俺ぇ!?」
「あ、無理にとは言わないです!!」
「お前集落の連中に何かされたの?」
「ち、違いますっ」
「じゃあ何で」
「魔物が出てきている襲われるのか分からないから、ヒカリさんなら平気なのかなって」
「大真面目な理由だし、確かに俺いつも戦ってはいるから分かる」
「無理です、か?」
「あー……俺はいいとはいえ集落から出しておくのも恐いなぁ」
「ならヒカリが集落にいれば解決だな!」
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