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ゴウホ・ユリー編
201話 ゴウホ・ユリーEP2A
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楽しく最初の手芸を一緒にやって
特に大きなこともなくEP1は終了した
今までで一番と言えるほどに平和なシナリオである
次の日:帰り道にて
「リンちゃんって妹ちゃんいるみたいよ」
知ってますと言う訳にいかずに返事した
「ゴウホ様にもご兄弟はいらっしゃるんですか?」
「姉が3人いるし仲も良いわよ」
「私も妹よりゴウホ様のような弟が良かったです」
「あら?パレットちゃんあなたに気があるみたいだし狙ったらお姫様になれるわ」
おやぁ?
「パレット様……狙う?」
「聖女だっていえば王族なんて是が非でも欲しがるものよぉ」
「私が嫁に行く事って今まで考えたことが無くて」
「あらそうなの?」
本人は今の所ヒロインに興味がないのだろうか?
それともパレットの恋心に気付いて譲ろうとしているか
又は男性が好きというパターンも無くは無い
「ゴウホ様はお嫁にいかれるんですか?」
「うーん誤解させちゃって悪いのだけどアタシは男よ」
「そうでしたか」
「アタシもいずれ貰わなきゃいけないとはいえ正直困るわよねぇ」
「困るってどういう事です?」
「実はアタシの国『ギクザ』って本当に治安が酷くて」
「荒れた所なんですね」
「だから他所の国から嫁を取るなんて考えられないわ」
彼(?)の考えは分かった
今はヒロインを本気で嫁にする気が無く
パレットとヒロインがくっついたらいいのにとすら思っているようだ
「それは大変ですね」
「かといって国内で決めるのはもっと難しいし」
「えっ?」
別に国内ならば王子の妃に成りたい者は山といそうに思える
金も権力も身近であり見て来たのだから『引く手あまた』では?
しかし本人は難しいという
「……ユメカちゃんってまだキスも経験ないでしょ?」
「そうですけど」
「分かりにくいと思うけど『そういうの』で移る病気が蔓延してるの」
「病気の女性ではない人は国内にいないのですか?」
首を横に振るゴウホ
「ぱっと見て目に見える病気では無いから難しいわ」
「薬も無いんでしょうか」
「高額だけどあるには……でも一度かかっちゃうと鼻が無くなっちゃうの」
何故こんな所だけ現実的なのだろうと眉間に皺お寄せる
どう考えても日本でかつて流行った性病の『梅毒』である
学園物の乙女ゲームだからもう少し平和な世界が良かった
「……このみの問題かな」
「え?鼻が無い人でもそりゃ好きな人はいるでしょうけど」
「そうですね!?」
口が滑ってしまった。
「そうなってもいいぐらい好きな子が出来れば違うかもね」
「きっと出来ますよ」
特に大きなこともなくEP1は終了した
今までで一番と言えるほどに平和なシナリオである
次の日:帰り道にて
「リンちゃんって妹ちゃんいるみたいよ」
知ってますと言う訳にいかずに返事した
「ゴウホ様にもご兄弟はいらっしゃるんですか?」
「姉が3人いるし仲も良いわよ」
「私も妹よりゴウホ様のような弟が良かったです」
「あら?パレットちゃんあなたに気があるみたいだし狙ったらお姫様になれるわ」
おやぁ?
「パレット様……狙う?」
「聖女だっていえば王族なんて是が非でも欲しがるものよぉ」
「私が嫁に行く事って今まで考えたことが無くて」
「あらそうなの?」
本人は今の所ヒロインに興味がないのだろうか?
それともパレットの恋心に気付いて譲ろうとしているか
又は男性が好きというパターンも無くは無い
「ゴウホ様はお嫁にいかれるんですか?」
「うーん誤解させちゃって悪いのだけどアタシは男よ」
「そうでしたか」
「アタシもいずれ貰わなきゃいけないとはいえ正直困るわよねぇ」
「困るってどういう事です?」
「実はアタシの国『ギクザ』って本当に治安が酷くて」
「荒れた所なんですね」
「だから他所の国から嫁を取るなんて考えられないわ」
彼(?)の考えは分かった
今はヒロインを本気で嫁にする気が無く
パレットとヒロインがくっついたらいいのにとすら思っているようだ
「それは大変ですね」
「かといって国内で決めるのはもっと難しいし」
「えっ?」
別に国内ならば王子の妃に成りたい者は山といそうに思える
金も権力も身近であり見て来たのだから『引く手あまた』では?
しかし本人は難しいという
「……ユメカちゃんってまだキスも経験ないでしょ?」
「そうですけど」
「分かりにくいと思うけど『そういうの』で移る病気が蔓延してるの」
「病気の女性ではない人は国内にいないのですか?」
首を横に振るゴウホ
「ぱっと見て目に見える病気では無いから難しいわ」
「薬も無いんでしょうか」
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「……このみの問題かな」
「え?鼻が無い人でもそりゃ好きな人はいるでしょうけど」
「そうですね!?」
口が滑ってしまった。
「そうなってもいいぐらい好きな子が出来れば違うかもね」
「きっと出来ますよ」
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