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アラブ・ノセキユオー編
175話 アラブ・ノセキユオー 『COMMONEP』八国同盟祭C
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ラスボスは思った
「相変わらず広いなこの国は」
「……え?」
「昔来た事があってな(嘘ではない)」
「へぇ!!」
「あの時は忙しすぎて観光なんか出来なかったが」
「アーイダちゃんにものれてどう?」
思ったよりも乗り心地は悪くない
動物を嫌ってはいないが
料理人がペットを飼う訳にいかなかったからな
「それなりに良い」
「良かったなぁアーイダ!!」
「パオーン」
動物愛という意味で『愛だ』を適当にもじったんだろうか?
「アイダだと何か問題でもあったのか?」
「パレット?」
「あ、いや」
「ちなみにこの国だとアーイダって平均的な女性の名前なのよぉ」
「そうなのか!?」
※アラブで実際によくある名前で『帰ってくる』『利益』という意味がある
「今日は泊まるよね?」
「え、いや」
「まぁ城にたどり着くまで2時間かかるし」
「馬車を用意した方が早くないか!?」
「そんな急がなくてもいいじゃない、親睦を深めようよ」
「私なんかと会話も続かないだろ」
「俺ちゃんがずっと喋ってるからいいよぉ?」
それはそれでウザい
「お前本当にこんな無駄遣いして国民から嫌われてそうだな!?」
「そお?」
『アラブ様ー!!』
「やっほー」
『アラブ様がご帰還なされたぞー!!』
『アラブ様だ!!』
何だ何だ!?
男も女も子供までアラブに手をふっているし
アラブも当たり前だと手をふる
「税金の無駄遣いばかりしているお前が人気!?」
「うちの国はお金だけはあるからね」
「だとしても!!」
「民の平均年収が1億だし」
「は!?」
「象で移動するぐらい大したお金かからないって」
「どんな政治をしたら民の年収が1億になるんだ!?」
「魔力エネルギーが地下にあったから売って金にした」
「魔力エネルギーって魔馬車のか!?」
「そうそう、他にも光ランプとか色々ね」
確かガンタの国も魔力エネルギーで動いていた筈
「資源は強いな」
「王子として羨ましいの?」
「ああ」
「パレットちゃんって王子って気がしないけど」
「そうか?」
「王子を止めてうちで料理人しない?」
「……」
「給金いいよぉうち」
「王子よりか?」
「あっはっは!!そうだね王子より出すとなるとそれなりの額になりそうだ」
何て言うか漠然とした不安がある
木を森に隠すかのごとく喋る喋る
ボロが出てたとしてもスルーしかねない
「何か隠してないか?」
「んー?誕生日でも聞きたい?それともお金について?女ってのもあるね」
「怪しい所しかないな本当」
「よく女の子にも掴み所ないねぇって言われてさ?あっじゃあ女たちの話から」
ペラペラとよく喋るな
「……ん?」
「どうした?」
こいつ一度もユメカの話してなくないか?
「相変わらず広いなこの国は」
「……え?」
「昔来た事があってな(嘘ではない)」
「へぇ!!」
「あの時は忙しすぎて観光なんか出来なかったが」
「アーイダちゃんにものれてどう?」
思ったよりも乗り心地は悪くない
動物を嫌ってはいないが
料理人がペットを飼う訳にいかなかったからな
「それなりに良い」
「良かったなぁアーイダ!!」
「パオーン」
動物愛という意味で『愛だ』を適当にもじったんだろうか?
「アイダだと何か問題でもあったのか?」
「パレット?」
「あ、いや」
「ちなみにこの国だとアーイダって平均的な女性の名前なのよぉ」
「そうなのか!?」
※アラブで実際によくある名前で『帰ってくる』『利益』という意味がある
「今日は泊まるよね?」
「え、いや」
「まぁ城にたどり着くまで2時間かかるし」
「馬車を用意した方が早くないか!?」
「そんな急がなくてもいいじゃない、親睦を深めようよ」
「私なんかと会話も続かないだろ」
「俺ちゃんがずっと喋ってるからいいよぉ?」
それはそれでウザい
「お前本当にこんな無駄遣いして国民から嫌われてそうだな!?」
「そお?」
『アラブ様ー!!』
「やっほー」
『アラブ様がご帰還なされたぞー!!』
『アラブ様だ!!』
何だ何だ!?
男も女も子供までアラブに手をふっているし
アラブも当たり前だと手をふる
「税金の無駄遣いばかりしているお前が人気!?」
「うちの国はお金だけはあるからね」
「だとしても!!」
「民の平均年収が1億だし」
「は!?」
「象で移動するぐらい大したお金かからないって」
「どんな政治をしたら民の年収が1億になるんだ!?」
「魔力エネルギーが地下にあったから売って金にした」
「魔力エネルギーって魔馬車のか!?」
「そうそう、他にも光ランプとか色々ね」
確かガンタの国も魔力エネルギーで動いていた筈
「資源は強いな」
「王子として羨ましいの?」
「ああ」
「パレットちゃんって王子って気がしないけど」
「そうか?」
「王子を止めてうちで料理人しない?」
「……」
「給金いいよぉうち」
「王子よりか?」
「あっはっは!!そうだね王子より出すとなるとそれなりの額になりそうだ」
何て言うか漠然とした不安がある
木を森に隠すかのごとく喋る喋る
ボロが出てたとしてもスルーしかねない
「何か隠してないか?」
「んー?誕生日でも聞きたい?それともお金について?女ってのもあるね」
「怪しい所しかないな本当」
「よく女の子にも掴み所ないねぇって言われてさ?あっじゃあ女たちの話から」
ペラペラとよく喋るな
「……ん?」
「どうした?」
こいつ一度もユメカの話してなくないか?
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