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ガンタ・パイレーツ編
145話 ガンタ・パンレーツ『COMMONEP』体育祭A
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悪役令嬢は考えた
今回の自分は影でよいと
アトラという国は決して裕福な方で無い
「ガンタ様……ね、どうでもいいですわ」
玉の輿レベルとしては最底辺
ということは悪役令嬢もユメカにお似合いだと高笑いしていればいい
体育祭なんかサボっていればいいと思って校庭から外れた校舎の影に
そしたらイジメられっこを構う委員長のように現れるゴウホ
「クラス皆で楽しみましょ?」
「……あんなの庶民のすることですわ」
ゴウホ・ユリーとは何度も会話してきたが
正直どこまで話したのか忘れそうなので関わりたくない
流石に3週目ともなると彼が優しさ故自分をはぶきたくない事は分かる
「アタシがクルリーナちゃんと一緒にいたいのよ、ふふっ」
「仕方ないですわね」
「きっと皆つよいから勝ってるわ!」
負けるところが想像できないと思いつつ戻ったら
「あっクルリーナにゴウホ!」
「なんでうちのクラス最下位なのかしら?」
「それに人数が足りてませんわね?」
メインイベントだというのにヒロインがいない
パレットまで行方不明なのも不思議だが
何故カモックとリンもいない?
「それが……腹が痛いって4人ほど医務室なんだ」
「何か心当たりはありませんこと?」
「皆で大量発生した魚を食べていた事ぐらい?」
「でも確かあなたも食べてなかったかしら?」
ガンタだけが平気なのが不思議である
「それが、何ていうか俺も料理してみたいって事で作ってさ?」
「アタシも料理は多少するけど味見しなかったのかしら?」
「したけど俺等は基本の食事が魚だから魚の毒には耐性あって……」
巻き込まれたリンとカモックが少々不憫である
「ですがまだ逆転のチャンスはありますよ!!」
「先生ちゃん熱いね!俺ちゃんも頑張るっしょ!!」
「人が足りなくても点数は取れる筈だからな」
「俺の筋肉の見せどころだ!!」
まだ攻略されてない組が気合を入れている
私だって本当は楽しい体育祭として参加したい
ゲーマーとしてだるだるしく参加だけするのは嫌なのだ
「いいのよ無理はしなくて、クルリーナちゃんが出たい競技があったら遠慮なく言ってちょうだいね?」
「……泥臭いのは嫌いですわ」
参加してもロクな活躍しなかった前回の事など彼女は忘れている
「にしてもガンタちゃん寂しそうねぇ」
「あっ大縄跳び」
「参加なのね!?頑張りましょう!!」
今までのイベントを考えると誰か間違いなくこけるのだが
ヒロイン不在なのに何が起こるのだろうか?
この人数の大縄跳びで―――――――
300回飛んだ
『王族クラスでまさかの!!大繩飛びによる大逆転!!です』
「やったじゃない!!」
「……本気出し過ぎましたわ」
今回の自分は影でよいと
アトラという国は決して裕福な方で無い
「ガンタ様……ね、どうでもいいですわ」
玉の輿レベルとしては最底辺
ということは悪役令嬢もユメカにお似合いだと高笑いしていればいい
体育祭なんかサボっていればいいと思って校庭から外れた校舎の影に
そしたらイジメられっこを構う委員長のように現れるゴウホ
「クラス皆で楽しみましょ?」
「……あんなの庶民のすることですわ」
ゴウホ・ユリーとは何度も会話してきたが
正直どこまで話したのか忘れそうなので関わりたくない
流石に3週目ともなると彼が優しさ故自分をはぶきたくない事は分かる
「アタシがクルリーナちゃんと一緒にいたいのよ、ふふっ」
「仕方ないですわね」
「きっと皆つよいから勝ってるわ!」
負けるところが想像できないと思いつつ戻ったら
「あっクルリーナにゴウホ!」
「なんでうちのクラス最下位なのかしら?」
「それに人数が足りてませんわね?」
メインイベントだというのにヒロインがいない
パレットまで行方不明なのも不思議だが
何故カモックとリンもいない?
「それが……腹が痛いって4人ほど医務室なんだ」
「何か心当たりはありませんこと?」
「皆で大量発生した魚を食べていた事ぐらい?」
「でも確かあなたも食べてなかったかしら?」
ガンタだけが平気なのが不思議である
「それが、何ていうか俺も料理してみたいって事で作ってさ?」
「アタシも料理は多少するけど味見しなかったのかしら?」
「したけど俺等は基本の食事が魚だから魚の毒には耐性あって……」
巻き込まれたリンとカモックが少々不憫である
「ですがまだ逆転のチャンスはありますよ!!」
「先生ちゃん熱いね!俺ちゃんも頑張るっしょ!!」
「人が足りなくても点数は取れる筈だからな」
「俺の筋肉の見せどころだ!!」
まだ攻略されてない組が気合を入れている
私だって本当は楽しい体育祭として参加したい
ゲーマーとしてだるだるしく参加だけするのは嫌なのだ
「いいのよ無理はしなくて、クルリーナちゃんが出たい競技があったら遠慮なく言ってちょうだいね?」
「……泥臭いのは嫌いですわ」
参加してもロクな活躍しなかった前回の事など彼女は忘れている
「にしてもガンタちゃん寂しそうねぇ」
「あっ大縄跳び」
「参加なのね!?頑張りましょう!!」
今までのイベントを考えると誰か間違いなくこけるのだが
ヒロイン不在なのに何が起こるのだろうか?
この人数の大縄跳びで―――――――
300回飛んだ
『王族クラスでまさかの!!大繩飛びによる大逆転!!です』
「やったじゃない!!」
「……本気出し過ぎましたわ」
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